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一昨日、池波正太郎の「誘拐」を読んだと書いた
この「秘伝」も同じときに桑名図書館で借りてきた
内容は短編で8つのお話から成り立っている
【卜伝最後の旅】塚原卜伝と武田信玄との交友を中心とした内容
【秘伝】免許皆伝の巻物をめぐる3人の弟子の生き様、巻物は白紙だった
【寛政女武道】ある武家の娘のすごい手裏剣の技と哀しい物語
【妙音記】あまりに武芸が強すぎて、婿さんのなり手がない跡取り娘の話
【ごめんよ】弟が無頼漢にいじめられるのを助けなかった兄が長じて一流の武芸者になるが死ぬまで弟にすまないという思いを持ち続けた話
【ごろんぼ左之助】新撰組の一隊士、原田左之助の一代記
【龍尾の剣】これも新撰組の隊士、永倉新八の一代記
【賊将】幕末から明治にかけての桐野利明と西郷隆盛のこと
実在の人物の話と架空の人物の話が4つづつ。主人公はいずれも武芸の達人だが変人である。池波氏はその変わり者の長所を暖かく描いている。
ところで、この短編集の出版は1992年4月、私は池波正太郎のことを知らなかったのでインターネットで調べてみたら、彼は1990年5月に67歳で亡くなっている。本書は著者の死後編集されたものである。
そういえば、先に読んだ「誘拐」も出版年は平成2年(1991年)2月なので、著者の死後の出版であり、「誘拐」が未刊なのは、著者の絶筆だったということだ。