全56件 (56件中 1-50件目)
8月の読書読んだ本の数:8読んだページ数:2096エブリシング・バブルの崩壊の感想日本の不動産バブルを膨らませて崩壊させたのは米国だった。バブルを膨らませるだけ膨らませておき、最後にプチッとピンを刺す。ちょっと振り返りで。米国は利上げ(庶民)とバブル(金持ち)どっちをとるか。読了日:08月19日 著者:エミン・ユルマズ国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯 上の感想前半はおもしろくない。だんだん面白くなるのであきらめず読んで欲しい。信用ゼロからの大借金。しかも時代は金本位制なので、金かポンドがないと始まらない。読了日:08月18日 著者:板谷 敏彦人間の証明 勾留226日と私の生存権についての感想体調がさらに悪化しようが、死に瀕しようが、意に介さない。なぜなら最終的に勾留を決めるのは裁判官であり、あくまで意見書を出しただけの検察官は責任を追及されない構図になっているからである。被疑者は実名で、官は役職名。これでは変わらないのは当たり前。読了日:08月15日 著者:角川 歴彦城崎にて 四篇の感想城崎温泉と志賀直哉であそぼう。読了日:08月08日 著者:森見登美彦,円居挽,あをにまる,草香去来没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術の感想サイン本があったので、よっぴー本。ニコニコ明日復活なのでいいタイミング。①ゴールとルールがはっきりしていて、フィードバックが早いこと。は大事。ほめて伸ばそう。読了日:08月04日 著者:吉田 尚記ロジカルダイエット 3か月で「勝手に痩せる体」になる (幻冬舎新書)の感想中身はすべて帯に書いてありました。●あなたが食べていいカロリー量は「34×なりたい体重」読了日:08月04日 著者:清水 忍店長がバカすぎて (ハルキ文庫 は 15-1)の感想好きな本たちに囲まれ、好きな物語を好きな作家から受け取って、愛すべきお客様のもとへ大切にお届けする。その単純作業がなかなかうまくいかず、イライラすることばかりだけれど、その根底はこの仕事を始めたときから変わっていない。願わくば、もう少しだけ対価をいただけるとありがたい書店員さんガンバレー!読了日:08月03日 著者:早見 和真噓だらけの日本古代史 (扶桑社新書)の感想「民の竈」これこそ、財務省の職員研修で最初に教えるべきでしょう。日本のエリートは日本の古典も学んでるかしら。読了日:08月01日 著者:倉山 満
2024.09.03
コメント(0)
7月の読書読んだ本の数:10読んだページ数:2296プロレスラー、ラーメン屋経営で地獄を見る (宝島SUGOI文庫)の感想夢だけでは食っていけない。意地を張れば、金を失う。0から1は難しい。やるならわかってやって欲しい、という教訓。読了日:07月28日 著者:川田 利明(「麺ジャラスK」店主/プロレスラー)新型コロナは人工物か? パンデミックとワクチンをウイルス学者が検証する (PHP新書)の感想オミクロンは人工物っぽい。そこから逆進の武漢型。武漢の研究所のスポンサーはどの企業なんだろう。読了日:07月27日 著者:宮沢 孝幸おっさんず六法の感想おっさんに限らずサラリーマンは読んでおいた方がよさそう。読了日:07月21日 著者:松沢直樹こちら横浜ポートシティ不動産の感想不動産屋さんのお仕事小説、と思いきや、相続と不動産活用の本でした。読了日:07月20日 著者:右手 盛賢富がん闘病日記の感想「黙るよりスベれ」。これが森永ゼミのモットーだ。童話は掲載された本のタイトルと合わせるとよくわかる。教育は早めにしておいた方がよさそう。読了日:07月15日 著者:森永 卓郎ミレニアム7 下: 鉤爪に捕らわれた女の感想今度の作者はITが苦手な人かしら。ギーク要素は残して欲しかった。ここからで納得させてほしいところ。読了日:07月14日 著者:カーリン・スミルノフ成瀬は信じた道をいくの感想漫才も司会もできて、パトロールが趣味で、京大を目指すほど勉強が得意な人は将来何になるんだろう。てことで、成瀬はどこに向かう?伏線回収と、おかん視点は次巻に持ち越し。