ないものねだり

ないものねだり

2016.01.09
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カテゴリ: 砂の魂のふるさと
昨年末、蔵を整理していて面白いものを発見した。
和綴じに、毛筆で記された曽祖父の日記と和歌が一首。



吹きすさふ 風も恨めし枯れ葵 成すべき事そ まづ成さんなり (曽祖父元服の歌)

11日の成人式を前にして、少しばかり水を差す話題になるが、
今から、143年前の明治4年1月9日は曽祖父が 元服 した日だったそうだ。

折りしも、明治3年に 廃刀令 、翌年には 廃藩置県 が発布される時代だった。

そんな波乱の時の中で、曽祖父は2年遅れでその日を迎え、
武家作法に則った烏帽子大紋で腰に帯剣し 加冠の儀 に臨んだ。
文字通り、これが我が家で最後の元服となった。

その後の、曽祖父は西南の役に従軍、日清戦争、日露戦争を戦い抜き、
秩父の連隊長を辞した後、晩年は書と水墨画に興じたりしたそうだ。

DSCN4386.jpg

「武士(もののふ)らしく」 というのが曽祖父の口癖だったようで、
武人の誇りを貫いたまま、大正9年に67才の生涯を閉じた。 

現代の成人式は、マナーを解さずスピーチする賓客に暴言を吐いたり、
酒を飲んで暴れたり、およそ一人前の男子たる態度ではないと思う。 
もっとも、祝辞を述べる政治家諸氏も、いずれ劣らぬ恥知らずだが。(笑)

この国の魂は、どこまで堕落するのだろうか。 
成人式とは、一人の人間として、社会の一員として奉公を決する日であって、
式に参加すれば成人し、自由気ままができるというものではない。

この国は、もう一度維新からやり直しすれば如何か...






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Last updated  2016.01.10 01:02:15
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