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楽天に上記「愛犬問題 愛犬の身になって考えてみよう」というブログがあり、割とアクセスがあるようです。有用な情報も結構見受けられますが、フィラリア予防と治療に関しては大きな欺瞞を行っており、フィラリア予防をしなくても安全な治療薬があると誤った情報を故意に発信し続けています。例えば、「フィラリア予防はしない!治療薬がある!」というページでは、フィラリア治療薬の安全性の根拠として以下の2点を挙げています。・「テッツ犬猫病院(仙台市若林区古城)では1999年11月の時点で100頭以上の犬に使用し、死亡した犬はいないとのHPの報告がある。」・「2004年3月2日の農林水産省の動物用医薬品等部会でイミトサイドの安全性と有効性が再確認されている。20施設で、1,087頭の感染犬を治療して、肝臓への副作用はないと報告されている」この2根拠ともに欺瞞です。まず1点目の「テッツ犬猫病院」の例ですが、HP上の正確な記述は「テッツでは2000年11月の時点で100頭以上の犬にこの薬を使用しましたが死亡率は今のところ0です。 しかし、これは全てのフィラリアの犬に対してということではなく、イミトサイドの治療に耐えられそうな犬だけに対して治療を施しているがための成績です。 イミトサイドですべてのフィラリア寄生犬が治癒するわけではありません。安静にできない犬やVCSを起こしている犬には難しいと思います。・・・フィラリアの治療は危険を伴います。イミトサイドは昔の砒素剤に比較すればかなり安全性は上がったというものの薬そのものの毒性が下がったということに過ぎず、死亡したフィラリア虫体で起きる肺動脈塞栓の危険は昔と同じです。また、イミトサイドの能書通りの使用法ではやはり危険を伴います。フィラリアは予防が基本です。全ての犬が治るわけではありません。」とあります。自分に都合のいい一部の記述だけ取り出して掲載し、テッツ犬猫病院の主張と全く逆の自分独自の主張にすりかえています。テッツ犬猫病院でもハッキリと「イミトサイドが安全な薬であるからフィラリアの予防はいらないと勘違いしている素人の方のホームページがあります。あたかもテッツも賛同しているようにうちの病院の名前まで載っていますが全くもって関係ありません。 」と宣言しています。更に、この点を指摘したところ、私のコメントを削除し、IP規制を掛け再コメント出来なくした上でいつの間にかこっそりHPからテッツ犬猫病院の記述を削除しています。(「テッツ犬猫病院の記述を削除する前のページ」)更に、私を以前同様のやり取りがあったらしい獣医師と思い込み、ブログ荒しの悪徳獣医師などとトンでもないことをブログに書き散らしています。2点目の「動物用医薬品等部会」(PDFでかなり大きいです)での確認ですが、まず、イミトサイドの箇所の抜粋は以下の通りです。「それから、三つ目のイミトサイドでございますが、犬の心臓、肺に寄生します犬の糸状虫の駆除剤でございます。有効性につきましては、実は承認時のは剖検による有効性の確認でございますが、臨床に実際に応用しますと剖検をするわけにいきませんので、犬の糸状虫の成虫の抗体検査をもって判定しております。その関係で、症状が改善しますと来診しないということ、あるいは獣医師が抗体検査をしないということがあったりしまして、判定不能というのが出ておりますが、検査をしたものにつきましては有効性が高いということで、承認時とほぼ同等の有効性が認められております。また、文献的に問題となる報告はございませんでした。安全性についてでございますが、 20施設の1,087頭の結果でございます。副作用としては、糸状虫を駆虫するということで、ある程度リスクのある薬でございます。そういった点で若干副作用の例は出ております。そういった中で、使用上の注意にない副作用が幾つか出ておりますので、現行、使用上の注意で示されている副作用に読み込めない下痢、流涎等については使用上の注意に記載をするということでの書類の整備をすることになっております。文献的には問題となるような研究報告はなかったということで、使用上の注意の記載等、使用上の注意の整備を条件として、有効性、安全性に関する評価に基づきまして有用性があるということで部会の方に報告をさせていただいております。