2005年12月の日記


朝、語学学校。一通り文法を終えたので復習。ジェルンディオという英語で言う進行形をした。
その後買い物、しかしパスタ月間は続けられないと思い、断念。残念だ。(Mi dispiace!)

12/3 曇り。誕生日

33回目の誕生日!
夕方、弓の手直しをしてもらいに弓師の家まで行った。もち手のところのにある金属製のすべりどめを取ってもらうためである。あると僕は非常に違和感を感じる。
サンタマリアノベッラの前の広場で待ち合わせ。そして店に向かった。たくさんの人が店の前で待っていた。予約してあったのでその中を通り抜けられたのでリッチな気分になった。
お肉(ビステッカフィレオンティーナ)をたらふく食べた。この店では1キロ以上の注文なので3人以上で行くのがおすすめ。僕以外の2人は女の人だったのでたくさん食べられた。
途中、ハッピーバースデーの曲が流れたので誰かが誕生日だったようだ。僕も誕生日なのでオーナーに「僕も誕生日なんです」って言ったところ「残念だったな、もう少し早く行ってくれたら・・・」みたいなことを言われとても残念だった。
が、気を使ってくれて30くらいして今度は僕のためにみんなでハッピーバースデーを歌ってくれた。お礼に「みなさんにも幸福がありますように(日本語にしにくいな)」と言った。
いっぱい写真を撮ってもらい、そのデータを貸してもらった。

12/4 曇りのち雨 演奏会の練習
朝、昨日借りたSDカードを返した。ポルタロマーナという場所まで自転車で行ったのだが、思ったより遠かった。
その後チャット!日本の友人と会話。
学校で明日の演奏会のための練習。
事細かに打ち合わせをした。
プログラムを作ってみんなに確認してもらう。名前、プロフィール、曲目、順番とう。
明日の演奏会が楽しみである。
夜、料理人の知り合いが来てくれて、夕食を作ってくれた。
昨日、今日とたらふく食べられ、幸せ。明日の演奏会を乗り切るぞ・・・。

12/5 雨。音楽会
朝、語学学校。後半のグループでの話し合いは500ユーロでクリスマスのフェスタをどうするか?というものだった。
僕達のグループは前菜にプロシュット、プリモに手巻き寿司、セコンドにシチメンチョウでデザートにイギリスのなんて言ったっけ・・・ケーキみたいなもの、そしてアルコールは日本酒、グラッパ、スプマンテにワインと盛りだくさんだった。
遊びは「し・ち・な・ら・べ」と言ったらとてもうけた。どこでするかと場所を言ったのは高さ4メートルもある部屋で絵を描いたものに決まった。
今日は演奏会があるので文化の授業を出ずにすぐ帰り、演奏会の準備をした。
共演者に渡してもらったプロフィールを入力し、曲順の決定したものを入れ、印刷した。
あっという間に時間がたち、練習を終え本番が始まった。
共演者は3人。僕以外はニューヨークとアラスカから来た人だ。イタリア語で会を進め、自作のものをするとき解説もした。言い方が面白かったのか、少しうけた。
打ち上げを事務所の人が用意してくれた。たくさん食材があったがいろいろな人としゃべったのであまり食べられなかった。
とても貴重な経験をさせてもらった。

12/6 曇り時々雷
朝、語学学校。昨日の演奏会の雰囲気が全く残っていなかった。その後、11時より音楽学校でのレッスン。
今日、新しいテキストをもらった。レッスン中の曲を僕が弾きたいって言ったら、「まだまだ!今の倍、練習しなさい」といわれた。
ソルフェージュとピアノの単位の振り替えの件でProfessoressaに会い、お話した。
家に戻り、ガンバの練習。買い物に行き、その後夕食。

