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2005年04月22日
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テーマ: ■雑学王■(728)
問題1.生命とはなぜ進化していくのか?利己的なDNAと言う観点から論ぜよ。

2.進化に対して大絶滅が果たした役割について論ぜよ。



解答
1.従来の生物学においては、生物が親と酷似した子を産むという事実がまず知られ、それを実現しているのが遺伝子であると解明されてきた。しかし利己的なDNA(遺伝子)と言う観点から見ると、自然選択で選ばれているのは、実は遺伝子であり、遺伝子は細胞の機能を介して生物の形質を作り上げるだけである。生物たちは、その機能をもって競争し、競争に勝ったものだけがその子孫をのこす。それが進化と言う結果をもたらしているのである。いわば、私たちの進化・適者生存は各個体のためではなく、利己的性格を持った分子である遺伝子(利己的遺伝子)が、自分の作った生物体という名の生存機械(サバイバル=マシン)を使って、サバイバルゲームを演じて、遺伝子の幸せのために進行しているとも言える。



(余談:利己的遺伝子The Selfish Geneですねー。不機嫌なジーンで叫ばれまくってましたね。あまりドラマの方は見なかったですし、偉い教授の設定のわりにはちょっと意味を履き違えてた気が。あたかも遺伝子自体が意志をもって、利己的に振る舞うかのよう・・・と言うのは間違い。『なぜ進化するのか』は意地悪な質問だと思う。)

またしても参考はWikipediaより→ウィキペディア 利己的遺伝子 及び 社会生物学・利己的遺伝子



解答
2.絶滅はニッチ(生態的地位)の空きを生じさせる。空席になったニッチを埋めるため、生き延びた生物による急激な適応拡散が起こる。適応放散により、新しい種・多様性が増加したり、異なる環境圧力下にさらされる種もでてくるので、進化に大きな影響を及ぼす。




ウィキペディアより 大量絶滅 及び ニッチ





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最終更新日  2005年04月23日 23時23分08秒
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