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tankuroです、こんにちは。

夏休みの思い出がつきません。
◆◆ 私が幼少の頃、夏休みは徳島の田舎で1ヶ月過ごし
ました。
田舎には1級河川の「吉野川」が流れています。
その川で毎日の様に遊泳するのが、 1
番の楽しみでした。
いつもは中洲の桑畑を抜け、ゴツゴツした河原を 5
分ほど
歩いてその本流で泳いでいました。
兄、アキちゃん、私の3馬鹿トリオで遊んでいました。
◆◆
◆◆
アキちゃんの提案で、いつもと趣向を変え、飛び込み
に行こうと言うことになり出かけることにしました。
そこは上流に 10
分ほど歩いた所にある砂地の溜まりと
大きな岩がある絶好のダイブポイントで、ほとんど誰も
来ない穴場でした。
その2 m
四方の大きな岩が「吉野川」の流れを変え、
小さな遊び場の砂地の溜まり形成していました。
その逆は流れの早い本流です。
◆◆
◆◆
まずはランニングとゴム草履を脱いで、水中メガネの
用を整え砂場で戯れます。
その大岩に沿って半周すると大体3 m
あり、流れの早い
本流に接しています。
対岸まで 30m
ほどあり、渡ることはその頃の遊泳技量では
勇気が出ません。
怖かった思いがありました。
水温は砂溜まりではポカポカしていますが、本流では
「さぶいぼ」が立ち、すぐに唇が低温のため紫色に
なります。
◆◆
◆◆
遊びはその岩を半周する事から始められました。
浮き輪は使いません。
プライドが許しません。たぶん、、、。
平泳ぎで果敢に攻めます。
たかだか3 m
の距離です。
しかし、本流に接すると驚くほど流れます。
フル回転で腕を漕ぎます。
ウカウカすると流されてしまいます。
必死で泳ぎます。
そのスリルがアドレナリンを噴き出させます。
それを何度も繰り返し遊びます。
◆◆
◆◆
そして、アキちゃんが言います。
「ほなぁ、とびこもかぁ?」
その大岩は高さ2 m
以上あります。
ビビリ屋の私には、「危険だやめろ!」と守護霊様が
いいます。
アキちゃんと兄は、少し頑張れば頂上まで登れる大岩を
制覇し始めます。
仕方なくついていきます。
でも、怖いなぁ、、、。
◆◆
◆◆
大岩は炎天下で暑く立っていられないくらい熱く
なっています。
頂上になんとか登れました。
アキちゃんは「ほなぁ、いくで!」と鼻を摘んで足から
飛び込みました。
兄もそれに続きます。
私は水面を頂上から覗き込みますが、相当高く感じ
ビビりまくります。
◆◆
◆◆
足が痛いほど熱いです。
でも、怖い、、、。
アキちゃんがビショビショになって、再び上がって
きます。
兄も続きます。
「なんやどないしたん?怖いんかいなぁ?大丈夫や、 1
回
飛び込めばなんと言うこともないで!」と笑顔で近づいて
きて私の背中を押そうとします。
身震いがします。
怖いっ!
◆◆
◆◆
兄はそんな私を見て、「頑張りや!」と他人事です。
アキちゃんと兄は薄情にも 2
度目のダイブを始めます。
え~ぃ、男だ!とばかりに私は決心しました。
身震いは続いています。
鼻を摘みます。
水面を見るのはやめます。
目をつむって、「えぃ!」飛び込みました。
ズボン!
派手な水音と同時に水中に沈みます。
やばいやばい。
足はフル回転のバタ足で、手は水を必死で掻き分けます。
早く上昇しなければ、、、。
水面に顔が出ました。
同時にたらふく水を飲みました。
咳き込みます。
流れが早い!
必死の平泳ぎです。
岩から離されないように、、、。
ゲボッ、、、。
ゲボッ、、、。
なんだ、出来るじゃん、、、。
◆◆
そんな楽しい川遊びでした。また泳ぎたいなぁ、、、。
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