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2004年05月05日
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ハムの悪口を書くと予告しましたら、階段を踏み外して、ハムのよーな我が足首を捻挫してしまいました。

これって、ハムの呪いなのでしょうか(汗)
試験直前のこと、右手でなくて幸いでした。


ハムの圧力には屈しません、書くと言ったからには書きます(←意味不明に気合☆)
ええと、冷やし中華が嫌いになったきっかけでしたよね。

あれは多分、4つか5つの頃だと思います。
当時、大阪の銀行に勤めておりました父が大事な書類を家に忘れて出まして、急遽、母が届けに行くことになりました。
ついて行きましたのは私だけで、これは母も理由を覚えていないとのことです。

それに私も、どうして幼稚園をお休みしていたのかなぁ。

あうっ、イキナリ本筋から外れました(汗)
ともあれ、母と共に大阪に出まして、無事に書類を受渡しました。
父が食べさせてくれたアイスクリームが美味しかったことを、よく覚えております。
ここまででしたら、楽しい思い出の一つで済んだのです・・・が。

父と別れた後、遅い昼食か何かでしょう、母は街中のラーメン屋さんに入りました。
ここで私は、生まれて初めて冷やし中華なるものを食べたのです。
両親が特に好きではないので、冷やし中華が食卓に上がることも、外で注文することもなく、それまで一度も食べたことがありませんでした。
思い出せば、ものすごく暑い夏の日中でした。
母が、好物でもない冷やし中華を注文する気になるほどに・・・。

ガラスの器に盛られて出てきた冷やし中華は、私が見たことのない派手な一品でした。

子供心に、あまり食べ物っぽく見えませんでした。
麺と錦糸玉子の黄色、キュウリの緑、モヤシの白、キクラゲの焦茶、そして、以後の私に大きな影響を与えることになるハムの赤とピンク・・・。

そのハムですけれどね、
あああ~、お若い方は、もう御存知ないかも知れません。
昔の日常的なスライスハムは、縁が赤かったのですよ。

縁だけが鮮やかに赤く、真ん中の部分も現在のハムよりはピンクが濃かったと思います。
世間が着色料の弊害に敏感になるにつれて市場から消えていきましたが、この当時はごくごく普通に出回っていたのでした。

冷やし中華に乗っていましたのは、このハムを刻んだものでした。
ちゃんとした(?)焼き豚なり茹でササミを使うお店もあったでしょうから、普通のお安いハムを使うこのお店は、わりと庶民的な部類だったのでしょうね、今思いますと。
で、このハムがですね・・・みょ~~~に生臭かったのですよ。
いつも家で食べる時には、こんな臭いはしません。
一緒に乗っていた野菜にも臭いが移ってしまっていて、ハムだけ除けて食べればいいというものでもありませんでした。
麺だけでもと思いましたら、所々がダンゴ状にくっついて茹で上がっている始末で、食べにくいときています。
それにやはり、初めて味わう酢醤油スープの味は突飛すぎて、どうにも困ってしまいました。
見れば、向かいに座った母の箸も進んでいないようです。
子供の手前、大幅に残すわけにもいかないと思っていたのでしょうけれど、美味しいと思ってはいないことが明らかでした。
残して良いかと尋ねると、アッサリと許してもらえましたのでね・・・。

今思えば、あのハムは、少し傷みかけていたのではないでしょうか。
お腹を壊すほどではなかった(そうなっていたら、立派な食中毒ですものね!)ものの、臭い始めてはいた・・・という、非常にビミョーな線だったのかなぁ、と。
母と私は、結構危ない橋を渡ったのかも知れませんね(汗)

知れませんね、で話のオチがつけば良かったのですが・・・。
幼かった私の心に、この出来事は深く根を張りました。
それ以後しばらくは、ハム自体が気持ち悪くて食べられなかったくらいです。
ハムは食べられるようになっても、冷やし中華に対する気持ちは戻りませんでした。
冷やし中華はマズい、臭い、気持ち悪い! という固定概念が出来上がり、ビクともしません。
元より我家では誰も特に好まないので、以後も食卓に上がることはありません。
そして、お店で注文することもありません。
月日は流れ流れて約28年、私はそれきり一度も冷やし中華を食べずに過ごし、食べていないこと現在進行形で記録更新中であります(爆)

