いいもん見つけた&手作り・アウトドアー

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2009年11月14日
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カテゴリ: お話したい購入品




大昔は発熱体と言えば生石灰などの原料で作られたものが多かったのですが、容積・重量が大きく、発熱温度も低くあまり汎用性がありませんでした。 現在はとても少量・軽量で高熱を発するものが数種類出ています。なかでも昔から特許を取って市販されている モーリアンヒートパック はお勧め。35gの発熱体で100度・15分~20分の高温加熱が出来る優れもの。「従来技術の生石灰に比べ、 熱量は10倍! カサ比重は約10分の1」と表示されている。このような加熱材を見直してみるのも面白い。


35g Mサイズ 

付属の加熱袋の底に加熱剤を横たえ、発熱体の入っていた袋(内側に印刷された水位表示あり)で指定の80ccの水を加熱専用袋に流し込む。するとすぐ高温の蒸気が立ち上る。沸騰する音とともに勢いよく蒸気が立ち昇る。袋の中に置かれた400ccの酒が入っているシグボトルは4~5分程度で熱燗となる。火傷をしないようにボトルを取り出し、次に温めるレトルトやカンズメを放り込む。
15分後には熱燗と温かい肴で宴会は盛り上がっている事請け合い。(笑)

モーリアンヒートパック
●加熱袋:23×28×6.6(センチ) 20g再使用可 丸めて持ち歩きする。
●発熱剤(Mサイズ):16.5×9(センチ) 35g

温度計で測りながら確認(気温17度)すると、シグボトルに入れた水400ccは8分程度で70度に上昇するが、15分入れっぱなしでも温度が変わらない。 熱効率の問題と考えプラティパス系の袋もの水筒を使ってみたが結果は同じ。加熱袋ではなく、鍋などの容器に合わせた保温袋での加熱も試みたが温度は逆に60度と通常より下回った。
平皿に加熱剤を置き、その上に平たい鍋を直接置くと沸騰するかと思えばやはり60度程度が最後まで続く。
少量の水ならば沸騰も考えられるかもしれないが、70度程度の熱湯を大量に作る目的に絞ったほうがよさそうだ。


沸騰の轟音を響かせ加熱中(撮影のために袋を開けている)

仕組みは発熱体から直接加熱するだけでなく、加熱剤から出る高温の蒸気が容器全体を加熱しているようだ。結局、高温蒸気を袋に充満させて加熱させている加熱袋が一番効率が良かった。
直接加熱(レトルト・カンズメなど)と加熱した湯を使う方法の2種を効率よく使う事が必要。
ある程度の量があれば沸騰温度までいかなので、湯を沸かす時はボトルの栓はきっちり閉めて加熱する事が出来る。


レトルトは保温袋に入れて

利用可能○× と参考温度・可能加熱量
(下記は当方の使用感で説明書と異なり、また気温により以下大きく異なります。)
直かに加熱; 
○ぬる燗  40℃ 4合~ 
○熱燗   50℃ 3合~4合
○レトルト 2袋 カレーとライスのレトルト同時加熱可能
○カンズメ 大小2~3缶程度可能。温めが目的の場合5缶。 

70度の湯で作る場合;
○湯 焼酎のお湯割りの湯 40℃~60℃
○湯 アルファー米 (熱湯で作るだけでなく、直接米袋を再加熱・保温が可能)
○湯 味噌汁・スープ インスタント系は美味しくいただけます。
○カップラーメン  まともに何とかいただけます。
△お茶   80±20℃ お茶の種類により大きく違う。
×熱湯消毒 80℃~100℃ 水の消毒など不可です。
×コーヒー 93℃~100℃ うまいコーヒーは70度では抽出できません。

「熱湯消毒」の場合は、対象物の特性により80℃~100℃が必要なので70度の熱湯では無理。お茶を淹れる時の熱湯は、茶葉の種類により80±20℃くらいなので美味しく淹れる事が出来るお茶の種類を選ぶ必要がある。挽いた豆でコーヒー抽出は高温な湯が必要なので淹れることはできない。

ちなみに使用後の処理は「使用済みの発熱剤は、酸性土壌をアルカリ性土壌に中和させる効果があります。家庭菜園、植木鉢などの土壌改善にご利用ください。」とある。山で使用後には加熱材を捨ててもよいかな?などと不埒な考えを起こしてはいけない。


グズグツと音を響かせ沸騰

結論としては70度の温度はレトルト・カンズメの加熱が効率良いようです。70度とは意外と熱いのでアルファー米のもどしにも熱湯並みに活用ができる。(食べ残したアルファー米の再加熱や作りたての保温には最適。その温かさはとても嬉しい食物となる。)
アルファー米や酒ばかりではなく味噌汁やスープなどのインスタントものやお茶などを作る事に十分な温度と湯量もうれしい。 