読了日:07月10日 著者:宮島 未奈もしも豊臣秀吉がコンサルをしたらの感想コンサル本チックかと思ったら何の根拠もなく。著者はコミュニケーションが専門でした。読了日:07月07日 著者:眞邊明人2024-2025 資産はこの「黄金株」で殖やしなさい! 日経平均は8万円を目指す: 新冷戦、超インフレ、生成AI──乱世を勝ち抜く投資頭脳の磨き方 (資産はこの「黄金株」で殖やしなさい! 2024-2025)の感想ドル預金も悪くありません、で、ブツっと本編が終わります。波動的には8万円いってもおかしくないそうです。読了日:07月06日 著者:菅下 清廣グローバルサウスの逆襲 (文春新書 1451)の感想アメリカのトランプ支持層と同じタイプの人は世界中に存在。資本主義の次の形を模索する時代に来ているようです。読了日:07月03日 著者:池上 彰,佐藤 優
2024.08.01
コメント(0)
ミレニアム7 上 鉤爪に捕らわれた女 [ カーリン・スミルノフ ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/6/26時点)楽天で購入新作者による三部作昔の鉱山を再開する計画はありませんよ。イギリス人が数キロ先の地域で試掘をしているんだ。そこで露天掘りの鉱山をつくりたいんだな。いまのところ県の行政委員会はノーと言っていて、もっともな判断です。湖が破壊されてガスカスの飲用水が危険にさらされるし、トナカイ所有者は、いつものように放牧が立ち行かなくなる。でも例によって、大きな金が絡むとノーと言っても誰も聞かない。
2024.06.26
コメント(0)
5月の読書読んだ本の数:4読んだページ数:1309タングルの感想なんかいまいちだなぁとおもったら、シンガポールを書く小説だった。といいつつ、鷲津政彦が出てきたってことはこの本は序章と期待。読了日:05月20日 著者:真山 仁くもをさがすの感想癌の闘病記を書いて作家になるのではなく、一流作家が癌になった記録。書くことが生きる力なのかしら。読了日:05月12日 著者:西 加奈子BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?の感想本書は、1万6000件超の大小のプロジェクトのデータを網羅する、この種のものとしては世界最大を誇るデータベースをもとに書かれた。納得感はあるがあまり裏付けは書かれていないのが残念。読了日:05月05日 著者:ベント・フリウビヤ,ダン・ガードナーダーウィンの呪い (講談社現代新書)の感想進化論>優生学>ゲノム編集へと続く。米国では白人より有色人種の方が子だくさん。てことは主権は有色人種に移る。それもヒトの選択。読了日:05月03日 著者:千葉 聡
2024.06.01
コメント(0)
世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた [ 中野信子 ]価格:1,320円(税込、送料無料) (2024/3/23時点)楽天で購入タイトルはうそで、阿多のいい自分のやってることののエッセイでした。
2024.03.23
コメント(0)
武漢コンフィデンシャル [ 手嶋 龍一 ]価格:1870円(税込、送料無料) (2022/11/23時点)楽天で購入インテリジェンス活動に携わる僕らの責務は、中国の共産党政権をこの手で潰すことじゃない。精緻な情報を政権の要路に届けて誤りなき決断の拠り所とすることにある。いかに精緻なインテリジェンスも、かのチャーチル卿のような舵取りを欠けば、単なる紙屑に成り下がってしまう。ましてや情報コミュニティに“モグラ”が潜んでいれば、貴重なインテリジェンスは凶器に変じて同志を射殺すことだってある。武漢ウィルスは中国発資金源はアメリカ原因は、オバマ政権な模様。
2022.11.23
コメント(0)
影法師【電子書籍】[ 百田尚樹 ]価格:554円 (2022/8/21時点)楽天で購入「世の中にはすべて裏と表がある。学問にもまた裏と表がある。せっかく学んだ学問が世のため人のために生かされず、ただ己の知識のためだけにあるとしたら、つまるところ手慰みと同じではないか」 武士にとって、剣を抜くことは一生に一度あるかないかだろう。言いかえれば、剣の修行に励む者は、その一度のために修行をしているようなものだ。