12/7 晴れ時々曇り。展覧会
朝、語学学校。午後、友人に紹介された現代美術展覧会(Fortezza Bassoで行われている)に行った。いろいろな種類の美術があって楽しめた。
特に良いと思ったのは出展者も参加しているので本人と直接話せることができ、可能なら作品に触れられることが。
何人かの出展者と話し、ロシア人の画家とは彼が書いた絵についていろいろ話した。でも僕と、ペルーから来て今はイタリアに住んでいる友人とロシア人なので会話が進まず、というのは3人の共通語がないので、苦労して理解した。
その絵には仕掛けがしてあって、普通に見るとコンドルだが、逆さにすると富士山というものだった。
次に話したのは、スペインから来た画家だった。ペルーが出身の友人は母国語がスペイン語なので話しやすそうだった。僕も大体わかるが(イタリア語とスペイン語は本当に良く似ている)僕にイタリア語で通訳してくれた。
さらに話したのはドイツから来た、彫刻家?数学者?・・・だった。とても幾何学的なものを作っていて彼が話しているものに僕はとても興味があった。
1辺が1メートルの立方体があって、対角線はいくらとか、(なんていうんだろう)立方体の一番端の点から端の点まではいくらだとか、表の解説付で話してくれた。
その彼と休憩がてら3人でジェラートを食べた。このとき何を話したかあまり覚えていないけど、途中チェロを持った2人が休憩所の近くにあった小さな舞台で演奏を始めたのでしばらく聴いていた。
このドイツの友人とこのあと一緒に食事をした。ピッツァが言いというので適当に入ったのだが、このお店のピッツァはまずかった。2人で顔を見合し、「まぁ仕方がないか!」みたな感じだった。
でも「カプリ」と呼ばれる何かの実みたいなのを付けてくれることを知り、うれしかった。なかなかおいしい。日本でも言えるのだろうか?思い出深い1日だった。

12/8 曇り時々雨。展覧会その2
今日は(La festa della prima donna)という祝日。
午前中はゆっくりしていたが、午後ずっと練習した。
夜、昨日知り合ったドイツ人の彼と待ち合わせて、今日紹介してくれたイギリス人と一緒にレプブリカ広場にあるレストランに行った。
同じ展覧会に出展しているほかのメンバーと合流して、8人で食事した。
ノルウエーから来ている3人と1人は不明、あとロシア人とぼくら3人。左の人に右の人がかぶっている帽子をもらった。
雨が降っていたので、ぬれないように気を使ってくれて。
とても気が合い、来年、彼の家(ドイツ)に遊びにいけるかも・・・。

12/9 曇り。魂柱の交換
朝、語学学校。今日、寝坊してしまい学校につくと先生から「ひろはいつも遅刻!」って言われた。
ぼくよりよほど遅れている人がいるのに・・・。まぁ気にしてくれているんだと信じよう。
その後、ダリオというヴァイオリン職人を訪ね、魂柱を変えてもらえるようにお願いして夕方行くことになった。
昼食後、彼を訪ね早速直してもらった。
ガンバには一番底にある穴(緒止め)がないため、魂柱がまっすぐ立っているかどうか確認しにくいようだ。
僕が助手になって、ライトを彼が見やすいように動かした。
なぜ、魂柱を変える必要があるかというと、ものもとあったものはガンバには細すぎたようだ。
この楽器は僕が日本のヴァイオリン職人から教えてもらいながら作ったのだが、もともと入っていたキットのものを使った。
直してもらって、今度はファビオというサルデーニャ出身の彼を訪ね、僕の曲(ヴァイオリンとギターのための二重奏)を一緒に演奏して楽しんだ。
僕は最近はいつもガンバで弾いている。彼にイタリア語とギターの書式等を教えてもらいながら練習を進めた。
ダリオにも言われたのだが、僕のイタリア語の誤がった使い方を直してもらった。
"Se ci sara' il concerto, ti chiamerei!"とはじめ言ったのだが日本語に直すと(将来もし演奏会があったら君を(可能なら)誘うかもしれない)となり
日本語的にもおかしく、すぐ"Se ci sara' il concerto, ti chiamero'! もしくは ti chiamo!"(将来もし演奏会があったら君をさそうよ!)と直してくれた。
僕としては丁寧に言ったつもりだったのだが、少し感覚が違うようだ。
いずれにせよ、現地の人としゃべるのは言葉を覚えるのにはよいことだ。