冷やし中華といいますのは、極めてポピュラーなお料理であるわりに、食べずにいようと思えばそれで通る品でもあります。
夏にラーメン屋さんに入っても、暑いのさえ構わなければ、普通のラーメンを注文すれば済みます。
他所のお宅でお招ばれする際にも、冷やし中華がドンと出る機会というのは、ありそうでないと思いませんか?
もっとも、私の冷やし中華嫌いを御存知の場合は、あえて避けて下さったからでしょうけれどね・・・。

もっとも、ここ数年くらいの私の気持ちは、そこそこ軟化しております。
あのお店で当たった一皿の方が例外であり、本来の冷やし中華は、そう気持ち悪くもマズくもないお料理なのだと理解しているのです。
グルメ番組で紹介される冷やし中華は、材料も良いし手間もかかっているしで、素直に美味しそうだと思って観ておりまする。
親しい友人達も、「必ずたりちゃんに新しい世界を開いてあげる!」 と、それぞれゴヒイキの美味しいお店に連れ出す気合い満々でいてくれています(笑)
昔の私は謝りつつも断っていたのですが、ここ数年は、機会さえあればチャレンジ・・・という気持ちです。

んが、しかし!
その機会がね、ずっとないのですよー(笑)
食べに行こうと約束した日にどちらかの都合が悪くなったり、他のものが食べたくなって針路変更したり、理由は様々ですが、どういう訳かタイミングを逃しております。
一度などは、本当にお店まで行ったのですが、前日から改装休業に入っていたということもありました(爆)
嫌いだ嫌いだと言い続けていたので、向こうからも嫌われてしまったのでしょうかねぇ???

心理学を修めた友人に言わせますと、

「軟化したものの、まだホントは逃げたいという気持ちがあるからだよ」

とのことです。
改装休業は例外としましても、都合が合わなくなったとか、急に他の料理が食べたくなったという理由は、決して偶然ではないそうです。
深層心理の部分でフッ切れていず、その心の動きが別の用事を作ってしまうのだとやら。
ふむ、これは何となく納得できるなぁ・・・。
しかし、都合が悪くなるのは私ばかりではなかったし、他の料理にしようという時は、友達も一緒に盛り上がっていたけれど?

「それはね、大雑把に言えば、お友達がたりちゃんを好きだからだよ」

へっ???

説明によれば、これも友人の深層心理によるものなのだとか。
美味しい冷やし中華を食べさせたいという気持ちは、一点の曇りもない真心から。
しかし、気持ちのもっと深い部分では、私がまだ微妙に引いているのを感じ取っているのだそうです。
好きな友達に嫌な思いをさせたり、我慢をさせたりすることへの抵抗感が、やはり他の用事を作らせたり、他の料理を食べようと提案させるコトになるのだ、とのことです。

「世の中に偶然はないんだよ。 一般に言う偶然っていうのは、意識に上らない心の動きが、上った部分の意識に及ぼす錯覚の一種なのよ」

ふわぁ・・・たかだか冷やし中華を食べるか食べないかだけの話が、えらく大きなテーマに(^^;
友達に気を遣わせていたのか・・・悪かったなぁ、と言いますと、カラカラ笑い飛ばされました。
向こうは自覚していないよ、自覚できたら深層心理じゃないじゃん、と。
そりゃそうか(汗)


彼女の説明の当否は別としましても、今年こそは機会を逃さず、美味しい冷やし中華の世界に踏み出せればなぁ、と思っております。
体質に障るものと、宗教的禁忌を除けば、何でも楽しく食べられるのが一番ですものね♪

私の右手は、試験のためのみにあらず。
美味しいお食事を楽しむべく、お箸を持ったり料理をしたりのためにも活躍するのですよ~ん。
流れとしては右手だったはずの捻挫が足首に回ったのを吉祥に、この夏こそは手首のスナップを効かせて、冷やし中華の麺をたぐり寄せたいところです、ハイ。

・・・それにしても、足首痛い(涙)





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最終更新日  2004年05月06日 03時34分19秒
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