2022.08.21
コメント(0)
5月の読書読んだ本の数:5読んだページ数:1282日本史真髄 (小学館新書)の感想穢れ、怨霊、和、言霊、朱子学、天皇。話し合い絶対主義。日本人の思考的弱点は知れる良書。読了日:05月29日 著者:井沢 元彦草原の記 (新潮文庫)の感想天に空があり、地に草原がある。それで十分。モンゴルの精神が少しわかった気になれました。要するに都市など要らない、という気分がどのモンゴル人にもありつつ、首都ウランバートルにおける都市性は存在している。読了日:05月21日 著者:司馬 遼太郎習近平が隠す本当は世界3位の中国経済 (講談社+α新書)の感想中国が発展しているのは事実。日本が抜かれるのも現実。武力で国境線を変えるのはアジアでは成立するのか。読了日:05月15日 著者:上念 司楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)の感想知財の範囲が少しわかった。個人はセーフ。ソフトウェアについても触れてほしかった。読了日:05月07日 著者:稲穂 健市人為バブルの終わりの感想わざと過去の本を読み答え合わせ。景気変動的には円安に向かうところ。変動は開始と切り替え点の見極めが肝心。読了日:05月06日 著者:若林 栄四
2022.06.01
コメント(0)
日本人が誤解している東南アジア近現代史 (扶桑社新書) [ 川島 博之 ]価格:1012円(税込、送料無料) (2022/1/23時点)楽天で購入コメを作ってきたアジアの農村では人々は濃密に関わって暮らしてきた。それに対して酪農が大きな割合を占める欧米は農村の人口密度が低い。そこでは人間関係が希薄だ。 それに対して、人間関係が濃密なアジアでは、約束をいちいち紙に書く必要はない。約束を守らない人間は村にいられなくなるためである。そんな精神風土のアジアでは、人々が都市に密集して住むことを好む。 「ライダイハンは悲しい事実だが、今となっては歴史の一コマに過ぎない。そして、重要なことはライダイハンと呼ばれる人々もベトナム人であることだ。この問題をそっとしておくことは彼らのためにもなる」という趣旨のことを語った。筆者はそこに、血を流して実力で独立を勝ち取った国の誇りを見た。 そんな原発であるが、対応が難しいのは事故が起こった時である。地震、津波、テロ、そして人為的な誤動作も事故の原因になる。 そして重要なことは、科学の用語に「絶対」がないことである。絶対事故が起きないと言うことはできない。あるのは確率だけである。そして確率とは人知が及ばない現象である。原発の価格は、安全をどの水準で考えるかによって決まる。事故の起きる確率を低くしようとすればするほど、原発による発電は高くつく。 飛行機が発達した今日、新幹線は300kmから500km程度の移動に適している。それ以上の距離は飛行機で移動する方が効率的である。また300km以下の距離ならば、自動車で移動する方が便利だ。このような事情が明らかになりつつあるので、東南アジア諸国が新幹線の建設に一生懸命になるような状況ではない。
2022.01.23
コメント(0)
プリンス [ 真山 仁 ]価格:1870円(税込、送料無料) (2021/12/18時点)楽天で購入メコンのものは、メコン国民のために使われる-。それが、「普通の民主的な独立国家」の常識だからだ。 民主主義なんて面倒なことはいい。ただ、金持ちになればいい。それも、自分の家族だけでいいーメコンの国民の多くは、そう考えている。だから、先進国に出稼ぎに行くし、チャンスとあらば利権を貪る。それを「悪い」とは言わない。大抵は「賢い」と言われる。 ミャンマー想定。タイトルでネタバレ。
2021.12.18
コメント(0)