以上でございます。」上記審議の内容を要約すると、・承認時の剖検での有効性を今回臨床で再確認し、承認時とほぼ同等の有効性が認められた・一部判定不能があったが検査をしたものについては有効性が高い・安全性については、若干の副作用が出ており、使用上の注意にない副作用も幾つか出た・使用上の注意の整備を条件として、有効性、安全性に関する評価に基づいて有用性があるということで報告するということで、結局、承認時と同等の有効性・安全性の確認であって、これを持ってイミトサイドが『安全で有効』ということを確認しているわけではなく、新たな副作用も若干出てい、肝臓への副作用については今回は言及がありません。20施設の1,087頭というのは、 「メラルソミン二塩酸塩の副作用情報」の『2. 新医薬品の使用成績に関する調査報告: 6年間の調査において、重度の肺動脈塞栓等の併発症による死亡が、犬1,087頭中15頭認められた。これらの症例はいずれも病勢が進行しており、一部本剤適用外の症例も含まれる。2) 』のことと思われますが、この資料『家畜衛生週報・動物用医薬品副作用情報,2424(1996)、動物医薬品協同組合未発表資料(2000)』では肝機能については言及していません。肝機能については、『[安全性] 常用量 (3頭) あるいは2倍量 (4頭) を3日間連続 (3時間間隔で1日2回) 注射した。常用量群の約半数に1回目注射後30分~2時間、2回目注射後30分~3時間に元気・食欲減退が、1頭に2,3日目の各注射後に伸吟が観察された。2倍量群の全頭に、1回目注射後30分~3時間、2回目注射後30分~5時間に元気・食欲減退が観察された。局所反応として、両群とも約半数に各注射後数時間、軽度の疼痛が、各1頭に一過性の歩様異常が観察された。腫脹、硬結は認められなかった。血液検査では、両群のほぼ全頭に注射終了後1日にGOT、CPKの上昇が認められた。3) 』の箇所の『両群のほぼ全頭に注射終了後1日にGOT、CPKの上昇が認められた』の部分を指しているのであれば、この資料は『動物医薬品協同組合未発表資料 (1990)』なので、対象頭数・期間とも別物で、『1,087頭の感染犬を治療して、肝臓への副作用はないと報告されている』という資料は少なくともこのメラルソミン二塩酸塩副作用情報には記載されていません。また、『[臨床試験] 動物管理センター収容犬 (剖検例、75頭)』の『GOT、GPT及びBUNの高値がみられた3頭 』のことだとしてもこれも別資料で対象頭数も全然違います。今まで見てきた資料のどこにも「肝臓への副作用はないと報告されている」に該当する資料が見当たりません。何より、このメラルソミン二塩酸塩の副作用情報で肝機能に影響が出ることがハッキリ記載されています。イミトサイドの製品分類がヒ素化合物製剤ということを考えると当然かもしれません。 ←H18.12.01フォント変更安全性に関しては上記審議会で審議官が「副作用としては、糸状虫を駆虫するということで、ある程度リスクのある薬でございます。 」といってもいます。部外者がどうしてこの資料を見て安全だと断言できるのでしょうか。以上見て来たように、イミトサイドが安全とする2つの根拠はいずれも、自分の主張に都合のいい部分だけ取り出し、或いは切り貼りして作った悪質な捏造です。更に悪質なのは、こういう事実(イミトサイドが安全な治療薬などではないということ)を何度も獣医師等から指摘を受けているにもかかわらず其のつど無視し、コメントを削除しIP制限などで書き込み出来なくし、事実を偽り続けていることです。自分のページを見た愛犬家の犬に対するフィラリア感染のリスクを意図的に増大させ続ける というこの行為は、このブログがgoogle検索で上位に表示され閲覧者が多いことや、迷っていたけれどここを見てフィラリア予防薬を止めますなどと言うコメントも見受けられることを考えると反社会的な犯罪行為に等しいのではないでしょうか。個別の犬のことばかりでなく、フィラリアを撲滅させようという動きに逆行し、フィラリア感染を増大させようとする 見過ごすことの出来ない行為でもあると思います。 (※H18.11.27 リンクを新しいWindowで開くように変更しました。)
