ないものねだり

ないものねだり

2015.12.14
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カテゴリ: 砂的つぶやき
とびっきりの美女とか、イケメンのお兄さんとか、高級時計とか、
人は美しいものに惹かれるけれど、 "本物の美" とは何故だろう。

それぞれ好みも違えば、美しいと感じる対象も相当違ってくる。
とくに人物の場合、一言で語り尽くせないからやめておこう。(笑)

工業製品となると、私は先ず 機能 というものを一番重視する。
美しいフォルムは、機能によって生まれるという確信がある。

本当は、重機や工業用アイテムを手掛けたかったが適わず、
食品の意匠や化粧品の容器や外箱のデザインを多く手掛けた。

以前にも書いたが、私的には独創的で速くてカッコイイものが好きだ。

列車なら、あのロケットのようなフォルムが異彩を放つ500系こだま。 
バイクなら、市販モデルなのに公道で軽く時速300キロを叩き出し、
あの艶かしいボディラインがそそる、SUZUKIハヤブサ。



クルマだと、王道のポルシェやフェラーリを尻目に、
頑なに 質実剛健 な技術を貫く、アウディTTクーペ。



その究極が、航空機ではなかろうか。
日本の航空機技術は、敗戦とともに一度は完全に廃れたが、
今、不死鳥のように蘇えり、世界の空へ羽ばたこうとしている。

JA21MJ_TAXI_TEST.jpg

例えば、環境適応型高性能小型航空機計画と銘打って三菱が開発したMRJ。

民間航空機では初となる、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用に加え、
強化型対地接近警報装置(EGPWS)に、航空交通警報装置、衝突防止装置の搭載など、
三菱独自の先進技術が惜しみなく投入されている。

飛行性能と省エネを、高次元で実現したフォルムはとても美しい。

もう一つは、ホンダJetの名で親しまれる、 革新的 小型ジェット機だ。
ホンダJetは、GEと共同開発したHF120型パワーユニットを、
主翼の上にマウントした個性的な意欲作だ。


ホンダが開発した小型ジェットは、コンパクトで軽量。
デザインも独創的で燃費と静寂性能は 世界最高水準 だという。

社会で、カッコイイと感じるデザインは、こうした機能性から生まれ、 
奇をてらうことのない、確かな技術の熟成がそれを支えるのだと思う。

芸術や工芸の世界にも、概ね同じことがいえるのではなかろうか。
本物の美とは、チャラチャラしたパっと見の"キレイ♪"とは違うのだ。

絵画も、書も、工芸品も、基本知識の習得と地道な技の 修練
そして、モノ作りへの熱い 情熱 から生まれるのだと思う。

人の暮らしがある限り、そこには必ずモノ作りが生まれ、
その機能を高める行為の中で、人は自然と美を生むのだと思う。

春画展も、もう直ぐ終わるらしい。
観に行きてぇ~なぁ~。








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Last updated  2015.12.14 14:52:04
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