12/23 曇り 友人の演奏会
夜9時からある教会で友人が演奏会をするので行ってみた。
久しぶりに町の中心に出たので、写真をいくつか撮った。
そのなかで一番のお気に入りのもの。
まるで電気が宝石のよう・・・。
演奏会で友人はギターとヴォーカルだった。
彼があいさつで「オーストラリアから来た」といったらみんな歓迎の意味を込めて大拍手がわきおこった。
パントマイムをする女性のすばらしい演技にとても圧倒された。
一人で3,4役をこなしていた。

12/24 曇り 友人のフェスタ
クリスマスイブ!
夕方から友人の家でフェスタに参加した。友人の彼氏がサルデーニャ出身で彼の友人も来た。
僕はジェラートを持って行こうと思っていたが、今日はイブということで早く店が閉まってしまい持っていくことができなかった。
コースを食べさせてもらった。
今日来た友人の一人が料理人だったので、どれもとてもおいしかった。
夜中の12時を過ぎた瞬間「Buon natale!」(メリークリスマス)って言ってみんなでいっせいにスプマンテを飲み始めた。
イタリアでは日本の正月のような感じだった。あと何秒、あと何秒ってみんなでカウントをとって時間が来るのを待った。

12/25 雨時々曇り 本場のクリスマス
クリスマス!イタリア人の家族に招かれ、行かせてもらった。
初めてイタリアでの本場のクリスマスに接することができとても光栄だ。
午後1時に伺い、少し話してから早速、pranzo(昼食)をいただいた。
フルコースを食べさせてもらった。
最初にスプマンテで乾杯!(日本語でみんなで「かんぱい!」って言った)
前菜にクロスティーニとサーモン
プリモピアット、ニョッキ
セコンドはラザニア!
さらに野菜を牛肉で巻いたもの
それにロシア風サラダ
デザートにチョコレートケーキ(僕はすでにおなかいっぱいだったので食べられなかった)
さらにモッツァレラチーズ
コーヒーにワインにいっぱいあった。
14才になる息子(ガブリエレ)はクリスマスプレゼントでiPodをもらっていた。
(20ギガのもので写真が見られるもの)
使い方がわからないようだったので僕に「使い方教えて?」と聞いてきた。
「シリアル番号をここに入力するんだよ」て言ってあげた。
トランプが出てきたのでみんなで「大富豪」「ページワン」「ばば抜き」などをして楽しんだ。
イタリアで遊ばれているゲームも少しした(なんたらブリッジって言ってたような・・・)がよくルールがわからないままであった。
次回、しっかり説明聞こっと!
「トッポ」という名前のゲームもした。
トランプを横に回して、4つ数字がそろったら「トッポ!」といってみんなで机に置いてあるビンのふたを取り合うゲーム。
僕のヴァイオリンもとても喜んでくれた。
一番、驚かれたのは初見で弾いたことだ。
「なぜなら僕にとって音楽は文章みたいなのもなのだからです」
て言うとみんな、納得していた。
ガブリエレが弾いたことがある「エリーゼのために」(なぜか日本語表記だった)をヴァイオリン1台で初見で弾いてあげたら「信じられない」(Incredibile!)ってたくさんに人に言われた。
夕食もご馳走になった。
その後、イタリアでの正月のすごし方も話してくれた。
イタリアでは正月に赤い下着をつけるらしい。
はじめ「スリップ」って言われたので肌着のことかと思ったらパンティーのことだった。
あとふとももに黒いわっかで赤い紐がついたものも身に着けるようだ。
男もトランクスみたいなので赤いものをつけるらしい。
今年1年がすばらしい年でありますように、って意味のようだ。
あっそうそう、日本のクリスマスと正月の意味とか過ごし方も話した。
あと、年中行事等々
話ははずんで気づいたら夜中の12時を回っていた。
本当にイタリアに来ることができ、うれしい。
これらの貴重な体験を将来、生かすことができればうれしい。と思っている。

12/26 曇り時々雨
一日中、部屋で作曲、編曲をし、モーツァルトのCDを聴いていた。
新曲を作り始める。
イタリアではなぜか想像力が働く。

12/27 雨のち曇り。モーツァルトのCDを1日聴いていた。
朝、作曲。モーツァルトの作品で以外に多いのがダンス曲。
今まで聴いたことがなかった。
彼の全作品を聴くことで彼の人生を少し感じることができる気がする。

