
御前崎に伝わる猫と鼠の伝説です。
お寺の住職が海に一匹の仔猫が流されているのを見つけ、漁師に頼んで
引き上げてもらい寺につれて帰りました。
それから十年後・・・
寺に旅の僧がやって来て宿を所望しました、ところが夜中に本堂に屋根裏で
激しい物音がするので夜が明けてから天井に上がってみると寺の猫と隣の猫が
息絶えており、近くには犬ほどもある鼠が倒れていました。
どうやら、旅の僧に化けた鼠が和尚を食い殺そうとしたのを二匹の猫が
身をもって守ったようです。
その猫手厚く葬ったのが猫塚です。さて化け鼠の方はというと、

猫に倒された鼠を海に捨てようと村人は鼠を引きずっていきましたが
とても運びきれずに途中で捨てて帰りました。
その夜、村長の夢枕に鼠が現れ、改心したので今後は海上の安全と
豊漁を約束すると告げました。以来、海の守り神として墓を立て手厚く葬ったとさ。
猫塚よりねずみ塚の方が立派なのは海の町だからでしょうか。
ねずみ塚は海が見下ろせる場所にあり、周りはねずみ塚広場という
公園になっています。
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