葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

偏差値から人間値へ




今の親の世代は、偏差値教育を受けてきた。

そう、最悪な教育だったのだ。

点数による輪切り社会の容認。

自分が中流の上であると認識を80%以上の者が感じる毎日。

今の教育が、「ゆとり」が「格差」を生んだ、と批判が多い。

偏差値教育は一つの物差し、一つの視点から全てを見て、序列化していった。

今は、いろいろな視点から子どもや学校を見るように向かっているが、

そこにズレがある。

努力した者が、自分の希望を実現し、そうでない者は、それなりの結果を

得ることは仕方がない。

勉強だけが人間を図る物差しではないから、いろいろなことに本気で挑戦すれば

よい。

しかし、高校の単位未履修の問題を見ていると、偏差値時代の「もの差し」

がまだ考え方の根本に潜んでいると思った。
(2006年11月)


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