オリバー！

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2008年10月16日

カテゴリ：英語DEドラマ

【真澄先生からのメッセージ】

今回の作品『オリバー！』について

　『オリバー!』日本ではあまりなじみのない作品かもしれません。

それでも、アメリカ、イギリスなどでは学生達が必ずどこかの時代で演じるミュージカルの定番です。

名曲揃いのこのミュージカル、タイトルは知らなくてもどこかで聞いたことのある曲ばかりでしょう。

お話は大胆に伝えればみなさんご存知『アニー』のイギリス、少年版です。

原作は『クリスマスキャロル』と同じ作者、イギリスの文豪　ディケンズが書いた初期の作品です。

その作品を元にミュージカル化されています。音楽はどれもこの一見暗いお話とは裏腹にとても元気で明るい曲です。

ユーモア溢れています。どの曲にもエネルギーがみなぎっています。

貧乏人も、金持ちも、いい人もそして、悪人たちも。みんな必死にいきているのです。

フェイギンの歌う　スリの歌はテンポのいいとても楽しい歌です。スリという危険を冒しながらも楽しく生きているのです。

冒頭で歌われる　FOOD　子供たちが毎日おかゆだ～～！いやだ～～～！

でも　夢のなかだけだったらどんな食べ物だって食べられるぞ！っと自分たちが食べたい食べ物をつぎつぎ想像していく歌です。

その歌にはどんな境遇にあっても負けない子供たちが描かれています。エネルギーが満ち溢れています。

　そして、圧巻はフィナーレ３曲連打です。これを歌いきると本当に気分はウェストエンド、またはブロードウェイです。
　このお話はえ～～！また～～！あ～～！きゃ～～！ホラホラ！っとドキドキが一杯詰まっています。
　生きるための危険。みんなぎりぎりのところで生きています。それを時には笑い飛ばし、時には楽しんでみんな必死に生きています。
　このミュージカルが今も尚世界のどこかで愛されているのはこのストーリーと音楽にエネルギーがあるからでしょう。
　そしてこの話は当時のイギリスそのものを描いているのです。さあ、名曲の数々とともにオリバー！の世界を一緒に生きてみましょう！

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