微量の水素ガスが出るがほとんどが純粋な水蒸気。ラップに包み「蒸しシュウマイ」はファミリーキャンプなどでは受け間違いなしの技。4人前があっという間にテーブルに並ぶ。

この加熱材の一番の利点は、大量の水を沸かさず食材を温める事が出来る事。火を使うストーブではまねができない。山のストーブのサブには、ストーブでなければいけないという理由はどこにもない。この超軽量の加熱剤は持っていて損はない代物。






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Last updated  2009年11月15日 22時57分47秒
コメント(18) | コメントを書く


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非常時  
源 信正 さん
非常時のパックとして最適ですね。
山だけでなく海でも活用できそうです。
機械の組み立てのために使っている倉庫の片隅に、
期限切れ(5年間有効)海難用の非常パックがおいてあり、分解してみました。
トラベルミン、傷薬、ワセリン、包帯、そして大事な水と食料が簡易防水の容器にコンパクトにまとめられてました。
フェリー等に乗るとデッキに置いてある繭玉の親分のようなものの中には救命ボート、信号玉や先ほどの非常用キットが入っており。海の中に投げ下ろすと、自動的に展開し、その中に非難します。
三重県沖で起きたように、いつ何時災難に巻き込まれるかわかりません。
そのキットの中にターボさんが今回書かれたヒートパックがあると、心強いですね。
(2009年11月14日 22時14分06秒)

発熱の原理  
源 信正 さん
発熱の原理を調べてみました。
昔大好きな番組(冒険野郎マクガイバー)でやってましたね。
わかってみると単純な化学変化ですが、すごい発熱量です。
複数入れすぎて、やけどしないようにしましょう。
化学反応を下に載せておきます。
義務教育理科実験が来年度から増えるようですから、これもやってみるといいですね。
粉体アルミニウム(Al)21グラムと粉体酸化カルシウム(CaO)14グラムを配合して成る発熱主剤の35グラムに、無水MgCl2を1.75グラムを添加して、常水60mLと反応させ、反応系に存在する過剰量の水と無水MgCl2を水和反応を起こさせ、MgCl2・6H2Oに転換せ、Alと反応すべきCa(OH)2 の量を減らすことにより発生する水素の量を抑制し、且つ無水MgCl2が水と水和反応を起こすときの水和エンタルピ-(ΔhydH=-138KJmol-1 )を熱量として利用し、両反応熱の総和として約3886cal/g以上の熱量を得る。 (2009年11月14日 22時35分45秒)

Re:非常時(11/14)  
源 信正さん
その倉庫は玉手箱のようですね。当方は非常用キットなどはとても興味しんしんです。

(2009年11月14日 23時12分30秒)

Re:発熱の原理(11/14)  
源 信正さん
とても詳しくお教えいただきました。ありがとうございます。
当方は10年ほど前に加熱剤の入った米軍戦闘糧食 MREレーションを試してから、加熱剤は使いようによっては面白いと思っていました。

しかし火を使うストーブの代わりとまではいかないことを感じています。沸騰しないことは、何かにつけ山での安心感につながらない場合がある事を経験したのです。
その後緊急・災害用として備蓄していました。

でも熱燗専用としては面白いのです。また水を沸かさなくとも湯煎のようにパックなどが温められる事が魅力なんですね。

ちなみに、今回の実験は気温17度で行ったものです。より気温が低い時は加熱対象を少なくするべきと思います。
まあそんなに気にせず加熱剤2~3個あればファミリーキャンプの盛り上げには重宝しますが、、、

(2009年11月14日 23時52分49秒)

Re:モーリアン・ヒートパック(11/14)  
pace さん
基本たき火ができる所だけでキャンプでしたので、こういったものには疎い私です(笑)
ストーブとたき火だけじゃ無い、こんな物があることにびっくりですから!
参考にさせていただきます!!! (2009年11月15日 01時59分31秒)

Re[1]:モーリアン・ヒートパック(11/14)  
paceさん
やはり焚き火が一番ですよね。
焚き火ができるところを中心に考えて行動する発想はとてもうらやましいです。
大御所のpaceさんのように、カヤックで世界をまわられている人から見るとこのような加熱剤などは細かい話と思いますが、、(笑)

今、山での焚き火ができるところが少なくなりさみしい限りです。

(2009年11月15日 09時25分00秒)

