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Apr 2, 2003
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カテゴリ: カテゴリ未分類
桜が咲いたねぇ、と日記を書いている傍らで戦争が進行している。

ひょんなことから「劣化ウラン弾」なるものの存在を知った。
ご存知の方には「知らなかったのか?!」とお叱りを頂いてしまうかもしれないけれど、非常に怖いものだなと感じたのと、それが今回の戦争でも使われているかもしれないということから、ここでそれがどういうものかを紹介したいと思う。

ウランという金属には放射線の弱いウラン238(U238)と、その同位体で強い放射線を出すウラン235(U235)というのがあるのだそうな。
原子炉等で核エネルギーとして使われるのはこのU235の方なのだけれど、自然界に存在するウランのうち高放射線のU235は0.7%程度しかないので、エネルギーとして利用するために圧縮して濃度を上げるのだそうな。
で、圧縮工程後に出るカスに相当するウラン(U235が減っている)のことを劣化ウランといって放射性廃棄物として捨てられていた。
ところがこの劣化ウラン、非常に比重が重い。鉛の1.7倍もの比重がある。コップ一杯で4kgにもなる。しかも非常に強靭ときている。

この「くそ重たくて頑丈」な性質が兵器に使われた。劣化ウランを頭に付けた砲弾が生まれた(ミサイルとかにも使われるらしい)。戦車の分厚い装甲を打ち抜くのに好都合だったらしい。
これが「劣化ウラン弾」。


この砲弾が対象物に当たると着弾時の衝撃で高温化して放射性物質を含んだ霧状(エアゾル)になり、周辺(数十キロにまで)に拡散するのだそうな。
このエアゾルは微量の放射能を出している。その量、年間1360レム。許容値の約8000倍になるのだと。吸い込めばもちろん放射能に汚染されてしまう。

大々的な爆発はなくても、後に放射能汚染を残すという点では核兵器と変わりないんじゃないか?
瞬間的に大規模な破壊を行う「大量破壊兵器」ではないかもしれないけれど、長時間かけて多くの人々をゆっくりと苦しめ続けるという非常に悪質なものだと思う。
地味であるが故にそれの使用を第三者が断定することが難しいこの手の兵器こそ断罪されるべきものだと思うのであります。

やっぱり戦争というのは何も生まないのだねぇ、の一例でした。





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Last updated  Mar 14, 2012 06:15:03 PM
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