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2005年01月15日
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 今回のUWはそう思わされた一件だった。

 負けたことに、ではない。

 正直負ける可能性のほうが高いだろうなと思っていたし、

事実今回の攻撃側ユニオンはその底力を見せ付けた。

 これはラグ等なかったとしても変わらなかったであろう。

 そうではなく自分の予測の甘さというべきなのかもしれない。






 攻撃力も防御力も指導力も乏しい私がUWにおいて出来ることは何なのか。



 味方してくださる方々に可能な限り楽しめる土台を作ること。




 では楽しめる土台とは何なのか。

 私は参加してくださった方々それぞれに意味があることを理解してもらうことだと考える。




 その為にはどうすればよいのか。

 これが非常に難しい。




 「私はレベルが低いから」「私は攻撃力ないから」

 そうした思いを抱く人は多いはずである。

 その対応のひとつとして私は『自らの役割がわかりやすいPT編成』ではないかと考えた。

 現行のUWでは開戦当日多くの一時入団者を募集する。

 これは当日時間が出来た人に対して有効な手段であり、今後も多様される方法である。

 しかしながら無作為な募集となる為、PT編成についてコントロールがかなり困難である。



 事前にPT編成の内容を模索し可能な限りその通りにする為に事前に参加者を探すしかない。





 そんなわけで私は今回のUWに対して以下のことを目標に事前準備を行った。

 ・UW臨時ギルドの設立
 ・支援型聖騎士5人の参加の確約を得る
 ・上記を含む最低25人の参加の確約を得る


 これらを行うにあたって私はかなり自分のエゴを貫いた。

 まずは「破邪の聖印」のメンバーに対して参加出来るかどうかはっきりすることが出来ないメンバーについては計算から除外した。

 そしてある程度参加するだろうと予測しえた前回参加者を中心に個別に声をかけて回り可能な限りはっきりとした確約を得てきた。

 参加出来る枠に限度がある。

 この時点でもう少し自由になる枠が欲しくなっていたが私はあくまでユニオンにおける1ギルドまでしかコントロール出来ない。

 いや、この時点で既に自分勝手であるわけだが(苦笑




 結果。

 上記の目標は達成した。

 また当日の募集もうまくいき、開始40分前には参加が確定している4人を待つのみの状態であった。

 過去にない私が理想とする準備が完成。

 そう、それは私の唯一とも言える野望が達成することも意味していた。

 「フルPTを組んでUWの開戦に立ち会う」

 過去幾度か参戦してみたが破邪の旗を背負ってフルPTで開戦に立ち会ったことが一度もなかった。

 私がこうした募集や編成を自分勝手に行う代償はたった一つ。

 自分を優先しないこと。

 私がフルPTを組めているのに一人で参戦するものがいるという状況などもってのほかである。

 それを回避し続けた結果、私は上記の野望を抱くようになった。

 それが叶う。

 しかし……。




 事態は私の予測を超えていた。

 ユニオンの中の1ギルドのマスターが来ていない。

 事情は知らない。今も聞いていない。

 が、そのこと自体誰を攻めることも出来ず、誰もが攻める権利を要しない。

 少なくとも「クロノス」という遊びの世界においては、他に優先すべき事態というものは数多く存在するのだから。

 結局私は個人的に所持しているギルドを出すことになった為、後をサブマスターに任せ破邪から離れた。

 「野望はまた叶わず」

 仕方がないという言葉は好きではないが、やはり仕方がないと思うしかない。

 他のギルドのことまで私が感知する必要はないのかもしれない。

 ただ私がUWをするに際しての大前提「自分を優先しない」ことを守れないなら

 私はUWに参加する資格も事前準備をする資格もありはしない。





 ただ、ひとつだけ寂しい言葉があった。

 後ろ髪を引かれる思いを抱きつつ、破邪を抜けること、後はよろしくお願いしますといった後。

 誰が言ったかは覚えていない。思い出せない。

 「抜ける前に○○さんが探していました。その人を入れてから抜けてください」と……。

 私が抜ける事情はサブマスター以外にはあえて言わなかった。

 開戦前に士気を落とすようなことを言う必要がないと判断したからだ。

 ただこの一言はつらかった。

 感謝してほしいなどとは決して思わない。

 それは自分で勝手にやっていることなのだから。

 被虐的になっていた私にはこの言葉はきつかった。

 私は土台を作る道具でしかなかったのかなっと……。




 傷心した状態で一から参加者を募集する。

 救いだったのはこの時参加してくださった支援型聖騎士達が率先してPTを組み始めてくれたことだった。

 もっともそれがあったからこそ、尚更目的を持ったPT編成の土台を用意出来なかったことが申し訳なくもあったのだが……。












 何はともあれ今回のUWは終わった。

 ああ、もうひとつ個人的にうれしいことがあった。

 それはぐまさんこと、まっすぐまさんを破邪の旗を背負って頂く事が出来たことだ。

 ご存知の方もいらっしゃるだろうが、破邪の聖印のHPでちょっとした討論が行われた。

 匿名希望の書き込みではあったが、要所要所に気持ちがわからないでもないと思わせる内容が

書き込みされていたので私は出来る限り、誠意を持って対応し、終了したわけだが、

ぐまさんは以前お会いしたとき、そうした書き込みが発生したことに謝罪された。

 だが少なくとも私の知人達は謝罪の必要性を認めないだろうし、私自身謝罪されたことに戸惑った。

 そんな彼に一度でいいから破邪の旗を背負って欲しいと思っていた。

 このもう一つの野望が達成したこと。

 この時別ギルドの旗を背負っていた私をわざわざ呼び寄せ、

 同じ旗を背負っているところを見させてくれたサブマスターに感謝をしつつ……。




ぐまさん、ギルマス旗の図





 そしてこれを糧に、いつかまた挑戦してみよう。

 道具なら道具でもいい。代わりに私は自分の野望を追い求める。



 もっとも、やる気になるのがいつになることやら(苦笑)。





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最終更新日  2005年01月16日 17時20分51秒


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