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「戦後70年」を8か月後に控えて、2014年12月14日行われた衆院選挙は、国民の根強い政治不信(投票率52%=戦後最低)の中、歪んだ小選挙区比例代表制度のもとで、自民・公明クーデター政権(同年7月1日に国民にも国会にも諮らず、閣議決定で憲法9条を事実上無効化した自公)が3分の2以上の326議席を確保しました。 この選挙で問われるべきは、戦後日本の「対米従属下の平和路線」を「対米従属軍事路線」に大転換する自公政権を認めるのか、否定するのか、でした。しかし、与党は「アベノミクス是非」の経済問題に争点をすり替え、これをメディアは最大の争点と広報しました(NHKほか)。 そのうえ、自公に取って代わる頼もしい野党が存在せず、しかも小選挙区で各党分立したまま、「政治不信票」や「自公批判票」の力強い受け皿とならず、わずかに共産13増、民主11増にとどまりました。 以上の結果は、自公政権が2015年から「対米従属軍事路線」を数の力で次々と具体的に本格化するのに対して、抵抗できる政治主体が極めて弱いという日本政界の重大欠陥を明白にしたと言えます。 平和的な国民の半数以上が「解釈改憲ノー」「集団的自衛権容認反対」といい、「与野党伯仲」を期待しているのに、現実は国民の願いに逆行するばかりです。 この流れを食い止める力は、「自覚的国民の広がりと行動」「知性・良心派の存在と活動」「それらを伝え広げる言論機関」と共に、絶対に欠かせないのは「力強い抵抗政治主体」です。すなわち、この政治主体が存在しさえすれば、日本を不幸にする現在の政治を、希望の持てる日本に大転換できるに違いありません。 決定的に必要な政治主体が存在しない~ならば、新たに造り出すこです。可能です。それこそが「平和・独立・真民主運動」です。 前回12月22日付「この運動がめざすもの」もご覧ください。今後も順次追加していきます。
2014.12.24
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〈この運動がめざすもの〉~2014年12月総選挙の結果を見て1.「平和」~長い人類の戦争の歴史清算をめざします。パリ不戦条約や大西洋憲章、国連憲章の「戦争違法」「戦力不保持」の精神を引き継ぎます。ただし、国連機能が不十分な現状においては「個別的自衛権」に限って具体的保障措置の国民合意を形成します。2.「独立」~戦後70年になるにもかかわらず、日本の米軍占領状態(沖縄にとどまらず、首都東京はじめ日本全土を米軍に提供して、拒否できない状態)や、日米原子力協定による原発再稼働など、あらゆる対米従属状態から脱却する強力な政策を実行します。3.「真民主」~本来の民主主義は「人民による、人民のための、人民の政治」です。この原点に立ち返り、18歳以上の有権者が、自分たち自身の現在と将来を決める政治のために目を輝かせて参加し、政治・経済・生活はじめあらゆる面で明るい日本へ改革します~そういう状態こそ真の民主主義です。 この「運動」を戦後80年の2025年までに、10カ年で実現することを目指します。その方法や根拠は後日追加します。 〈私の想い〉 〇無謀なる戦に敗れて70年 政権めぐれど独立遠し 〇人類の宝の標(しるべ)踏み倒す 日本丸の行方危うし
2014.12.22
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2010年3月下旬の高野山参拝旅行に次いで、4月9日から3日間比叡山延暦寺の仏尊をお参りしてきました。今回は1人旅で、往復1200キロのドライブでした。とくに印象的で、感動的なことを書きますと、 ◆天台宗総本山のある東塔を入るとすぐ、大講堂があり、その脇に立つ「一隅を照らそう」 の石柱が目にとまります。まず自分自身が胸に仏心を抱いて輝き、周りを照らそうという 最澄上人・伝教大師の教えです。 ◆その先には総本山にあたる根本中堂がある。幸いにもここを私が訪れたとき、特別のお祈りをする期間にあたり、 最終日の「お朝事」に誘われました。かつて高齢者生活協同組合を設立するにあたって、3度お目にかかり「忘己利他」(もうこりた)の署名をいただいた延暦寺座主・半田孝淳大僧正に、もしかしたら再会できる機会があるかもしれないと期待していたところ、34名の参勤者ご入場の際、ひと目拝見できました。 ◆根本中堂の入り口向かいには、平成の新堂「万拝堂」があります。千手千眼観音の左右には伝教大師とその師・天台大師が鎮座される。お堂の立て札には「日本全国の神仏と、全世界の神々を迎えて、人類の平安を祈る」という趣旨の説明が書かれている。 ◆その精神に従い、この仏の山には「世界宗教者 平和の祈り記念碑」「国連平和の鐘」 「平和地蔵」などが目立つ。 なお、広大な東塔~西塔~横川の聖地を回り、帰宅して高野山参拝を含めた「仏教との対面3か月」を振り返って、とりあえず次の感慨をメモしました。 ◇仏教は古代インドの宗教革新(悟り)から生まれて、密教にまで発展した。発生地のインドではヒンズー教に吸収されたが、密教にまで発展する過程で、東南アジア地域(上座部仏教)と、中国~朝鮮~日本~チベット~モンゴル地域(大乗仏教と密教)に広がった。 ◇日本伝来(538年)から鎌倉時代までに、衆生救済の仏教革新が求められる中で、多くの上人が自らの宗派を開いた。