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March 23, 2010
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カテゴリ: 浄土ヶ浜殺人事件


「はあ…何だかよくわかんねけど、俺はなにも嘘付くことないから、百合ちゃんのためになるなら、何でも話しますよ。百合ちゃんは、金曜の夜から土曜の朝にかけて夜勤だったから、俺、検査も兼ねて病院へ行ったんです。腰を悪くしてるからね」
「運転手は、みんな、そうですねん」
 佐藤龍二が呟いた。
「その時百合ちゃんにプロポーズしたんです。その日、検査しながら、『今度という今度は、すっかり間山と切れた』、と話したから、チャンスだと思って」
「山形の、スーパーのお嬢さんと婚約した、と言われて、ケンカ別れしてからも、ついズルズルと会ってしまっていたの。清水さん、ごめんなさいね」
 百合子は、幾子に向かって言った。
「いえ…私は別に、いいんです」
 もともと、間山に恋愛感情の無かった幾子は、あっさりとしたものだった。

 美雪は訊いた。
「ええ、今日が初めて。話は聞いていたけど、私は見たことがなかったの」
 百合子が言った。
「私は、川野さんと付き合っていたことすら、今日まで知らなかったわ」
 幾子が答えた。
「戸田寿彦さんは、処置室で、ほかの看護師や職員もいる前でプロポーズして、川野百合子さんは、それに応えた。皆さんで拍手して、はやしたてて…と、いうことでしたね。阿部がそのへんのことを、調べてくれたもので」
「ええ、そうです」
 寿彦は、赤くなってうなずいた。
「それで今日は日曜です。プロポーズからたった2日余りで、家のこと、飼い犬選びにまで踏み込んでいるのは、性急な気がしますが」

<つづく>

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 夜から、近場のSCへ買い物に行ってきました~
で間に合わせていたので、久々ですね(^^;;;
 食料品、書店、100円ショップなど、いつものコースを回りました。
 100円ショップに行っても、園芸用品はそれほど買い足すものがなかったです。
 ガーデニングシーズンが本格的に始まる前に、木についている虫を退治しておきたいので、ブラシ数点を買ってきました。

 書店では、フィギュアスケートの雑誌を買ってきました。
 いままで、本を買ってまで観戦したことはないのに、もう世界選手権が始まる、と思うといろいろ読みたくなってしまいました(笑


フィギュアスケートバンクーバー五輪完全ガイド

 私がふだん食料品の買い出しに行っていて、写真もよく載せているSCは、何とスケートリンクの跡地です。
 家の近くなので、しょっちゅう遊びに行っていました。
 昔は、有名な選手の方が練習していたこともありますが、経営不振のため閉館となり、ショッピングセンターに変身しました。
 子供の頃は、日曜ともなるとものすごく混雑していて、人にぶつからないように滑るのが大変だったけど、最後のころは、行ってもガラ~ンとした感じで寂しかったです。

 夜は、いただき物のたらこでスパゲティです。

tarako2.jpg

 今回は、生たらこにしてみました。





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Last updated  March 24, 2010 12:46:09 AM


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