・理容師（美容師）への道
理容師・美容師になるためには、高等学校を卒業後、理容師養成施設（理容学校）・美容師養成施設（美容学校）で理容師・美容師になるための専門教育を、昼間課程の場合は２年、夜間の場合も２年（今はほとんどの学校で無い）、通信教育の場合は３年勉強します（中学校卒業の方も一定の要件に該当すれば、当分の間、理容学校・美容学校に入学することができます）。卒業後、国家試験である理容師試験（理容学校卒業者）・美容師試験（美容学校卒業者）に合格すると、厚生労働大臣から理容師免許証（理容師試験合格者）・美容師免許証（美容師試験合格者）が与えられ、理容師（理容師免許保持者）・美容師（美容師免許保持者）の仕事ができるようになります。
合格率 理容師 66.1％ （H14）
美容師 77.3％ （H14）
理容師筆記試験 試験時間 １時間４０分
試験科目
◎関係法規・制度
◎衛生管理
公衆衛生・環境衛生
感染症（旧伝染病学）
衛生管理技術
◎理容保健
人体の構造および機能（旧生理解剖学）
皮膚科学
◎理容の物理・化学（物理、化学、香粧品化学）
◎理容理論
理容師実技試験 試験科目と時間
カッティング ２０分
シェービング １５分
整髪 ５分
理容の基礎的技術
◎カッティング（ミディアム分髪スタイルとする。）
◎シェービング
（ネック・シェービング、フェイス・シェービン
グ及び顔面処置を含む。）
◎整髪（分髪線のある基本整髪とする。）
◎理容を行う場合の衛生上の取扱
美容師筆記試験 試験時間 １時間４０分
試験課目
◎関係法規・制度
◎衛生管理
公衆衛生・環境衛生
感染症
衛生管理技術
◎美容保健
人体の構造および機能
皮膚科学
◎美容の物理・化学
◎美容理論
美容師実技試験 試験科目と時間
第一課題
ローラー・カール・セッティング １８分
（平成１６年２月２日（月）実技課題）
ワインディング ２０分
（平成１７年７月２６日（月）実技課題）
オールウェーブセッティング ２５分
（平成１７年１月３１日（月）実技課題）
第二課題
カッティング ２０分
美容の基礎的技術
◎ローラー・カール・セッティング
・すべてローラーで巻くこと。
・フロントはノー・パートとし、左右シンメトリーに巻くこと。
◎ワインディング
・ノーパート、シンメトリー構成とする。
◎オールウェーブセッティング
・ノーパート、オールウェーブ7段構成とする。
◎カテッィング
・グラデーション・ボブ・スタイルとする。
◎美容を行う場合の衛生上の取扱
理容学校はどこにあるのか？－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
現在、全国に理容学校は、１３５校あり、全国理容生活衛生同業組合連合会（全理連）が建てた全国理容中央学園中央理容学校、東京都理容生活衛生同業組合付属の東京理容専修学校、その他私立学校があります。
理容学校の詳しい内容を知りたい方は、全理連が設立した全国理容中央学園および全国の理容学校のホームページへどうぞ。
専門学校（専修学校）卒業後・・・－－－－－－－－－－－－－－－－－－
試験に合格すれば一人前なのではなく、免許証というのは理容師（美容師）として人に接してもいいというだけ許可であり、理容師（美容師）としてはひよっ子でこれから現場で約５年程（中間生）のきびしい修業が待っています。厳しい修業が終わって、晴れて一人前の技術者となります。ごまかしのきかない職場なのです。そしてそれで終わりではなくファッションの変化と共に慣性を磨き新しい技術研究をしていかなければ発展していきません。やる気のない者は、無用の世界です。
管理理容師（美容の場合は管理美容師、以下カッコ内にて同様）－－－－－
理容師（美容師）が2名以上従事している理容所（美容所）は、管理理容師（管理美容師）の設置が義務付けられています。その理容所（美容所）に従事している人がなってください。他の理容所（美容所）との兼務は禁止されています。
管理理容師（管理美容師）になるためには、理容師（美容師）の免許を受けた後3年以上理容（美容）の業務に従事し、かつ厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が指定した講習会の課程を修了しなければなりません。
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