その革新の原点には、日本仏教の母山といわれる比叡山にこもった最澄上人・伝教大師と、都の南の山・高野山にこもった空海上人・弘法大師が存在する。 ◇高野山では真言密教の空海上人が「即身成仏」を唱えたが、その根本にはすべての神仏と宇宙の森羅万象をとりしきる大日如来がおられる。 ◇天台宗の比叡山延暦寺は現在、日本のすべての神仏と全世界の神々を招いて、人類の平安を祈るとともに、伝教大師の説かれた「一隅を照らそう」を強く呼びかけている。 ◇私が重く受け止めた一つは、延暦寺・万拝堂に掲げられていた上記・神仏集合の「世界平和祈願」と、「照一隅」。 もう一つ、真言・天台に共通していることだが、宇宙と人間を司る大日如来の存在である。 ◇私自身が137億年にわたる宇宙の生成発展の産物であり、宇宙・地球の中で多くの人と無数のものによって生かされている小宇宙であることを、今初めてはっきり自覚することができた。 ◇宇宙が生み出した「知的生命」の人間は、宇宙の創生解明にまで迫っており、今世紀前半には物理学的結論が出るだろう。しかし、この宇宙を生んだ根源を説けるのは科学ではないと思われる。 ◇宇宙が生み出した人間は、「強い生存本能」と「高い精神性」の両面を備えている。両者は現代に至っても調和できないなかで、「悪知恵の動物的存在」がはなはだしい。 神仏の「強い集合力」で調和が可能となることを期待したい。物質文明に取って替わるべき「生命文明」も、精神性が高まらなければ開けないだろう。 なお、今回の仏教との出会いには、2つのきっかけや、仏縁が働いていた。一つは、昨年の信濃毎日新聞整理部OB会で、浄土真宗の僧侶となったE君が、先輩・仲間の物故者を供養してくれたこと。 もう一つは、妻の高野山旅行提案である。これらも仏縁だが、30年余り前に中国残留孤児の帰国運動を推進された山本慈昭大僧正からいただいた「照一隅」の書や、約15年前、高齢者生協設立にあたり「忘己利他(もうこりた)」の署名をいただいた半田孝淳・常楽寺住職(現在の延暦寺座主)と出会い、以来3度お世話になったご縁は大きい。
2010.04.16
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3月24~26日の3日間、熊野古道~高野山を巡って来ました。霊場・高野山の奥の院では、今も衆生救済を祈り続ける空海上人と対面できた思いに満たされて帰りました。これからも少しずつ仏教を勉強して、後日、感想文を書く予定です。 写真は真言密教のシンボル「根本大塔」(上)と、お地蔵さま(下)
2010.04.01
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午前10時から地区公民館に80名近くが出席して開会。面倒な議事は30分で終了して、交流懇親会。私は来年度から副常会長と班長など4つの役を兼務、さ来年度は常会長を勤めることが確定したので、今後3年間は心身の健康維持・増強を心がけねば。これまで地域のことは妻に任せっぱなしだったので、懇親会では一人でも多くの方を知り、親しくなるように、酒を酌み交わしながら話しかけた。とくに隣の今井さんは常会最長老の90歳。昨年末奥さんを亡くされたので近況を尋ねたりした。趣味の仏画に触れたら、総会後、仏画テキストなどを我が家に持参して詳しい説明を聞かせていただき、約50点を借用できた。早速そのなかから、釈迦如来、阿弥陀如来(上の絵図)観音菩薩、不動明王、毘沙門天、空海大師など16枚を選び、コピーすることにした。10日後には高野山を訪れるので、何か大きな仏縁を感じる一日でした。
2010.03.14
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昨日から「超入門 インターネット」を頼りに、ブログ開設に挑戦。手さぐりでやっと3月10日、初めてのブログを作りました。まだ練習中ですので、いずれ良い便りをお届けできるかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。最初に、この本文で簡単なプロフィールで自己紹介します。第一現役は新聞社36年。第二現役はカルチャーセンター。第三現役は高齢者生活協同組合の設立と自立に12年。現在は自由な晩年を、宇宙、地球環境、生命、歴史、仏教などに関心を持って心の健康を維持。身体の健康は旅行やマレットゴルフ、散歩などで衰えを少なくしようと努めています。孫は新潟、東京に各2人います。3月中旬に入ると、長い冬籠りから抜け出したいのに、今朝も雪模様。3月14日は地域の常会総会で、1年後には副常会長、2年後には常会長が回ってくる。70代後半で衰えが目立ち、務められるだろうか。いや、やりぬくしかあるまい。それには、心身の健康を維持、増強するしかない。そのために、マレット・ゴルフも再開したい。また、24日から、熊野神社や高野山への参詣旅行も控えている。このため「最澄と空海」「親鸞」なども読んでいるところです。2年くらい前から、神社・仏閣では「人類と地球の明るい未来を」と合わせてお祈りしています。温暖化地獄を防ぐには、あと20年くらいしか猶予期間はなさそう。国際協力を築き上げなければと強く思うこのごろです。これからは、インターネットを活用して世界を広げ、眺めたいと思っています。
2010.03.10
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