☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

PR

January 13, 2008
XML
カテゴリ: ノコとツチノコ

 もう一度、モルトの電話番号を確かめてかけ直した。
「もしもし?」
Hello ?」
 またヘロゥか、と思った。
「メナイアスキュフぃズスピぃキング??」
「すみません、また間違えましたぁ……」
 ノコは、汗びっしょりになって電話を切った。
 電話番号を、さらにもう一度確かめると、やはりモルトの携帯
 その電話に、外人が出てくるということは、誰かに貸してでもいるのだろうかしょんぼり
 だとしたら、「モルトさんをお願いします」と、何と言ったらいいのか?
 英語力ゼロのノコは困り果てた
 そこへ、都志江とツチオ、ゴロー刑事が戻ってきた。
「はい、ノコちゃんオニギリ持ってきたわよ~」
「あ、すみませーん」
 都志江は、鈴江が弁当を入れていた密閉容器に、オニギリと柴漬けをびっしり並べていた。
「こんなに持ってきていいんですかね」
「なーにもう1日いるんだからいいのよ。ツチオも、ゴローも、とってもいい子だったわよ
を見ていた。
「まったく、信じられないですね~、いままで手に負えなくってしょうがなかったんですよ。最初っから都志江さんと一緒に来ればよかった」
「ところで、それ吹飛工務店の名刺じゃないの。何しに持ってたの?」
「ここの人に、オルゴールの隠してある建物の構造を聞いておこうと思って電話したのに、なぜか外人が出てくるんですよ~
 ノコは、都志江に名刺を見せた。
「そりゃ、確かにこの人はアメリカに出張中ですけど・・・」
「あははそうか大笑い、わかった、私が電話してみる」
 都志江はノコの携帯を取り上げ、リダイヤルした。
ワッチュ よおい、ケント!お前もう日本語忘れたべコラ!!」

<つづく>




 今回、行ってきたニューイヤーコンサートは、キューピーが協賛していたため、帰り際にキューピーのカレンダーをもらってきました。
 電車に乗ってから気づいたんですが、母は2冊ももらってきていました

 入場するときも、サントリーホールで開催するコンサートのパンフをごっそり渡してもらっていました。
 厚さにして、雑誌1冊分くらい。

 その中の1枚に、ミステリー作家の赤川次郎さんがエッセイを寄稿していました。
 20年くらい前は、毎年のように年末年始をウィーンで過ごされていたそうです。
 クリスマス・イブとなると、入国審査の窓口に係官が誰もいなくなって、待っていた人たちと一緒に素通りした、という話からはじまっていました。
 そんなウィーンの雰囲気や、本場で聴いたテナー歌手の声に魅せられた話などが面白く、電車の中で読んでいました。また車酔いするのに・・・

 20年少々前というと、赤川次郎さんの、三毛猫ホームズシリーズが大ブレイク中だったと思います。
 当時、私は受験勉強中だったので、勉強の合間をぬって、ちょっとずつ読んでいました。
 というか、母に言わせれば私は受験のとき、 『後ろから首を絞めたくなるほど勉強しなかった』 ということです。
 あー、殺人事件が起きなくて良かった~
 ほんと、家庭内の事件って、こんなささいなことから起こっちゃうんですよね・・・。
 ほとんど勉強しない娘も、生かしておけばそれなりに役にたっているのではないでしょうか^^;

 かなり、話はそれましたが、ベストセラー作家になると毎年ウィーンへ行けるんだなぁ、なんて思いながら読みました。
 いいないいなー(笑

 この後、上野駅で降り、ちょっとだけアメ横を見にいきました。

ark1.jpg
アークヒルズのショップガイドももらってきました

ark2.jpg
開場を待つあいだ、ここで休んでいました。

<つづく>


三毛猫ホームズの推理





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  January 13, 2008 11:41:31 PM
[ノコとツチノコ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: