最近テレビでやたらと昭和 100 年という言葉が飛び交っている。昭和元年は 1926 年なので、元号が変っていなければ確かに昭和 100 年ということになる。
最近のテレビの企画で昭和の時代を懐かしむ番組が結構作られている。まずは現代ではあり得ない事象をピックアップ。それを 50 代くらいの人に見せて懐かしがらせる。その後、ティーンネイジャーに見せて、「あり得ない」というコメントをもらうのが定番となっている。
例えば、連帯責任と称して、問題を起こした人以外も先生に殴られる。昭和世代は「あった、あった」と軽く流す。令和世代は「単なる暴力事件」と切り捨てるといった具合。
昭和世代はみんなテレビで育った世代で、共通の意識が高い。例えば「赤信号みんなで渡れば」と聞くと 100 %が「怖くない」と答える。
この傾向が著しく「私はこれで」と聞くと 100 %「会社を辞めました」と答える。
今はまだ昭和時代の人が番組を作っているから、こんな番組が成立するが、あと 30 年も経てば昭和は歴史となり、このような番組はなくなるのだろう。
そのころにはテレビはオールドメディアから化石メディアとなって、マニアが観るものになっているのかもしれない。
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