しかし,どう考えても明らかに食いすぎである。ま,ここ暫く食べてなかったからいいかと思うことにして再びダウンタウンをさまよい始める。たくさん食べた後はコーヒーだということで,カフェスタンドを見ると閉まっている...スターバックスがあるが,スターバックスのあのコーヒーを飲んで満足できるわけも無く,ということで少し奥まったところにあるSanta Cruz Coffee Roasting Companyへ。キャッシャーのお嬢さんのところに行き,Cup of Dark, please.と言って$1紙幣を二枚差し出す。
Santa Cruz Darkが入るのを待つために受け渡しの方に行くと,店内のピアノを老紳士が弾いている,脇にはコントラバスを抱えたこれも年配の紳士が。それに聞き入っていると,Hey boy!と声をかけられコーヒーを指差される。
Thanks!と声をかけて紙コップを取り,蓋をして,もう暫く店内での演奏を堪能してから通りに。
暫く歩いていくと,ハープを演奏しながら澄んだ声で歌う女性と,その脇でクリスタルボールを使ってパフォーマンスをしている男性が居るので歩道の端によって聞く。2-3曲終わったあと,ハープの旋律が,聴いたことがあるなという旋律を奏ではじめる。あぁ,なるほどWe've Only Just Beganかと思い,小声で口ずさんでいると,隣に立っていた長身の綺麗なお嬢さんが此方を覗き込んで,良い声しているのね。と褒めてくれる...うわっ恥ずかしいなぁと思いつつThank you.と答える。
すると,ハープを弾いていた女性が私と,そのお嬢さんを手招きしてついでだからここで一曲歌っていきなさいといわれるのだが,私は英語の曲はあまりたくさんは知らないのだと逃げようとする。どこの出身だ? 日本だ?とか会話をすると周りの観客がHey man!と...お前の番だ早くしろ見たいな茶々を入れ始めて収拾がつかなくなるのと,長身のお嬢さんが私の腕をがっしりと組んで逃がさんぞという気迫のようなものを感じてしまうので,なきそうになりながらThe River of Dreamsは大丈夫かと聞き,Sureという答えが返って来るので,仕方なく歌う。