12/28 晴れのち雪。大掃除
午後急に曇りだし、嵐のように(ほとんど台風)風が舞い、そうこうしているうちに雪が舞ってきた。
大掃除をした。
イタリアでは年末に大掃除をする風習があるかどうかまだわからないけど、
自分に年末と言い聞かせるためしてみた。
フィレンツェではまったくといっていいほど年末だという実感がない。

12/29 雪。初めての雪景色
朝、外を見ると一面銀世界!
フィレンツェではじめての大雪!
写真は家から見た中庭みたいなとこ。
午前中は家にいた。
午後、ネット!
その後、地元の人に「今日はよく雪が降りましたね?」って言ったら
「15年ぶりだよ!」って言われた。
家について同じアパートに人に「15年ぶりらしいですね、この雪。」って言ったら、
「いや、20年ぶりだ!」と言われた。
まぁようするに、久しぶりって事だ!

12/30 曇り時々晴れ。友人の出産
朝、役所に行き税務番号をもらってきた。(12/30でも空いていたのでとってもびっくり!)
最近になって、もし固定電話をしくのであればこれが必要と聞いたからである。
今月は携帯の調子がぜんぜんよくないのでネットがまったくできず、少し時間がもったいないので
可能なら固定電話を持ってみようと思うようになった。
サンタンブロンジュの市場に散歩の後、ネット。楽譜のデータを送った。
昼食は語学学校の友人宅でプランゾ!でも今日はいつもと様子が違う感じだった。
Andrewという友人の妻が出産間近だった。
陣痛が始まったらしく、彼曰く
「すまない、今から病院に行かなければならないから、急いで昼食を済ませよう」と。
とてもすまなさそうにしていた。
僕としてもこんな時期に申し訳なかった。
たしかに彼女のおなかは、はちきれんばかりの大きさだった。無事に生まれますように・・・。
その後、日本の友人とチャット!
夕方、友人の知り合いがヴァイオリンを弾くというので会う約束をしていたが、
駒に異常があるようなので予定より早く、行って楽器を見た。
駒が真ん中で横に割れており、すぐ変える必要があると思った。
友人に日本から持ってきたお土産、紙風船をあげるととても喜んで 子供たちと遊んだ。
はじめは割れるかもしれないと少し怖そうに遊んでいたが僕が「大丈夫、割れないから!」
っていうとみんな本気で紙風船をはたいていた。
一段落して、みんなできよしこの夜を演奏し始めた。
僕がみんなに指導しながら楽しく合奏した。
明日の年越しでも遊ぶようだ。楽しみだ。
夜、Andrewから子供が無事生まれたメールが入っていたのを確認した。おめでとう!

12/31 曇り時々雨。大晦日、そして新年!
朝、買い物に行った。
赤いパンツを買うためである。
イタリアでは新年を迎える瞬間、これをはいていると幸せが訪れるようだ。
昨日、言われたのでしてみた。
午後、4時は日本での新年!なぜか変に緊張した。
午後、5時半すぎ、日本の友人から電話が入る。
ちょうど、初詣を終えて帰るところだった。
午後、7時過ぎに家を出て、友人が主催のフェスタに参加。
すでに爆竹の音があちこちから聞こえていた。
つくとみんなきれいな衣装を身にまとっていて日本とはすごし方がちがうようだ。
(イタリアでは新年を迎えるのはとても装い高い行事のようだ)
ついて、今日も最初はスプマンテで乾杯!
少し話した後、チェーナをいただく。
今日もプリモはラザニア!おいしかった。
ひと段落着いたところでみんなに僕のヴァイオリンを聴いてもらった。
そうこうしているうちに、カウントダウンが始まり、みんなで新年を祝った。
新年を迎えるとあちこちから本格的に爆竹が鳴らされた。
そしてイタリアでは、新年に花火をして遊んだ。
日本では禁止されている、というかあまり好んで遊ばれない、
火をつけてそれを持ってぐるぐる回して新年を祝った。
爆竹も大丈夫かなと懸念してしまうほど家とか車とかの近くで鳴らした。
たくさん話し、たくさん演奏して、結局4時半まで遊んだ。


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