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Takajin83

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どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
炎帝陛下@ ムギヒチ バトンを止めるのはどうかと思う。
たかじん@ Re:おい!(04/05) 埼玉県民さん おおっと。最近バトンで…
埼玉県民@ おい! おいおい! 俺に回せよ。 星澤幸子だけ…
takajin@ Re:長かったっぁ(04/05) Nanaさん 長かったでしょ!? やって…

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2004/08/17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「ちょっと、芝生の上にテント引いちゃだめだよ」




道の駅管理人の声で、目が覚める。



そうか、初めてのテント泊だったんだ。

快適な眠りだった。

ジジ上下のおかげで、まったく寒くもないし。





ほんのり青空も見える。

今日は移動中心だった今までの旅とは違い、

観光中心の旅を予定。


有名どころで、摩周湖、屈斜路湖、硫黄山・・・







待ってろよ、北海道の自然ども!!!!







一行、早速摩周湖へ向かう。


摩周湖は透明度が全国屈指の湖で、

その青さは目を見張るものがある。


しかし、その絶景も、晴れていないと半減してしまう。


青空を期待しつつ、摩周湖へ。





もちろん晴れですよ。青空ですよ。



うーむ、何度見ても綺麗だ・・・。





もちろん観光客もたくさん。


なぜかコリアン・チャイニーズがたくさん。


さすが摩周湖、世界レベルの観光名所だ!








Hはかけがいのない親友を手に入れた。




親友に別れを告げ、次なる目的地、硫黄山に向かう。

しかし硫黄山は・・・










すごく臭い







マジで


















そこは、ものすごい硫黄臭。

ゆで卵を数倍臭くしたような。




でも、間欠泉のように、石灰質の山から

吹き上がる湯気が魅惑的な、名所である。





硫黄山の湯気で蒸し揚げたゆで卵も絶品!

高温の蒸気で蒸しあがった卵は、長寿にいいらしい。



しかし、販売は5個から・・・

オレが食わないので、5÷3・・・



仲間たちは、買うのを却下したらしい。






悪い男・Hは、湯気で蒸している最中の卵が

放置されているのを発見し、







「じゃ、これ売っちゃおう」







と、横取り商売計画を一人立てていた。





十分に満足し、次は屈斜路湖に向かう。






屈斜路湖には変わった天然風呂「砂湯」がある。


なんと、湖のそばの砂を掘ると、そのまま温泉。


ほかほか。




しかしGGシャツライダースはそんなものにも目をくれず、

ある乗り物に魅了されていた。








スワン。







あぁ、甘美な響き。






唯一、Sが「まじっすか」的顔をしていたが、

残り3人の強い要望により、スワン乗船決定。







4人でペダルをこぐのだけど、誰か一人でもサボると

途端に重くなる。チームプレー。


しかし、そこは同じバスケサークルということもあり、

こういうときは団結。




そして誰かが


「あの島まで行こう」




と、冒険心をくすぐることを言う。


そこは、屈斜路湖に浮かぶ、遠き島ガンダーラ(嘘)



