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村の時計村の大きな時計は、ひねもす動いてゐたその字板(じいた)ペンキは、もう艶が消えてゐた近寄つてみると、小さなひびが沢山にあるのだつたそれで夕陽が当つてさへが、おとなしい色をしてゐた時を打つ前には、ぜいぜいと鳴つた字板が鳴るのか中の機械が鳴るのか僕にも誰にも分らなかつた…………………………………………………………………………2007年4月29日中原中也は生誕百年を迎ました
2007.05.01
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今日は熱があってごきげんナナメ頭も痛いし食べたくないこんな時はママに甘えるのママが大すきパパ大嫌い元気になって今日はゴキゲンお散歩行くのこんな時はパパに甘えるのパパが大すきだっこしてパパもママも大好きなものどうでもいいのよふくれるわたしパパもママも大嫌い女の子の気持ちなんてわからないだからパパもママももっとわかってわかり合って
2008.06.13
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あなたは一人きりで息もできないほど走り続けている数えきれないほど眠れない夜を過ごしているのね傷ついたその痛みもかなうなら私の痛みにかえて涙流すことも今まで知らずに生きてきたその痛みも私の痛みにかえて
2007.07.27
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寒い夜の自我像きらびやかでもないけれどこの一本の手綱をはなさずこの陰暗の地域を過ぎる!その志明らかなれば冬の夜を我は嘆かず人々の憔懆のみの愁しみや憧れに引廻される女等の鼻唄をわが瑣細なる罰と感じそが、わが皮膚を刺すにまかす。蹌踉(よろ)めくままに静もりを保ち、聊(いささ)かは儀文めいた心地をもつてわれはわが怠惰を諫める寒月の下を往きながら。陽気で、坦々として、而も己を売らないことをと、わが魂の願ふことであつた!…………………………………………………………………………2007年4月29日中原中也は生誕百年を迎えます4月29日まで、何篇か彼の詩を掲出します
2007.04.26
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