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2007年05月20日
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テーマ: 鉄道雑談(1639)
カテゴリ: 旅行記



鶴見線は神奈川県の鶴見を起点に扇町までの、営業距離7.0キロの路線だ。この本線以外にも旅客営業をしている大川に向う支線(1.6キロ)と海芝浦に向う支線(1.7キロ)を有している。
鶴見線は東京の近郊でも地方線区以上の閑散線区に挙げられると思っている。平日はさておき、土曜、日曜日ともなると例えば大川支線などは朝の2本(遅い方で大川着8:08)を逃すと夕方の1本まで列車はない。(大川着17:55)
なんと、一日3往復だ。関西の和田岬支線程ではないが、いい勝負ではないだろうか?
又、海芝浦に向う列車と扇町へ向う列車にしても、休日の日中は1時間に1本程度と、運行本数だけ見ると地方ローカル線と十分に張り合えそうだ。
今回は、起点の鶴見駅からスタートして、各支線を乗りつぶす予定にしていた。
路線の概要は以前に発売されていた『電車でGO!』をプレイした時の記憶が、何となく残っていたので、特に下調べをする事もなかったが、線区のイメージだけは残っていた。また以前に扇町まで、通しで乗車した事もあるので、あまり深いことを気にせずに駅に向かった。
鶴見駅から国道駅側を見る
鶴見駅から国道駅側を見る。 『電車でGO!』とは渡り方が違っている。

鶴見駅の本改札を抜けホームに向うが、鶴見線のホームに出るには、構内に設置された自動改札機をまた通る事になる。沿線の各駅は無人化されている場合が多いので、ここで無札をチェックしているのだとか。
最低運賃で途中下車せずに首都圏を周る旅行をする話を良く耳にするが、この駅で弾かれる事にならないのだろうか?(以前の加古川駅の途中改札の様に、切符さえあれば内容まで確認していない可能性もある)


当然乗客も少ないものと思っていたが、意外にも3両編成の電車には乗客がかなり乗っていた。発車まで少し時間があったので、前方の線路を観察すると、渡り線にシングルスリップスイッチが使われていた。記憶が確かではないが、『電車でGO!』の場合はダブルクロッシングで作られていたような・・・
JR東日本の方針で、近年スリップスイッチ系は廃止される傾向が強い為に、今後貴重な存在になるかもしれない。(機構が複雑で故障が多い為だとか・・・)
鶴見駅を出た列車は速度も上げずに、ゆっくりと一段高い位置から左側に東海道本線を眺めて進む。やがて旧本山駅跡にあるホーム跡を過ぎ、左にカーブしながら東海道本線を乗り越す。すると程なく左カーブ上に作られた国道駅に到着する。国道駅を出ると下り勾配を降りて行き、マンションや住宅が立ち並ぶ間を走ると、程なく鶴見小野駅に到着する。さすがに駅間が短くわずか600m程だ。鶴見小野駅の駅名標は旧来の国鉄時代に使用されていたスタイルのままで、この先も鶴見線の所々の駅に見かける事になる。
鶴見小野駅を出た列車は、やがて左に大きくカーブする。左側に鶴見線の車輌基地(中原電車区鶴見線営業所、旧弁天橋電車区)が現れ、205系に置き換えられた車輌群が停車している。車輌基地の入出庫線と合流すると程なく弁天橋駅に到着する。
弁天橋駅に進入



この駅もカーブ上に造られていてあまり安全性が良くないが、列車の走行速度が早くても40キロ程度である為に、特に問題もないのだろう。駅の上り線側には空地が広がっていて、ここには以前、貨物ヤードが存在していたような形跡がある。
弁天橋駅を出ると、やはり右側には空地が続く。複線分位の幅はありそうだが、今は草が生茂っていた。やがて奥に浅野駅の場内信号機が見えてきたが、なんと草生した空地にも信号機が建っているではないか。良く見ると錆びた線路も存在している。
赤の信号を現示している事からも、一応は生きている様な雰囲気だ。
この時点では信号機の存在理由は不明のまま、複雑に入り組んだ配線の中を進み、列車は浅野駅に到着する。
浅野駅に進入
浅野駅に進入 複雑な配線が嬉しい 右側へ伸びる複線分が海芝浦に向う支線

この駅から海芝浦に向けて支線が出ているが、それはのち程に乗車するとして、列車は先に進む。
浅野駅を出た列車は、上り線の外側に貨物線を1線追加した状態で進み、程なく安善駅に到着する。
この駅までの駅間も短く、500m程度だ。駅の構内は広く、多くのタンク貨車が停車していた。

残っていた乗客のほとんどがこの駅で下車し、列車に残っているのは車輌に2,3人程度となった。
安善駅の出発信号機の中で『大川出』とある側が青に変わり、列車は大川に向けて出発する。本線側の次の駅である、武蔵白石駅ホームの直前にある分岐器を右側に曲がり、駅に寄ること無く大川支線に入線する。
武蔵白石駅直前に大川支線に入線
武蔵白石駅直前に大川支線に入線 右側奥に右カーブしているのが大川支線

昔はこの曲がった所に武蔵白石駅のホームが存在していたらしいのだが、現在はその形跡も判らなかった。単線となった大川支線を列車は先に進むが、周囲には工場しか見当たらない。予想はしていたが本当に工場のみとは・・・
橋梁を渡ると、大川駅の場内信号機が現れ、やがて大川駅に到着する。周囲は本当に工場群だけしか存在しない。駅舎と言っても倉庫の様な有様で、遠目には駅と認識する事も難しいかもしれない。
大川駅に進入
大川駅に進入 左の2線は貨物列車用

大川駅でしばらく停車の後、折り返しの列車に乗車して2駅前の浅野駅に戻る。この駅から次に乗車する海芝浦支線に乗ることになる。8:20に浅野駅に到着したものの、駅にある時刻表を調べてみると次の海芝浦行きまで30分程ある。やはり地方ローカル線と同じ様な感覚だ。

浅野駅
浅野駅 海芝浦支線用のホーム

ようやく海芝浦行きの列車が入線してきて列車に乗り込む。列車は運河に沿うような形で進む。線路は大川支線の時とは違い、複線となっている。草が生茂った線路を、それでも40キロ程度の速度を出して進むと新芝浦駅に到着する。当然といって良いくらい、周囲は工場しか存在しない。下り線ホームのすぐ横は運河となっていて、手摺りが運河との境界線となっている様だ。
出発信号機が黄色を現示して列車は発車する。ここから次の終点海芝浦までは単線となる。線路は横にも続いているが、その線路は工場への引き込み線として使用されているらしく、架線は張られていない。(以前は架線もあったような雰囲気だったが・・・)横には東芝の京浜事業所が続いていて、本来この区間に乗っているのは東芝の社員の方々のみであろう。
列車は右側に続く錆びた引込み線群と別れて、右側にカーブすると程なく終点海芝浦駅に到着する。

この駅は東芝の社員専用で、駅の出口に工場の通用門が設置されており、一般客は通行できない旨の看板が掛けてある。駅のホームからは、横浜ベイブリッジを含めた東京湾が一望できる絶景の場所となっていて、この日もホームから東京湾の絵を描いている方がいた。(快晴でなかったのが残念だったが)
海芝浦駅ホームから東京湾を見る
海芝浦駅ホームから東京湾を見る 奥の左側に僅かに見える4本の塔が横浜ベイブリッジ

東京湾の眺望
東京湾の眺望 左の橋は鶴見つばさ橋(首都高湾岸線)

つづく




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Last updated  2007年05月21日 01時04分59秒
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