走ったり、食べたり、歩いたり

走ったり、食べたり、歩いたり

2004.01.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
大学を卒業して就職する前に一度飛び込み営業のアルバイトをしたことがある。

大学3年生の春休みの2ヶ月間だから21年前のこと・・・


その会社は小学館の百貨辞典や美術全集を飛び込み営業で売る会社だった。
アルバイト雑誌では「書店に本を配送する仕事」と書いていたのに、話が全然違っていた。しかし、その支社長の話がとても面白く、まぁやってみるか、と思わせるのに充分なものだった。
要約すると・・・
「お客さんのところを一軒一軒回って、商品が売れたときの喜び!それを君に味わって欲しいんだ。足がフワっと地面から浮き上がるような気分になる、あの喜びを味わって欲しい。気持ちいいぞー。」
この言葉がすべてであった。

その後、僕は証券会社に就職し5年前に現在の会社に転職するまでずっと営業をしていたんだけど、いつも頭の中に描いていたのは、あの「足が地面から浮き上がるような喜び」である。
あの喜びを知っていたから、いきなり支店に配属された日にセールスカバンと「中期国債ファンド(懐かしい)」のパンフレットを一掴み渡され、行ってこい!と言われても、平気で外に飛び出すことができたのだと思う。


あの喜びを味わいたくて僕は社労士になろうとしているのだと思う。

だけど、あの会社!
僕が売って歩いたのは「原色 日本の美術」という本だった。不思議な人々に囲まれ不思議な話をいっぱい聞いたアルバイトの2ヶ月。
その後の職業人生を決定付けたあの日々・・・

機会があったら続きます。






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Last updated  2004.01.14 05:35:00
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