Re:山でも冬は熱燗 55gの幸せ  
ゾルバ さん
なんだかんだ言ってもストーブの炎での加熱には勝てないでしょうけど。火気厳禁の場所では重宝しそうですね。電車の中・美術館の中庭・森林火災厳重警戒地区などで暖かい食事をするのは面白そうですね♪このコーヒー器具と併用すると楽しいかも…(笑)♪
http://www.youtube.com/watch?v=LG3eGhong-g (2009年11月15日 14時15分58秒)

Re[1]:山でも冬は熱燗 55gの幸せ(11/14)  
ゾルバさん
ハンドプレッソはなかなかファミリーキャンプには受けが狙えそうですね。(^^)
物欲が出てきましたが、、、、どうしよう(笑)

(2009年11月15日 18時00分50秒)

こんばんは。  
楽天得子  さん
寒くなってきましたね。

ターボーさんの御愛煙のタバコは「峰」なんですね。
渋い~(^^♪

火を使わずに温めることができのって便利ですね。
しかもコンパクトで軽量!優秀です(^^)v
最近は公園やお山などでも火気厳禁のところが増えていますものね。

缶コーヒーや缶スープ、缶のおでん、缶の焼き鳥など、ちょっとだけ手軽に温めたいものも増えましたので、意外とこれは活躍の場がありそうですね。

なんだかひとつ買ってみたくなりました(^^♪
物欲スイッチオン! (2009年11月15日 22時05分30秒)

Re:こんばんは。(11/14)  
楽天得子さん
お久しぶりです。本当に寒くなってきましたね。
タバコ「峰」は500円になろうと吸い続けます。(笑)

缶コーヒー・缶スープ・缶のおでん・缶の焼き鳥・・・
次々に温めるものが浮かんでくるところはさすがですね。
これからどんどん寒くなるので楽天得子さんも寒さ対策には十分気をつけて旅行を続けてください。(^^)

(2009年11月15日 22時47分19秒)

Re:山でも冬は熱燗 55gの幸せ <モーリアン・ヒートパック> (11/14)  
twoget さん
カップ麺が食べられれば助かりますな。

しかし便利なものがありますね。

災害時なら重宝するし、安いものです。 (2009年11月15日 23時48分29秒)

べんりですねぇ。  
ワンダーハリー・M さん
コンロを使わなくても熱をつくれるというのは画期的ですね。
(2009年11月16日 00時55分21秒)

Re[1]:山でも冬は熱燗 55gの幸せ <モーリアン・ヒートパック> (11/14)  
twogetさん
やはり寒い冬は麺系統が良いですね。
意外と重宝するし、値段もここぞとばかり使うと安いなと感じます。(^^)

(2009年11月16日 21時54分57秒)

Re:べんりですねぇ。(11/14)  
ワンダーハリー・Mさん
>コンロを使わなくても熱をつくれるというのは画期的ですね。
-----
災害時はバッチリかも…
アルファー米など、たくさん買いすぎたので賞味期限が切れるまで山で使い切れるか?
・・・災害を待っているわけにもいかず、、、(笑)

(2009年11月16日 21時56分34秒)

Re:山でも冬は熱燗 55gの幸せ <モーリアン・ヒートパック> (11/14)  
ippo248 さん
おはようございます。初めまして、お邪魔致します。

防災で常備していましたが、2世代(5年×2年)でランニングストックから外しました。
今は飛騨コンロとマングローブ炭と固形燃料です。
避難所では火は使えませんが自宅籠城なので必要ないと言う結論です。
固形燃料の燃焼網いただきます。
ありがとうございました。 (2009年11月22日 05時56分30秒)

Re[1]:山でも冬は熱燗 55gの幸せ <モーリアン・ヒートパック> (11/14)  
ippo248さん
>固形燃料の燃焼網いただきます。
-----
フフフ。ご参考になったようで、、
やはり行きつくところの一つに固形燃料がありますね。
ご成功をお祈りいたします。

(2009年11月22日 09時25分13秒)

手桶ストーブを発表!  
JSB さん
和風で迫る?斬新なゴトクのスタイルです
目的は、ポットハンドルで火傷しない工夫です
http://ikaros.air-nifty.com/ikaros/2009/12/ver1-01d2.html
ゴトクの強度も一緒に向上します(笑)

ポットハンドルを
風上に、風防を偏芯させて、近寄せる 、に加えて

ほんの少し、ハンドルの位置を低くなるように置く
などの慌てワザも、ときには有効打になりそう。
200mlの給湯を、約3分半ぐらいです(笑) (2009年12月12日 18時19分05秒)

Re:手桶ストーブを発表!(11/14)  
JSBさん
このような風防は大好きです。
風除けとともにポットハンドルで火傷しない工夫はさすがです。またなんとゴトクの強度も向上とは。

参考にさせていただきます。

(2009年12月12日 19時57分09秒)

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