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2012年02月10日
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1月の読書メーターのまとめです。

1月は図書館で予約していてまわってきた、いつも読むシリーズ本たちと、
友達のご主人から借りた、よそさまチョイスの本と半々でした。

どっちがどっちか、すぐわかるような状況のリストになっています(笑

楽しみにしてた「謎ディ」は面白かったけど、さほどでも・・・みたいな感じで、
高田郁さんの「みをつくし料理帖」シリーズの「心星ひとつ」は大きな転換点がきていてうーむ。

そして、東野さんの「天空の蜂」がある意味強烈でした。


1月に読んだのは9冊。お休みがあってまあまあだったと言うべきか、少ないと言うべきか
というビミョーな量なのですが、私としてはまずまずというところじゃないかなと思ってます。




読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3337ページ
ナイス数:230ナイス

■謎解きはディナーのあとで
キャラ設定は面白いと思うのですが、うーん、どうも内容が軽すぎる感じでした。何でこんなに話題になって売れているのか?と思ってしまったほどです。一つ一つの事件がライトに書かれているので、連作短編全体を使った仕掛けがさらにあってもよかったような気がします。お嬢様生活をもう少し描写してみるとか・・・。そしていやいや、地味なスーツほど安モノと高級品はよくわかると思うんですけどね(笑
読了日:01月03日 著者:東川 篤哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15526657

■謎解きはディナーのあとで 2
2冊続けて読んだせいもあったのか、やっと慣れたというかしっくりきたというか(笑 影山の意外なイヴの予定だとか、最終話の風祭警部など、事件と謎解き以外の部分で「おっ」というような部分があったせいか、前作程あれれ感はありませんでした。続編になればなるほど積み上がってよくなってくるのかも。小学生高学年辺りに最適なのかも。
読了日:01月04日 著者:東川 篤哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15539606


解決部分の描写に、「うわっ」と緊張最高潮。そしてその後のエピローグのもの悲しさに余韻がありました。道尾さんにしては普通の上質ミステリだった。初期の作品なので、あの異質物混入感がなかったのかしらね。前作も読む気になりました。
読了日:01月07日 著者:道尾 秀介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15630521

■百年の呪い―新・古着屋総兵衛〈第2巻〉 (新潮文庫)
大黒屋と相手方、双方の布陣がわかり、さて「お手並み拝見」というつもりでいたのに、気づけばがっつり夢中で読み耽ってました。一族の融合や坊城家の二人など、今後に楽しみな要素も出てきて、さて本腰いれて読むぞ的な感じです。

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15862130

■マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉
読むのも戦いという趣の本だった感じ。生理的な嫌悪感が上がってくるのを、圧倒的な世界観の強さが押さえつけてる面があり、それがバロット達がそれぞれ抱えるものが好転・進化・正常化してく面を際立たせてもいる。ギャンブルシーンが長いのだけれど、転機になるシーンでもあるのかな?勝負を楽しんで読めた。それにしても疲れたが。
読了日:01月22日 著者:冲方 丁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15978558

■心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)
一言で感想を言うなら、「ちょっと、やめてよもう」になったと思う。誰でも自分が心底望む形があって、自分でわかっているんだよね。でも生きていく時に、その形のままにならないこともわかってて、それでもやってかなきゃいけないから、つる家の周りの人たちは優しいなって思います。澪の場合は、もう優しいって言葉じゃ足りないね。人に優しくするだけなら、もしかしたらすぐできるかもしれないけど、優しくしながら自分をあんな風に扱うのは難しいと思う。料理という存在があってこそだからの今回の苦渋なんだよね。ほんともう、誰か何とかして。
読了日:01月24日 著者:高田郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16014030

■混沌 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)
毎度の如く事件はあったものの、今回は人材含め、船の陣容を整えることに終始した感じ。その一方で本来の旗本の役目に迫る事態もやっと動き出した模様。直参旗本方面は完全にユーレイ部員みたいなものだった分、どんな展開出てくるか楽しみ。苦手な年代なので、少し日本史おさらいしておくとよいのかも。
読了日:01月25日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16045212

■ふがいない僕は空を見た
「性から生へ」って大きく流れをとらえている人もいるのだけれど、とてもそんな余裕なかったです。ただ、最後が「花粉・受粉」で締めくくられてよかったとホントにホッとしました。「セイタカ・・・」が秀逸。理想や現実や、ピユアさに露悪さ。あの年頃のすべてが入っていて、若々しくもせつない話だったし、全体でも大きなポイントになっているお話かなと。「自然に」を連呼する妊婦さんの、連呼することの不自然さにもすごく納得。全部超えて子供って生まれてくるんだなとホッとして読了。
読了日:01月27日 著者:窪 美澄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16082902

■天空の蜂 (講談社文庫)
もし書店員なら、「今読んだら、あなたはどう感じますか?」みたいなPOP作って、平積みしてみたいなぁ。欲を言えば、震災前に読んでおきたかった。そして今読んで更にどう思うか感じてみたかったと思います。が、単純に社会派サスペンスとしても楽しめました。それぞれの立場の人の働きぶり、傍観ぶりがとてもらしくて一気に読めます。犯人側にも事情と主張があり、改めて考えさせられるので、コーフンして読んだ割には、読後感が何だか切ないです。
読了日:01月29日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16154552


▼2012年1月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/25832/matome

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/





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最終更新日  2012年02月10日 15時05分03秒
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