■パパラチアについて パパラチアは、ルビーやサファイアと同じコランダムの一種で、とくにオレンジとピンクの中間の微妙な色合いをしているものだけに与えられた特別な名称です。ピンクが強すぎても、オレンジが強すぎてもパパラチアとは呼ばれません。「King of Sapphire(サファイアの王)」と称され、産出量が極めて少ないために幻の宝石として扱われてきました。しかも、日本の市場において、日本の色石鑑別の第一人者であった全国宝石学協会の鑑別があるパパラチアしかその価値を認めないような風潮があり、その価値はさらに高められていました。しかし、近年のマダガスカル宝石ラッシュの時に、最高級品質級のマダガスカル産パパラチアが多量に出回り、その希少性が薄らぎつつあります。
「King of Sapphire(サファイアの王)」と呼ばれるパパラチアは、唯一の原産地スリランカで、「インド洋の朝焼け」と称され、産出量が極めて少ないために幻の宝石となっています。ピンクがかったオレンジ色の光は、荘厳さと慈悲深さを感じさせるとともに、独特の優しいあたたかさから忘れられなくなる貴石と称されています。 パパラチアは、ルビーやブルー・サファイアと同じコランダムという種類の鉱物の一種。オレンジ色からピンク色の中間帯(オーロラ・レッド)にあって、微妙な色の範囲にあるもののみを特別にパパラチアと呼んでいます。