April showers bring May flowers*

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2005年11月05日

柔らかい陽射しの中で。

(18)

テーマ：ささやかな幸せ(6743)

カテゴリ：安らぎ時間。

彼女は以前日記にも書いた、異動する前の職場の仕事仲間で、
インドア派の私を、ちょくちょく外へ連れ出してくれる貴重な存在。

そして今回も、どこか行こうかと誘ってくれて
彼女がとても好きだという、とっておきの場所へ連れて行ってもらいました。
それが、とある美術館。

もともと絵を描いたり、見たりするのが好きな私は、
いくつかの美術館に行った事はあったけれど、そこに行くのは初めて。
どんなところなのかなぁと、ちょっと楽しみにしながら目的地へと向かいました。

道をひとつ入ると、そこは閑静な住宅地。
素敵な建物が並ぶ道を少し歩くと、その場所はありました。

木々に囲まれた中に、そっと佇む美術館。
鳥達の声が聞こえ、暖かい陽射しが木々の間から零れ落ちる。
都心の真ん中にあるとは思えないほど、そこはとても静かで。
そんな静けさの中、優しい時間がそこには流れていました。

上の写真は、そんな美術館の敷地内から撮った写真。
少しは、この場所の空気を感じ取ってもらえるでしょうか。

この日はとても暖かかったけれど、日陰はひんやりとしていて。
木々の間から射す太陽の光の柔らかさが、
もうすぐ冬なんだということを教えてくれているようで。

そんな素敵な場所でした。

美術館の中を一回りした後、
中庭にあるカフェテラスで、彼女と食事をしました。

美術館内にある広い中庭の芝生の上にテーブルが置かれていて、
陽だまりの中、頭上に広がる青空を見ながら食事をして。

この場所に連れてきてくれた彼女に、心から感謝しました。

美術館でのんびり過ごした後、場所を移動して、あれこれお買物。
そんな楽しい時間を満喫して、帰ってきました。

インドア派で、ひとりで過ごす時間が好きな私は、
特別誰かと出かけて一緒の時間を過ごしたいと思うことは滅多になくて。

でも時折こうして彼女と出かけて、笑いながら話をしてみると、
人と接する事の楽しさを再確認する。
笑う事、思いを言葉にして伝えることの大切さを知る。
何でもひとりでうだうだ考えて、抱え込んで押し潰されそうになる私に
ひとりじゃないんだよ、もっと近づいてごらん、
そうすればきっともっと楽になるからと、教えてくれているような。

ただ人と話すだけでもいいんだ。
心の内を全て話さなくても、ちょっとした日常を話すだけでも、
そんな関わりを周りと持つだけでも、全然違うんだと言う事。
ただそれだけで、楽になることもあるんだと言う事を
彼女と過ごした時間の中で、感じました。
人は、ひとりでは生きていけないんだもんね。

閉じこもりがちな私を、いつも引っ張り出してくれてありがとうね。
素敵なとっておきの場所を教えてくれて、ありがとう。

また今度、一緒に遊びに行こうね。

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