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朽棄

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2007年01月04日
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 しばらく無色で通していたブードゥー防具。

 十分堪能したのでそろそろ色をつけてみようと思い立ち、

珍しく知人達を連れ添ってカイラの元へ。

 「出来ればア・バオア・クーがいいな。」

 一次色の中では一番気に入っている色を希望する。

 まあ希望の色になる可能性はまずないのだろう。

 「き、今日はグリフォンな気分なのよ。」



 「だ、だからグリフォンが仕様なのよっ!」

 なんだか目が泳いでいる。

 気の所為か私の後ろを見てから泳ぎ始めたような。

 しかし私の後ろにいるのは知人が3人。

 はて?

 「つまらない戯言はいいから合成してくれ。ほら材料。」

 ブードゥーの鎧、篭手、具足とスタイリッシュに必要な素材を渡し目をつぶる。

 「あら、お祈り?」

 「祈る対象もいないのに何故祈る。装備してからのお楽しみという奴だ。」

 「無駄な期待なのに……。」

 「何か言ったか?」



 まあ確かに期待出来るものではないのだろう。

 それでも期待してしまうのは悲しい性か。

 「はい、出来たわよ。」

 目を瞑ったまま防具を受け取り手探りで装備していく。

 何故だ。



 あの笑いたくても笑いを堪えなくてはならない状況に思……。

 「( ´∀`)ギャ―― ッハハ八ノ \ノ \」

 訂正。我慢の欠片もなかった。

 恐る恐る目を開ける。





 …。

 ……。

 ………。






全部グリフォンじゃねぇかヽ(`Д´)ノ」

 そしてようやく合点がいく。

 今日のカイラの態度が不振だったのは知人達の所為だったのだと。

 しかし一体何があれば「あの」カイラに言うことを聞かせられるのだろうか。

 それはともかく。

 一番避けたかったグリフォンに全てが成ってしまうとは。

 まあそれでも統一した色であるからまだ救いなのかもしれない。

 そう自分を慰めておこう。
























 ですが。



 グリフォンになったのはきっとこの人たちの所為だと信じてます(´、丶)





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最終更新日  2007年01月04日 19時41分56秒


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