マルクス・アウレーリウス (2007) 神谷美恵子訳 『自省録』 岩波書店.ヘルマン・ボーテ (1990) 阿部謹也訳 『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』 岩波書店.エドマンド・バーク (2003) 水谷洋, 水谷珠枝訳 『フランス革命についての省察ほか』(Ⅰ, Ⅱ) 中央公論社. ガイウス・ユリウス・カエサル (2015) 高橋宏幸訳 『カエサル戦記集 ガリア戦記』岩波書店. 孔子 (1963) 金谷治訳注 『論語』 岩波書店. チャールズ・ダーウィン (1990) 八杉龍一訳 『種の起原』 (上, 下) 岩波書店. ルネ・デカルト (1997) 谷川多佳子訳 『方法序説』 岩波書店. フェルドウスィー (1999) 岡田恵美子訳 『王書―古代ペルシャの神話・伝説』 岩波書店. ヴィクトール・E・フランクル (2002) 池田香代子訳 『夜と霧 (新版)』 みすず書房. 韓非 (1994) 金谷治訳注 『韓非子』 (第1冊, 第2冊, 第3冊, 第4冊) 岩波書店. ヘロドトス (1992) 松平千秋訳 『ヘロドトス 歴史』 (上, 中, 下) 岩波書店. ホメロス (1992) 松平千秋訳 『イリアス』 (上, 下) 岩波書店. ホイジンガ (2001) 堀越孝一訳 『中世の秋』 (1, 2) 中央公論新社 オマル・ハイヤーム (1993) 小川亮作訳 『ルバイヤート』 岩波書店. 李攀竜編 (2000) 前野直彬注解 『唐詩選』 (上, 中, 下) 岩波書店. ニッコロ・マキアヴェッリ (1998) 河島英昭訳 『君主論』 岩波書店. 井筒俊彦 訳 (1964) 『コーラン』 (上, 中, 下) 岩波書店. フリードリッヒ・ニーチェ (1967) 氷上英廣訳 『ツァラトゥストラはこう言った』 (上, 下) 岩波書店.トーマス・ペイン (2005) 小松春雄訳 『コモン・センス 他三篇』 岩波書店. プラトン (1964) 久保勉訳 『ソクラテスの弁明 ・ クリトン』 岩波書店.マルコ・ポーロ (1970, 1971) 愛宕松男訳 『東方見聞録』 (1, 2) 平凡社. ウィリアム・シェークスピア (1985) 小田島雄志訳 『シェイクスピア全集 ロミオとジュリエット』 白水社.アダム・スミス (2000) 水田洋、杉山忠平訳 『国富論』 (1, 2, 3, 4) 岩波書店.マックス・ウェーバー (1989) 大塚久雄訳 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 岩波書店.荘子 (1971) 金谷治訳 『荘子』 (第一冊〔内篇〕) (第二冊〔外篇〕) (第三冊〔外篇・雑篇〕) 岩波書店. 巌本善治編、勝部真長校注 (1983) 『新訂 海舟座談』 岩波書店.鈴木大拙 (1968) 『鈴木大拙全集 第8巻 日本的霊性』 岩波書店.世阿弥 (1958) 野上豊一郎、西尾実校訂 『風姿花伝』 岩波書店.近松門左衛門 (1977) 祐太義雄校注 『曾根崎心中・冥途の飛脚 他五篇』 岩波書店.中村元訳 (1984) 『ブッダのことば スッタニパータ』 岩波書店.
2021.07.19
コメント(0)
5月の読書読んだ本の数:7読んだページ数:2299最強の教訓! 世界史 (PHP文庫)の感想歴史を学ぶ、ではなく、歴史に学ぶ。歴史から教訓を学ばぬ者は、過ちを繰り返して亡びる。通史より他に学ぶべきものが。。。読了日:05月31日 著者:神野 正史サクッとわかる ビジネス教養 中国近現代史の感想教科書的。もう少し何故が欲しかった。鄧小平と習近平はなぜ上がってこれたかが知りたい。世襲になったりしないのかしら。読了日:05月29日 著者:村上海賊の娘(四) (新潮文庫)の感想最後まで読んで本屋大賞?な感じでした。泉州弁は出てくるのに広島弁が出てこないのはなぜかしら。読了日:05月23日 著者:和田 竜村上海賊の娘(三) (新潮文庫)の感想誰の指図も受け入れず、勝手気ままに戦する。それこそが、海賊たる者の真骨頂ではないか。ここまでは導入部なのでしょう。読了日:05月18日 著者:和田 竜極小農園日記の感想メッセージは、叫ぶ当人のものではなく、受け手のものだ。一人一人が勝手に解釈すればいいものだ。家庭菜園話は半分ぐらいでした。読了日:05月16日 著者:荻原 浩風神雷神 (下) (講談社文庫)の感想天かが統一される時代のアーティストと貴族の話が分かったのはありがたい。美術館はコロナでも開けていいんじゃないかしら。読了日:05月11日 著者:柳 広司風神雷神 (上) (講談社文庫)の感想「行為」は「言葉」によって意味を与えられる。「カブキ者」ではなく「イタズラ者」。「やくざ」ではなく「暴力団」。屏風、扇子、絵巻物。日本美術を少し学ぶ。読了日:05月05日 著者:柳 広司