2006/11/06
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マダニの忌避で思い出しましたけれど、最近、バイエルからノミ・マダニを寄せ付けないぞ!最新予防法で『例えば、今回資料をご提供いただいたバイエルメディカル株式会社からは、愛犬の周りに「ノミやマダニ立ち入り禁止」ゾーンを作って、完全にKEEP OUTすることをコンセプトとした新タイプの予防薬も登場しています。』と紹介されていました製品の様です。現在バイエルから発売されているマダニ・ブロックシステムです。これで、犬の体に無害な成分を使用していてくれれば望ましいのですけれど、このフォートレオンに使用されているぺルメトリンはご存知の方も多いと思います。例えば、アリの忌避剤エクスミン乳剤-水性など幅広く使用されているようです。日本防疫殺虫剤協会の議事録(PDFです)にあります。『・・・当初は犬に寄生するノミの駆除、それからマダニの駆除/忌避、さらに蚊の成虫の駆除/吸血防止といった効能・効果を目的として開発されたものでございますが、一般の動物病院に来院する犬にマダニに対する忌避効果、または蚊の吸血防止といったものを試験するというのは事実上不可能で、確認できなかったことから、ノミの駆除とマダニの駆除を効能・効果とするという形になりました。』ということですので、認可は『犬:ノミおよびマダニの駆除』で下りていても、ダニ忌避の効果も有する、ということの様です。ひょっとしたら、当初の目的通り、蚊の成虫の駆除/吸血防止も可能なのかも知れません。実際、登録農薬)、残留性が高いので、例えば、大阪府の食品関連情報(無許可添加物・回収等) (9/20))しています。特性的には、上記薬事・食品衛生審議会 動物用医薬品等部会Kis-NETの『毒性症状の記述 』にも『静脈内注射では毒性を示すが、経口投与では中程度の毒性を示す。皮ふを刺激する。変異原性あり。』とあります。因みに、『染色体異常試験』ではマウス(生体内)で陽性となっています。これがフォートレオンの注意書きに『猫には絶対使用しないで下さい』とあった理由の一つではないかと思います。(知らない人はいないと思いますけれど、猫は当然繕いをして全身を嘗めるからです。互いに嘗めあったりもします。)こういう皮膚刺激性のあるものをスポット・オンに使用するのもどうかと思いますけれど、他に適当な薬剤が見つからなかったのでしょうか。安全性に関しては、審議会の報告ではこの後、幼犬、妊娠犬及び授乳期の母・子犬への影響も確認して、問題なしとしています。もう一つの成分イミダクロプリドに付いては、既にこれを使用した製品が存在しますので割愛します。一点だけ、フロントラインで使用されているフィプロニルがフランスで禁止、というニュースは多くの方がご存知と思います。ディートなどもありますけれど、Wikiにも『動物実験で連続的大量摂取により神経毒性が見られたとの報告もあるが』とあり、確か厚生労働省からも高濃度は警告(禁止?)が出ていたと思います。デュオラインや、大塚の
2007/02/03
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フィラリアの治療薬の1つにイミトサイドという薬があり、一部サイトで副作用の少ない治療薬と誤った情報が記載されています。実際は、この薬は副作用も多く、投与に対する制限事項もあり、中々難しい薬ではないかと思います。確かに、以前はフィラリア成虫の駆除に砒素剤を使用していて、犬自体にも大きなリスクがあったことを考えるとかなり危険性は下がったと思いますが、 イミトサイドも薬効分類はヒ素化合物製剤 です。まず、イミトサイドの「商品説明」ですが制限事項に(1)本剤の投与前には健康状態について検査し、異常を認めた場合は投与しないこと。とあり、肝機能・腎機能などが低下した犬には使用できません。フィラリアが進行して機能不全に陥っている場合は他の方法を取る必要があります。また、(3)本剤の投与前には必ず、運動不耐症、持続性発咳、呼吸困難、喀血、失神、貧血、たん白尿、腹水、頚静脈拍動、異常X線所見(右心室・肺動脈拡張、肺陰影増加等)等を指標として病勢を判断すること。