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◆◆ 私の小学校頃の夏休みは、父親の郷里の徳島県阿波加茂で
兄弟 3
人でエンジョイしていました。
兄と妹と私とで自由気ままに親の監視もなくのびのびと毎日を
過ごしました。◆◆
◆◆ 特に楽しかったのは、「吉野川」での遊泳でした。
吉野川は徳島の山奥から紀伊水道まで山間部を横断するように
流れる1級河川です。
水路の全長は 194km
もありますと書いてあります。◆◆
◆◆ 良く隣の兄と同級生のアキちゃんと私と兄とで「吉野川」
に泳ぎに行きました。
そう、いつも妹は置いてきぼりでしたね。
その間妹は何をしていたのでしょうか?
気にしたこともありません。
かわいそうに、、、。◆◆
◆◆ 川までの経路は、国道を少し上に歩いて 20m
ほどの坂を
降り、手すりのない今にも落ちそうな恐怖をこらえて長い
沈下橋を渡り、一面砂地の蚕のための桑畑がある広い中洲を
横断して、大小のゴロゴロした長い川原に足を取られながら、
30
分かけてやっと川面に到着します。ながい!◆◆
◆◆ 海パンはいつも履いています。
一つ目の水中眼鏡だけが手荷物です。
ゴム草履をはいて、大きな石と石の間の砂地を選びながら、
時には石の上を飛びながら、すごく長く感じられる川原を
懸命に歩きました。
ランニングシャツを脱いで、ゴム草履を脱いで入水です。◆◆
◆◆ 浅いところでまずは、途中で摘んだ「よもぎ」の草を
石の上に乗せ、握り心地のいい石でガンガン叩き潰します。
程良く汁が出た「よもぎ」の草を水中眼鏡の内側に擦り
塗ります。
これには曇り止めの効果があると聞いています?
これで遊泳準備が完了です。◆◆
◆◆ 浅瀬は水の流れもなく陽だまりで温い水温です。
徐々に水深が増すにつれ「吉野川」の本性のように水温が
急の下がります。
真夏なのに酷く冷たく、すぐに腕には「さぶいぼぅ」ができ、
唇が紫色に変色します。
でも、泳ぎたい一心で我慢です。◆◆
◆◆ 浅瀬の水中を覗くと「ハヤの子」と呼ぶ学術名不明の
小魚が「めだかの学校」のように沢山泳いでいます。
砂地に目をやると「ギギ」と言うはぜの仲間の子魚が
「ギギ」と鳴いています。
多分、聞こえたと思いますが、今は記憶にありません。◆◆
◆◆ 平泳ぎで 25m
を泳ぎ切る事ができた私は、徐々に
深みに挑みます。
その辺りは流れも早くなっています。
首のまで水がくるあたりで何度も水を飲みながら呼吸を
整えます。
川の中央の 2m
くらいは足が立ちません。
そこを渡り切るのが男です。
先に兄もアキちゃんも制覇しています。
地面を足で蹴り、かえるより早い平泳ぎで急な流れに
挑みます。
でも、予想以上に流れが早い!
水中眼鏡から地底が確認できます。
まだまだ深い、足は立たない!
一度呼吸の為に顔を上げます。
すぅ~。うぐぅ、げぼぅ。
もう無理!流されます。
あ~あっ。片足のつま先が大きな石を捉えました。
うぶゅ、うぶぅ、もう少し、もう少しだ!
片足ケンケンで手は水を掻き、平泳ぎでケンケン、
ケンケン、、、。◆◆
「僕の夏休み」でした。
「ありがとうございました」
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