May 6, 2005
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カテゴリ: そのほか


擦弦楽器の弓と弦は声帯と感じる。

モダンヴァイオリンを弾くと、楽器は豊かな響きを求めてくる。
弓は弦の上をふわっと滑って行く、、。
オペラやドイツリートの様に、、。
声帯は柔らかく、柔らかなふっくらとした響き、、。
フォルテを弾くときは足の裏から、
腹の底から、大きなエネルギーが楽器の胴に充満する。

バロックヴァイオリンを弾くと、

「ジッ」というべきか、、?
どんな擬音が適当かは分からないが、
モダンと比べると弓はすっとは動かないで、
ガット弦と抵抗し合う瞬間が最初にある。
そして、モダンヴァイオリンよりも、
輪郭のはっきりした線が音の中に見えてくる。
そして、文字通り弓なりに脱力して行く、、。
足の膝は柔らかく立っている。
初期バロックから盛期バロックの、
数々の音楽が求める歌声に通じる、、。

ガンバを弾くと、

「グッ」「ギュッ」
という抵抗が弓の動き始めに最初にあって、
そのあとの動きはヴァイオリン属に比べれば、
あっけないような感じ、、
今度は抵抗が、、いや響きの質が別物になってしまう、、。

ポリフォニーの声。

そして、
レベックやフィーデル、、

今擦弦楽器で、時代を古い方へ遡ってきたが、

声に置き換えれば、
古い時代の楽器ほど「地声」
の要素が大きく感じられる。

今、家には借りた二胡があるが、
この二胡やイギル、モリンホール
を弾いたときに感じられる抵抗感と
何か繋がるものを感じる。

そして、ヨーロッパの民俗楽器「フィドル」。
楽器はまったくモダンヴァイオリンそのものだが、
「地声」だ。
でも、バロックヴァイオリンの音でもなければ、
ガンバのトレブルでも、フィーデル、レベックでもない、、
モダンヴァイオリンの持っている音の、
全く別の面を引き出している。
ちなみに僕のフィドルはアングロっぽいAnonの楽器。
弦はヘリコーレといスチール弦で、
弓は重い。
ヨーロッパの伝統音楽(Traditional Music)の求める声は、
ルネサンスやバロックなどの音楽が求める声と、
一見(聴)、似ているが、また非なる声、、。

みんなどれも素敵なので困ってしまう、、





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Last updated  May 11, 2005 10:33:03 PM
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