(4)犬糸状虫症の病勢の進行した犬や大静脈症候群を呈する犬では、重度の肺動脈栓塞を伴って死亡することがあるので投与しないこと。とあり、副作用については(1)本剤の投与により、元気・食欲減退、発熱、発咳、注射局所の疼痛・腫脹、歩様異常を起こすことがある。(2)本剤の投与により、ときに呼吸促迫、呼吸困難、下痢、嘔吐、振せん、失神、流涎を起こすことがある。ということですが、「死亡事例」が記載されています。この死亡事故の「詳細」ですが、メーカーの意見として「本剤は肝・腎に高濃度に分布し、糞・尿中に排泄される。肝あるいは腎機能障害がある場合は、常用量投与においても、 ヒ素中毒を起こす可能性は否定できない。 」と記載されています。ですから、フィラリアに掛かった犬全てに投薬できるわけではなく、比較的状態の良い場合に使用可能のようです。「副作用情報」については、[安全性]の中に、「血液検査では、両群のほぼ全頭に注射終了後1日に GOT、CPKの上昇が認められた。 」という記載があり、[臨床試験](動物管理センター収容犬 (剖検例、75頭))では「注射前に元気・食欲減退、被毛粗剛、栄養不良、粘膜蒼白、咳、呼吸困難、異常呼吸音、心内雑音、不整脈、 GOT、GPT及びBUNの高値 がみられた3頭 (2頭:2.2mg/kgを3あるいは6時間間隔で2回注射、1頭:2.4mg/kgを3時間間隔で2回注射) が12~16日に死亡し、剖検で肺出血がみられ、死因は肺動脈塞栓と考えられた。」とありますので、やはり肝機能などが低下していると投薬は難しいような感じですね。動物管理センター収容犬 (剖検例、75頭)の場合、一過性ではあっても「全身反応として、元気・食欲減退が30頭 (40.0%)、発熱が18頭 (24.0%)、呼吸促迫が3頭 (4.0%)、発咳が8頭 (10.4%)に観察された」とあり、かなりの割合で副作用が出ています。実際に100頭以上への使用実績を持つ「テッツ犬猫病院のHP」にも、「 能書通りに使った場合、重度の副作用が出ることがほとんどです。 私は何度かオーナ様にこれで怒られました」とあるので、副作用が出易いことは確かなようです。(テッツ犬猫病院では、「血液中のミクロフィラリアに対する処置」の中で「最近同じ薬を10分の1くらいの低濃度から徐々にあげていくとかなり安全にミクロフィラリアを殺滅できることがわかり、死亡することはほとんどなくなりました」と記載がありますので、この問題は回避されているようです。)(※私は獣医師ではないので、文章中で断言している部分も全て私の推測に過ぎず、多分に事実に反する部分がある可能性があります。例えば、「肝機能・腎機能などが低下した犬には使用できません」と書きましたが、実際は何らかの併用薬などで使用可能かもしれません。疑問点、詳細などに付きましては掛かり付けの獣医さん等、専門家にお尋ね下さい。また間違いの指摘等ありましたらお願いします。誤った情報を発信することは私の本意ではありません)(※H18.11.27 リンクを新しいWindowで開くように変更しました。)
2006/11/06
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犬の耳に黒いネットリとした耳垢が溜まる、ご存知の耳のやっかいトラブル ~マラセチア~のことです。好発犬種は、レトリバー系やシーズー、コッカー等の耳の垂れた犬種や脂漏性の犬種に多いようです。加入割合にまだまだ偏りがあると思いますので、あんまり信頼性はないかもしれませんけれど、アニコムのワンちゃんは外耳炎に要注意を見ますと、大体そのような傾向になっています。登録件数では圧倒的に多いミニチュア・ダックス等は入っていません。ダックスも垂れ耳ですけれど、これは、ミニチュア・ダックスに外耳炎以外の疾患が多すぎるためかも知れません。勿論、外耳炎の原因はマラセチアだけではありません(獣医学臨床フォーラム2---外耳炎)。マラセチアは、人間でよくある水虫と同様の真菌(カビ菌)ですので、抗生物質等は効果がありません。抗真菌薬を使用します。逆に、外耳炎の原因が細菌等によるものであれば抗生剤等での治療になります。最近は、犬の外耳炎及び正常外耳道からのブドウ球菌の分離と性状、特にStaphylococcus schleiferi subsp. coagulansにありますように、抗生物質耐性菌も多くなって来たようです。