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2007.10.02
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カテゴリ: 子ども
昨日の続きです。

先月、東京女子医科大学病院の小児科医である小西行郎先生の講演を聴く機会がありました。テーマは「脳科学と早期教育について」。
小西先生は、 日本赤ちゃん学会 の理事長でもある方です。

この先生は、もちろん偉い方なのですが、
かなりぶっちゃけてくれるので、面白いし、すごく好きです。

今、脳科学が流行りに流行っています。
脳トレに始まり、子どもの脳の発育にいい食事、
脳のセロトニンに効く眠りなどなど


私も糸井重里さん&池谷裕二さんの 『海馬』 などは
とても興味深く読みましたし、いくつもの発見がありました。
ライターとして、脳にふれた文章を書くこともしばしばあります。
でも、両刃の剣だなぁと思う今日この頃。

特に、子どもの教育問題に関してはそう思います。
知らなければ平和でいられたけど(まさに知らぬが仏!)
「こうすれば集中力のある子になる!」「こうすれば脳を鍛えられる!」
なんて言われちゃうと、当然多くの人がそちらの方向を向くわけで
その中で別の方角を向くのはものすごく勇気が要ります。

でも、小西先生はこんなことを言われていました。

そうした発言をする識者がいること、ものすごく心強く思います。

昨日も書いたテーマにつながりますが、
つまり、そういう脳科学の進展によって導き出される結論が、
必ずしも子どものためになっていないということなんですよね。
もちろん、親のためにもなっていない。


たとえば、早期教育の弊害を立証しようとしたら
その研究は、当然、10年、20年というスパンの長いものになります。
でも、そんな長期にわたる研究のための費用は捻出されないのだそうです。
だから、なかなか本当に大切なことが科学的に証明されない。

研究費が出るのは、短期的な視野のものばかりだそうです。
今、「ゲームをすると、脳のこの部分がこんなにも活性化する!」的な
実験結果が発表されることが多いですよね?
人は科学的データを示されると本当に弱い。
そうやって科学的根拠が生まれ、人をその気にさせる美しい広告が作られていきます。
こういった研究・実験のための予算はいとも簡単におりるのだそうです。

ですから、こうした科学的データは鵜呑みにしないほうがいいそうですよ。
ぶっちゃけ、モノを売るために都合のいい解釈のデータが多いそうです。
科学的として示されるデータも「本当にそうか?」とまず疑ってみることが必要そうです。というか、私はそうしています。

それよりも、実際に、長年医療や保育、教育の現場にいる人たちが見てきたこと、体験してきたこと、勘と経験によって培われたノウハウのほうがどれほど信頼できるでしょうか。ただ、現場の人たちは、日々の対応に追われそれらを記録していくことができていないだけなのです。

今、ふと書きながら思いました。
私はそういう世界に惹かれるからこそ、
権威とは無関係の一ライターをやっているのかもしれません。

この講演は、 港区のあいぽーと の4周年記念企画で
通常あいぽーとを利用している父母たちが参加していましたが
もっともっと多くの人たちに聞いてほしい内容が盛りだくさんでした。
追って紹介していきたいと思います。

今日は、焼栗ご飯を食べました。
栗を焼いてから炊き込むのです。
なかなか香ばしくて美味しかった。
栗の剥きすぎで手が痛いです。
美味しいモノは手間もかかりますね。








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Last updated  2007.10.02 23:28:40
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