それでも、僕たちは漕ぎ出した。






「なぜ?・・・そこに島があるからだ」








しかし、志半ばに時間の30分が来て断念。








凱旋帰還。







さぁ、満足したし帰ろうかと言うところで、

TとHがなにやら買い物をしている。




見てみると、なんとゆで卵。

温泉卵の誘惑に耐えられなかったらしい。




でも、見るからに普通のゆで卵。


硫黄山で買えばよかったのに・・・


でも、腹は満たされたよう。







そして、ウチの両親大絶賛の、美幌峠(びほろとうげ)へ。


峠を上っている最中から、

なんだこりゃ、という景色の連続。



そこは、大自然の宝庫。

ニュージーランドにでもきたんじゃないかというほどの、

眼下に広がる一面の高原風景と、美しく連なる山々。






北海道は、やっぱ自然見てナンボだわ。






最高に素敵。







満たされた気持ちで、一同峠を越え、次の名所へ。


「神の小池」


そこは、まさに秘境。

ガイドブックにもそこまで大きく取り上げられてはいない。

人もそんなに多くない。

道もダート。





しかし、今まで見た中で一番綺麗な湖。



神の小池は、摩周湖と湖底でつながっているらしく、

摩周湖がその透明さを保っていられるのも、

摩周湖が神の小池に12000トンもの水を湧き出している

からである。



まさに、神様からの贈り物。





その透明度は、想像をはるかに超える。

まるで鏡。



そして、そこまで大きくない池だからこそ

見ることのできる、エメラルドブルー。




残念なのは、池の中に倒れた木々が横たわっていること。


あまりの透明さゆえ、池中の木々もくっきり見えてしまう。





そこも、自然のままあらされていない、神秘の池らしいが。






ほんと、道東を旅したらぜひ見てほしい。






すでに日も暮れかけようとしている。

裏摩周という、摩周湖をまったく別の視点から見られる

展望台もしっかりおさえ、本日の観光は終了。


ライダースは日本最東端の市、根室に向かった。







根室市についた頃には、もう20時を回っており、

腹をすかせた貧乏ライダーたちが入れるような食堂は、

すでに閉まってた。





メニューを見ては「失礼しました」と

退散するライダース。






耐えられなくなった我々は、開いてる店があったら

入ることを決意。

やっとみつけた飲み屋っぽい店にて、夕飯を取ることに。





しかし、この店との出会いが、我々の旅を変えることに

なろうとは、このときは想像もしていなかった・・・。







感じのいい店。若干さびれた根室の飲み屋としては、

おしゃれな感じの店内。

メニューを見ると、まぁそこそこの値段。


そこに、「エスカロップ」の名前が!






説明しよう。エスカロップとは、

薄く揚げたカツをバターライスの上にのせ、

デミグラスソースをかけた、根室特産メニュー。





当然全員エスカロップを注文。







テーブルに届くなり、写真撮影。

観光客丸出し。






そして、腹をすかせた獣たちは、喋ることも忘れ、

うまいの一言も発することなく、無言で口にかきこむ。






完食。






大満足でまったりしていると、店員のおばちゃんが、

「あんたがた、『ほや』って食ったことあるかい?」

と声をかけてきた。



『ほや』は海中生物。

根室では、刺身で食されているらしい。




もちろんないと答えると、



「マスターがほやをプレゼントしてあげるって言ってるよ。

食べてみなさいな。」





とのこと。



あぁ、なんてあったかい人たちなんだ。






そうして出てきた『ほや』は、今まで見たこともない

色、香り、食感。





「根室では刺身にわさびじゃなく七味をかけるんだよ」


という地元情報もゲット。

新しい味を完食した。






そうするとマスターがやってきて、

いろいろと話をしてくれた。



実はマスターの裏の顔は根室の議会議員であること。

根室の観光協会の会長であること。

根室の良さを内地(本州)に広めるため、見るからに

観光客である我々にほやをサービスしてくれたこと。




僕らは、「納沙布岬」という、本土最東端の岬近くで

泊まるという旨をマスターに話した。




すると・・・





「納沙布岬の公園管理者知り合いだからテントはれるよう

言っといてやるよ」

と言って名刺までくれた。





えっ・・・

そこまでしてくれるの?






しかも。

その公園管理者、その店に飲みにきて、

直接オレらに、


「あー、好きなとこにテントはっていいから」






今朝はいきなり道の駅管理人にどやされたというのに・・・

オレら、通りすがりの観光客ですよ??


なんて、なんて素敵なんだ、この大人たち。




北海道民のやさしさを、肌で感じた瞬間。






帰り際、マスターに写真を撮ってくださいとお願いし、

公園管理者もぜひ、と言って、記念撮影。パシャリ。





するとお次は、

その公園管理者の方が、



「マスター、北の勝原価でオレ買っていいかな?」




え?






「旅の共に、これもってけ。」






え?






ほや、テント許可に続き、酒まで?






その酒の名は、「北の勝」。根室の地酒。






僕らは、最高の旅の友を手に入れたのだ。





お世話になったマスターやおじさんらに別れを告げ、

早速本土最東端・納沙布岬に向かった。



そしていつものように、みんなで地べたに座り、

今日の気づきを一人づつ話す。

話を肴に、みんなで北の勝を回し飲み。



コップなどなかったが、ふたをお猪口代わりにして、

何杯も、何杯も呑んだ。(とはいってもほんとに少し)





明日は、日本で一番早く朝日を見るために、早起き。





晴れるといいのだけれど・・・。






そうして、ほろ酔い気分で、就寝。







北海道を最高に満喫している我々は、次の日に

待ち構えている運命を、まだ知る由もなかった。。。





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Last updated  2004/09/26 04:29:06 PM
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