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February 2, 2004
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テーマ: 小説日記(233)
カテゴリ: その他
【神の陰謀】 

 「ちょっ・・・・・!」

 イキナリ腕を掴まれた。
―誰?かなりの力で締め付けられる。
 痛い・・・・・・・、放して!!!
 僕が何したって言うの?助けて、神様・・・・・・!!!


 「どうしたんだよ、その腕」
 「うん。ちょっとね・・・・・・」
 友達に聞かれるや否や、僕はそれに深く説明せずに、その場を去った。


 昨日、家に帰る途中。何者かが、僕の腕を強く掴んだ。
振り返っても、誰もいなくて僕は恐怖に震えた。
逃げようと思っても、その力に叶うわけもなく・・・・・・・。
―僕は目の前が真っ暗になった。
 気がつと、僕は病院にいた。目を開けると、そこには看護婦さんと
お母さんが立っていた。とても心配そうな顔をして。
 そういえば、僕は誰かに腕を掴まれて・・・・・・。
はっとして腕を見てみると、そこには直径4cm程の痣が出来ていた。
見ているだけで痛々しく。そして、あの時の記憶が甦る・・・・・・・。
 僕は怖くなった。誰かに見られている―

 「琢磨、大丈夫なの?」
 「うん」
 お母さんが心配そうに僕の顔を見た。
お母さんの顔を見ると、ほっとする。何かこう・・・・・・・向日葵のように
暖かい笑顔で、僕を癒してくれる。しかしそう思うと、急に頭が痛くなってきた。

 そのとき―
 「母さん!!危ない!!」
ガッシャーン・・・・・・・

 上から、急に蛍光灯が落下してきた。
それが・・・・・・僕のお母さんの上に落ちた。
目の前にいるのは、唖然とした看護婦さんと、血塗れの僕のお母さん―
 「・・・・・・・お母さん・・・・・・?どうしたの?」
 もちろん、返事はない。
 「ねぇ・・・・・・返事してよ」
 お願い、もう一度あの笑顔で僕を安心させて―
僕は泣いた。涙が枯れる程泣いた。
何で、僕のお母さんが?何で・・・・・・・?
どうせなら、僕の上に落ちてくれればよかったのに。
・・・・・・・何で?
 次の日、お父さんも交通事故で死んでしまった。
何も悪いことはしていない。ただあの日の出来事がきっかけで
僕の家族に次々と被害が起きる。
お母さんのお腹の中には、もうすぐ生まれる僕の妹がいた―
なのに・・・・・・・お母さんと一緒に、生まれることなく死んでしまった。
 いったい誰の仕業?
 僕がソイツを殺してやる・・・・・・・!!
 ねぇ、僕のお父さん、僕のお母さん、僕の妹・・・・・・・返してよ・・・・・・・
いくら願っても、もうみんな帰ってこない。僕がいくら泣いたって、喚いたって。
 ―みんな二度と帰ってこないんだ。






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Last updated  February 2, 2004 08:30:58 PM
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