ミミヒゼンダニ等の場合でも、それぞれ治療方法は異なりますので、自分で人間用の薬を使って何とかしよう、等とは考えないで、まず動物病院で原因を確定させるべきだと思います。(人間用の薬を犬に使用する人は、耳に限らず結構多いようです。アルコールで幾ら消毒してもよくならない、という人もいました。)ゴールデンの外耳炎は8割方マラセチア、ともいわれている様です。(経験則からも、ゴールデンは非常に耳垢が黒くなることが多いです)それで、最近は、楽天等でも抗真菌薬等の動物用医薬品が買える様になりましたので、そういう対処をされる人も多い様です。レビューにも、「我が家の常備薬です」とか、「度々使用しています」等の評価が見られますけれど、こういった使い方もあまりお勧め出来ません。一つには、マラセチアが異常繁殖する根本原因の解決にはならないからです。2点目は、抗生物質に対する耐性菌と同様、最近は、抗真菌薬に抵抗性のある真菌(マラセチア)が見られるようになって来たからです。(犬外耳炎の臨床微生物学的精査およびΒ-thujaplicinによるマラセチア感染性外耳炎の治療に関する研究(PDFです))基本的には、内耳までも清潔にしておくことが大事だと思いますけれど、綿棒や脱脂綿ではちょっと無理ではないかな、と思います。gooの意外と知られていない犬の耳の正しい洗い方の、洗浄という方法が一番効果的だと思います。私も以前は綿棒等で頻繁に耳掃除をしていましたけれど、全然効果が上がりませんでした。マラセチアの治療を契機に、現在はビルバックのエピオティックに切り替えました。耳に液体を注入すると嫌がる個体が非常に多く、「家のには無理だ」、という人も多いですけれど、シャンプーの時、頭部を塗らすついでに注入すると、全然嫌がりません(もう全身濡れて観念している)。月1回のシャンプーの時だけで済んでいましたけれど、最近は何ヶ月も使用していません。(何故か耳が汚れなくなった)抗真菌薬に対する耐性菌(株)は、既に私の身近にも発生しているようです。知り合いのゴールデンがマラセチアで動物病院へ行き、抗真菌薬を貰ってきましたので、暫くして聞いてみますと、全然効果がないので通院するのを止めた、とのことです。症状からは、どう見てもマラセチアに見えましたので、説得して現在はまた通院を再開しています。ところで、マラセチアは、ひところは耳だけ、と思われていたようですけれど、最近はマラセチア皮膚炎もだいぶ認知されるようになってきたようです。それでも、高齢の獣医さん等は、マラセチア、というと耳、という連想が働くのか、足の裏等は中々マラセチアに思い至らない場合があるようです。知り合いの柴で、足先の色が変わって(黒ずんで?)中々直らない、という人がいました。この人の掛かりつけの獣医さんは代々小動物専門ですので、直ぐに直ると思っていましたけれど、患者さんと話をしない、という問題もあり、経験的にはちょっと頼りないですけれど知識と学習意欲の高い若い獣医さんを紹介しました。2硫化セレンでこまめに洗浄して、最近はかなり足先の黒ずみも消えて来た、と話していました。一般に、獣医さんは、大学で臨床が出来ないこともあり、ある程度経験のある方が信頼できると思いますけれど、それでも、最近の急速な(獣)医療の変革もありますので、セカンド・オピニオンは獣医療でも重要性を増していくと思います。ちょっとよく分かりませんけれど、gooの犬と猫のかかりやすい皮膚病 ~症状&予防と対策~には、マラセチアの予防と対策として『◆抗生物質を投与する動物病院で2~3週間、抗生物質を投与すると症状はよくなります。◆殺菌性シャンプーを使う体質的に再発の恐れがあるので、週2回ほど、殺菌性シャンプーで洗います。』とあり、これは私の知識と異なっています。マラセチアは真菌(カビ)なので抗生物質は効かない、と私は思っているからです。単純に考えますと、ひとつ上の細菌感染症の予防と対策が全く同じ内容ですので、単にコピー&ペーストの誤りとも思えますけれど、深読みしますと、ひょっとして根本的な体質改善、という意図でもあるのか、よく分かりません。
2007/04/16
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