家庭内単身赴任?オヤジの手酌日記

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2007年07月22日
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カテゴリ: 想い出
今晩は。独酌です。
どうにかこうにか仕事に目途が付き「フーッ!」と一息ついているとこです。
昨日「都市伝説」のことに少し触れましたが、この後に向かう独酌のハハの実家には「田舎伝説」が幾つかあります。

<其の壱>
車で15分くらいのところにあるお寺に【お釈迦様の指の骨】がある。
確か左手の親指だったような気がした・・・伝説と言うよりドードーと展示してあるんだよなぁ。

<其の弐>
車で40分くらいのところにあるお寺に【人魚の木乃伊】がある。
これまた伝説と言うより展示してキッパリ言い切っちゃってんだよなぁ、まったく。


【人魚の木乃伊】のお寺の傍に【夜泣き石】というのがある。
昔この辺りで水害が起きた時に亡くなった子供の霊が憑いていて顔が浮かび上がって『涙』を流すんだとか・・・。
やっと伝説らしくなってきたけど、やっぱり【石】はかなり堂々と飾ってある。

まあこんなトコなんです。独酌のハハの産地は。
前にも書きましたが独酌は子供の時、夏休みなどの長い休みにはこの『ど田舎』に放牧へ出されてました。
『ど田舎』ですから土地はあり余ってますから家も無意味に広いです。独酌は放牧に出されてる最中はいっつも20畳程の広さの部屋に一人で寝かされてました。
自分の家でも幼稚園の時から一人で寝てはいましたが6畳の部屋のベッドで寝ていましたから、ただっ広い畳の部屋の真ん中に布団を敷いて寝るというのは何だか落ち着かなくて嫌なものでした。だから独酌は布団を部屋の隅っこに引っ張っていって寝てました。子供ながらに「座って半畳、寝て一畳」を実感しましたよ。
これよりもっと嫌だったのがトイレが家の中にない事でした。独酌が寝ていた所は『離れ』のひとつだったのですが『母屋』と違って室内にトイレがついておらず、用を足す際には庭の池に架かった小さな橋を渡って『厠』まで行かなくてはならないのです。当時は庭に灯りが無かったので夜はロウソクか懐中電灯を持って行くのですが、たかが3~4分の道程がやけに永く感じられました。特に寝る前に「怖いテレビ」を観た時とかは嫌だったなぁ・・・「怖いテレビ」といっても『妖怪人間』とか『仮面ライダー』とかだったりするわけなんですが。この手の「面白怖い」のと違って『怪奇大作戦』はホントに怖かった。これがある日はスイカや梨などはなるべく食べないようにして、「離れ」に寝に行く前に必ず『母屋』でトイレを済ませてから眠りました。テレビより怖かったのが年上の従姉妹が読んでいた少女漫画。『楳図かずお』だったかな?【へび女】とか【ミイラ先生】とかいうマンガが半端じゃない怖さ! 「少女まんがはオメメにお星様キラキラじゃないんかいっ!」・・・マジで怖いよ~っ!
これ読んじゃった日は「アウト!」って感じでした。

こんな子供時代に独酌は【都市伝説】のひとつをここで見ました。まだ幼稚園の年長くらいの時だったと記憶してます。

この年の夏休みに独酌がハハの実家へ到着すると、母屋の一部を建て替えたのか建て増ししたのだと思いますが、ちょうど『棟上式』というか『建前』みたいな事をやってました。

翌日の朝、まだ薄暗い内に独酌が『厠』へ行くと門の傍に女の人が立っていました。
「こんな時間に何だろう?」と一瞬は思ったのですが如何せん切羽詰った用事で『厠』へ向かっているわけですから黙ってその人の脇を通り過ぎようとしました。
この時「坊ちゃん、おうちの人起きてます?」と声を掛けられたのでした。その時に初めて気が付いたのですがこの女の人は手拭を頭から被り(姉さん被りというのでしょうか)、目から下も手拭で覆っていました。
田舎の人は朝が早いですから誰かしら起きてはいると思いましたが「わかんないっ!」と叫んでトイレに駆け込みました。『自然』はかなり激しく強く独酌を呼んでいたのでした。用を済ませて出てくるとその女の人は「昨日の建前のお餅がまだ残っているか訊いてきて欲しい」と言います。
独酌が寝に戻ろうとしてる『離れ』と『母屋』は方向が違うしだいぶ距離がありましたので「嫌だよっ、自分で行きなよっ!」と言って走って逃げようとしました。

その人の口が耳の辺りまで裂けているのを。
ここで「私キレイ?」とくれば【口裂け女】なのですがその人は声にならない声を上げて顔を押さえて走り去ってしまいました。

今にして思えば『兎唇』だったのでしょう。その時は驚いて声も出せずに済ませたばかりの小便を漏らしていた独酌も数年して『口唇裂』がただの怪我をした傷と同じようなものだと知りました。出来る事ならこの人に一度謝りたかったのですが、その機会を逸したままになってしまいました。この人の家は村のはずれの方にあったようですが、【村八分】というほどではないにしても差別にあっていたようです。「近親結婚を繰り返した一族」だとか言われていて普段からあまり他の家の人たちとの付き合いはなかったようでした。この家の人たちは何時の間にか行方が判らなくなってしまったのだと言います。当主が死んだ後、子供たちは逃げるように家を捨てて出て行ったそうです。

ただ独酌はあの時の女の人が「哀しそうな眼」して逃げて行ったような気がしてならないのです。それが今でも心残りというか心苦しいです。

皆なに会うのは楽しいですがハハの実家へ行く時には「あの時」の事がどうしても思い出されます。

だからせめてムスコには「自分と異なる者を見ても、『恐れるな』『蔑むな』まず『理解』せよ」と教えたいと思います。

・・・なんて偉そうな事を言っても【おかまさん】とか見るとやっぱり独酌は「うえ~っ!」ってなっちゃうんですけどね。(^^





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Last updated  2007年07月22日 05時33分36秒
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