漫画アニメの考察と人生
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田岡に陵南に来ないかと誘われた流川は家が近いからと言う理由で断る。本当にそうか?流川の目標から逆算する。彼はNBAで活躍したいのだ。負けず嫌いではあるが、別に野球の高校球児が甲子園に行きたいように、もしくは赤木のように全国大会出場及び全国制覇したいわけではない。それは通過点…とも言えるし、そうとも言えない。なぜなら、彼は初めは天上天下唯我独尊タイプなのだから。弱いチームでもいい。自分一人で日本人の強豪校を倒せるくらいでNBAが見えてくるとも思っていたのかもしれない。八村選手は無双した。あくまでも、弱いチーム「でも」だ。そんな彼が高校を選択する際、何に注目したか。練習の質の「最大値」だ。「己」を高めることができるところだ。神奈川ナンバーワンの海南に天才はいない。でも、強いのは個々の努力もあるが高校のチームとして勝つための質。自分を誘った陵南は結果も出ていないし、田岡は最高の「チーム」を作ろうとしていた。それに結果は出していない。そんな中いるではないか。全日本に選ばれるだけの強度の練習を経験した監督。安西先生が。安西先生ならとりあえずは全日本選手レベルになれる練習メニューを作れる。教わりたいとなったために湘北を選んだ。せっかく誘ってくれたおっさんの田岡の指導力に触れることを躊躇った彼は彼らしく「家が近いから」とぶっきらぼうに答えた可能性がある。そう考えてもいいのではないだろうか。補足を書く。仙道のように都道府県を超える選択肢について。→流川は高校では無名だ。あの世界観でも三井は高校に入る時に騒がれていた。それがないと言うことは、それなりの選手ということだ。山王等への選択は親への説得で難しかったかもしれないし、安西がいたからそれでいいと判断したのかもしれない。まぁ、彼は無口で多くを語らないし、彼の思考はほぼ開示しない、もしくは考えていない。でも、そういう考えていない奴は、直感でそういう自分の目標とそれに相応しい手段をシンプルに選べることも多いと私は考える。あとは二つ上がガードが豊作な世代…ガードから攻撃が始まるので、牧と藤真はパスくれなさそうとか思ったり…コホンっ。未来を見据えた流川。そう考えると主人公のライバルとしては相応しいだろう。なぜなら、桜木は未来ではなく「今」を選んだ男なのだから。他にも対比や似ているところはたくさんあるが、それはまたの機会に。この記事はあくまで私の妄想。しかしながら、高い志からの逆算。考えてみてください。
Nov 8, 2022
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