楽天的 きもの生活

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chihiro_san

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2010/01/19
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いつまでもきもの初心者チヒロです。まいどー。

コドモの風邪のせいで、お外に出かけられないので、破竹の勢いで読書量が増える私です。

このごろ読んだのはコレ。

悉皆屋康吉

悉皆屋(しっかいや) 実際にそのお店でやるのなく、仲介をするのが主のようです。)

主人公はその悉皆屋に勤める康吉。

舞台は、明治・大正、昭和初期にわたります。

まだ日本人が着物を日常的に着ていた時代。洋服もぼちぼち普通になってますが、女の人はまだ日本髪を結っていたり。

七五三 ゆいわた(結綿)

話の筋もおもしろいですが、( あんまりここに書くとネタバレでおもしろくないしねー )着物好きとしては、聞いたことのない伝統色の名前や、生地の種類、読みながら楽しくなってしまいます。

康吉がお客様に受けた 「深川納戸」 という色があります。

納戸色というのは灰色っぽい青色、らしいのですが、それにも何種類もあるなんて。

また「 自分は8寸ぴったりの帯でないとダメ。注文と違う 」と規定サイズらしき8寸2分の帯を付き返すお客様がいたりします。

うーむ、2分の違いがわかるのか・・・。初心者のチヒロには皆目。

半分に折って使うんだから、わからないような気がするけど、昔は毎日着物を着ているんだから、そういうこともあったのかもしれません。

出来合いのものをホイ、と買う今の世の中からすると、白生地から染めを頼んだり、仕立て上がるのを待ったり、ずいぶんとのんびりしているように見えますが、その待っている間というのも楽しいものだったのではないでしょうか。

今となっては想像するしかないけれど、そんな日本っていいなぁ、と思ったりするのでした。

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Last updated  2010/01/19 10:36:36 PM
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