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tankuroです、こんにちは。
あの披露宴の続きです。
お気軽にのぞいて下さい。
◆◆ あのちょっとヤンチャな新郎新婦の披露宴がクライ
マックスを迎えようとしています。
また、森田くんの心の声と一緒にお届けします。
◆◆
◆◆
「気をつけて降りて下さい」森田くんは新郎を壇上
から誘導しています。
新婦が介添さんに連れられます。
「正面向いてしばらくお待ちください」二人は並んで正面
を見ます。
その遥か向こうには1双の金屏風の前にご両親が並んで
います。
森田くんは遠くから、その並びを確認します。
◆◆
◆◆
「おや、違うジャン!」並べたスタッフに右手を
くるくる回して合図します。
スタッフが頭を抱えてうなずきます。
両親の立ち位置を入れ替えます。
OK!
左から新郎母・父・新婦父・母の順番です。
これを間違えればその後の段取りが狂います。
◆◆
◆◆
サブアシスタントの大石くんが近づいてきます。
森田くんに手紙とワイヤレスマイクを手渡します。
「タイミング良いじゃん」さあ、これから新婦から両親に
感謝の手紙です。
新婦に手紙を渡します。
新婦は封筒から手紙を出します。
すかさず、森田くんは封筒を受け取ります。
間髪を入れずに新郎の右手にワイヤレスマイクを渡し
ます。
小声で「新婦の口元に、、、」
森田くんは強制的に新郎の左手を新婦の腰のあたりに
誘導します。
◆◆
◆◆
会場は暗転され、二人をスポットで浮き上がらせ
ます。
二人にしか聞こえない小さな声で「どうぞ、、」
うわずいた声で手紙が読み上げられます。
よし、よし良い子ジャン、、、。
◆◆
◆◆
「お父さん、お母さん、今まで育ててくれて
ほんとうにありがとうございました」と生い立ちの
エピソードを交えて話は続きます。
おい、おい、そうなの?
かなりやんちゃジャン、、、。森田くんの声です。
時々、嗚咽を交えながらも新婦は手紙を読み合え
ました。
◆◆
◆◆
森田くんは手紙を預かり、封筒に納めます。
大石くんがタイミングよく現れ、新郎からマイクを
受け取り、手紙を預かって急いでサイドに消えます。
「しばらくお待ちください」と言葉を残して森田くん
もサイドに急ぎます。
そこには身の丈 50cm
ほどのテディベアがあります。
今日の趣向は変化球です。
◆◆
◆◆
森田くんは青いリボンを巻いたテディベアを
持って新郎新婦の所に向かいます。
大石くんが赤いリボンの付いたテディベアを持って
ついてきます。
森田くんは新郎にそれを渡して、新婦には大石くん
からリレーしたテディベアを渡します。
森田くんは司会者を見てうなずきます。
◆◆
◆◆
「それでは新郎新婦より感謝の気持ちを込めて
記念品の贈呈です」
そのアナウンスを聞いて、音楽が流れ始めます。
森田くんはイントロが過ぎるあたりを見計らって
「どうぞ!ゆっくり歩いていって下さいね。向こうで
待っています」と促します。
二人は縦に並んで、暗い中をスポットライトに誘導
されるように歩き始めます。
◆◆
◆◆
森田くんは急足で壁つたいに両親がいる下手に
向かい、到着するとしゃがんで新郎新婦を待ちます。
あれ、もう来ちゃったの?
もぅ、、、ギリギリでした。
まずは中腰で新郎を新郎の母の前に誘導します。
引き続き新婦を新婦の母の前に立たせます。
距離は1 m
ほど前です。
◆◆
◆◆
「どうぞ、お渡しください」二人はそれぞれの
母親にテディベアを渡します。
激しい拍手が湧き上がります。
それが長く続きます。
みんながおめでとうの気持ちを乗せてなり続けます。
やがて少しづつフェイドアウトしてきます。
それを合図に森田くんは動きます。
両親を左右にわけ、中央に二人分のスペースを作ります。
新郎を新郎の父の隣に、新婦を新婦の父の隣りに誘導
します。
それを見て司会者が、、、。
◆◆
◆◆
「お母さん、重いですか?二人が生まれた時の
体重が収まっているんですよ。新郎は生まれた時は
2450g
でしたね。新婦は 3500g
でした。いかがですか?
思い出していただけました、、、。」
そのアナウンスに母の笑みが溢れます。
父親が俺にも持たせろとそれを奪います。
そんな暖かい光景に会場は感動に包まれます。
そんな頃森田くんは「なんだ。新婦大きかったんジャン」
と心の中の呟きます。
◆◆
◆◆
「それではご参列いただいたお客様に両家を代表しま
して新郎の父◯◯◯からお礼の言葉がございます」
なんじゃらかんじゃら。
「それでは引き続きましてご新郎からもご挨拶がござい
ます」
◆◆
◆◆
「皆さん、お忙しい中、、、、」
あれ、あれ、泣いてるジャン?
大丈夫?がんばれっ!
「ありがとうござ、、、」がんばれ、、、。
なんとか新婦が宥めて、一語一語手伝いながら無事に終え
ました。
拍手が起こります。
よかった。
程よくそれが止みそうな頃、森田くんは登場して送賓為に
引き連れます。
◆◆
「終わった、、、」
「ありがとうございました」
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