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2006.12.13

女子高生。

テーマ：養護学校のあれこれ。(117)

カテゴリ：しょうがい者福祉

昨日は長男が部活動の日だったので、学校まで迎えに行きました。

生徒玄関で待っていると高等部３年生の女の子が私に話かけてきました。

いつもは私のほうから声をかけると、一つのことで頭がいっぱいなのか無愛想に通り過ぎてしまいます。

昨日は何か嬉しいことでもあったのでしょう。

「あのね。私３年生になったん」と、彼女。

もう１２月だというのに、私にそんなことを報告してくれました。

「そうだね。もうすぐ卒業だ。就職先は決まったの？」野暮なことを聞く私です。

「ううん。」と彼女は寂しそうに顔を横に振りました。

そんな毎日を容赦なく断ち切ってしまうのが卒業です。

どんなに知的に軽度であっても、社会に旅立つ意識の薄いこの子たちに、どうして大人は勝手に背中を押してしまうのでしょう。

学校が好きなら好きなだけいたらいいじゃないですか

もうすぐ襲ってくるだろう卒業の寂しさもまだ知らず、無邪気に私に３年生になったことを報告してくれた彼女を思い、せめて残り３ヵ月に楽しい思い出がたくさんできるよう願う私でした。

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