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一人の才能が土を割って芽を出し、世に出てゆくには、
多数の陰の後援者がいるものなのだ。
ところが才能とは光のようなものだな。
ぽっと光っているのが目あきには見えるものだ。
見えた以上何とかしてやらなくちゃ、
という気がまわりにおこって……
「人間というもの」司馬遼太郎より
確かにそうなんですね。
私もそれほど若い歳ではありません。
会社員を19年間、35歳からは管理職だったので、
若い人たちにも指導する立場として接してまいりました。
したがって上の言葉にあるように、若い方を観て同じように
感じたことが過去に幾度かありました。
(この本、人間の本質をよく突いていますよ、お勧めです。)
しかし、
光っていてもそれが透明感の無いままに終わってしまうケースが多い。
実はあまりにも……。
長く良い関係が続かないのは才能の光る人の特性として、
自己中心的であり、自分しか見えていない、また自分しか愛せない。
ここが大きいように感じます。
自分しか愛せない。
ナルシストですね。
自分は好きにやりたいことをやりたいようにやって、
周囲にはそれをサポートして欲しいと。
集団の中の「個」だということが理解できていないため、
最後にははじき出されていきます。
言い換えれば大人になれていないのです。
私がかなり偏った人としか接していなかったのかもしれませんが、
およそそういった傾向を持った人たちだったと記憶しています。
もちろん周囲からの評価も概ね私と同じです。
自ずと評価は決まってまいります。
実は体育会系運動部出身者にもいましたね。
おっといけない。
司馬遼太郎の話からずいぶん飛んでしまいましたね。
失礼しました。
この本は、著者のいろいろな小説の中から、
人間の本質を突いた部分だけが抜き出されたものです。
わたし何度も読み返しています。
一遍が短いので移動中の電車などで有効に作用します。
ほら、目の前のあなたも同類ですよ(笑)、なんてね。
どうしようもないストレス社会でさえも、なにやら人間という
滑稽でもあり、可愛げのある動物たちの営みなんだと感じられます。
一服の清涼剤になること間違いなしです。
自戒の意味を込めて何度も読み返している自分です。
ではでは。
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