既視感



            誰のものでもない
            確かにそう聴こえている

            もう逃げ隠れはできない
            けれど本当は
            何も考えていない
            理由のための理由はいつだって不毛だ

            残念ながら手遅れです
            知らなかったとは言わせない
            本当は
            何の意味もなかったのだろう

            どういうつもりなのか
            気紛れか
            一体あれはなんだったのか

            などと考えるのは
            全くもって無意味だ
            忘れるしかない

            それはそうと
            手に入れようと思ったのが
            そもそもの間違いだったのだ


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