2021.06.01
コメント(0)
村上海賊の娘(第1巻) (新潮文庫) [ 和田竜 ]価格:649円(税込、送料無料) (2021/4/18時点)楽天で購入「天下の要害なんてめったにあるもんじゃないんだから、素直に信長の奴に大坂を譲ってやりゃいいんだよ。念仏なんぞ、どこでだってできるだろうが」織田信長が換地を用意したらなかったのかしら。
2021.04.18
コメント(0)
昭和史 戦後篇 1945-1989【電子書籍】[ 半藤一利 ]価格:990円 (2021/3/2時点)楽天で購入同時に、言ってみれば日本の「頼りなさ」です。今日まで「一億玉砕」「戦士であるおまえたちがそんなだらしないことでどうする」と横ビンタ張っていた人たちが、次の日から「これからはアメリカだ」「民主主義だ」なんて言い出すんですから、その変わり身の早さにも驚かざるを得ません。 その一番のいい例、じつは一番「悪い例」なんですが、それが内務省が中心となり、連合軍の本土進駐を迎えるにあたって十八日に打ち出した策に出ています。戦時、「敗けたら日本女性はすべてアメリカ人の妾になるんだ。覚悟しておけ」と盛んにいわれた悪宣伝を日本のトップが本気にしていたのか、いわゆる「良家の子女」たちになにごとが起こるかわからないというので、その〝防波堤〟として、迎えた進駐軍にサービスするための「特殊慰安施設」をつくろうということになりました。そして早速、特殊慰安施設協会(RAA)がつくられ、すぐ「慰安婦募集」です。いいですか、終戦の三日後ですよ。 暴力のもとにジャーナリズムは必ずしも強くないのです。戦前、軍の暴力のもとにジャーナリズムがまったく弱かったのと同様で、それは残念ながら、しっかりと認識しておかなくてはいけません。表現の自由を断固たる態度で守らねばならないというのはその通りですが、断固たる態度を必ずしもとれないところがジャーナリズムにはある、それは反省と言いますか、情けないくらいの私の現実認識でもあるのです。 そしていまは、戦後日本は押しつけてつくられたのだと珍なる議論がかまびすしいときです。そのとき両国のトップによる、それこそサミットともいえる会談がこのような形で行なわれていた事実を知ることは、必ずしもむだではないと思います。それが正しかったか正しくなかったかは皆さん方一人ひとりがお考えいただきたいと思います。
2021.03.02
コメント(0)
渋沢家三代【電子書籍】[ 佐野眞一 ]価格:897円 (2020/11/8時点)楽天で購入それにしても時代が下れば下るほど、どんな分野でも日本人が小粒化していくのはなぜだろう。 渋沢栄一の偉業はあまりわからず、一族の通史がわかる。
2020.11.08
コメント(0)
ひよっこ社労士のヒナコ (文春文庫) [ 水生 大海 ]価格:880円(税込、送料無料) (2020/9/13時点)楽天で購入お仕事小お説の肝は、二つある。主人公の職種と、物語における主人公のドラマ、だ。この二つのバランスが取れている作品が、優れたお仕事小説なのである。勉強とか学校とかいう言葉で、不満を呑み込まされてはいないだろうか。お客のおかげで仕事ができる、社会に出てからも勉強は必要、それはたしかだ。ただし給料は給料。労働に対する対価なのだから、別のものだ。けれどそこに目を向けさせず、やりがいを盾にとって、安い賃金で働かせるために労働の動機づけにする。それがやりがい搾取だ。
2020.09.13
コメント(0)
アンマーとぼくら (講談社文庫) [ 有川 ひろ ]価格:792円(税込、送料無料) (2020/8/25時点)楽天で購入勝手な厚意を押しつけて、自分が期待したように受け入れられなかったからキャンキャン吠えて、どこのヤクザだ。どこの当たり屋だ。=ひとこと多い有川せんせいひろ表記で初かしら。沖縄の観光名所にキャラを置きに行ったような。沖縄環境協会は喜ぶでしょうが。次は北海道で。
2020.08.25
コメント(0)
ブルボン朝 フランス王朝史3 (講談社現代新書) [ 佐藤 賢一 ]価格:1100円(税込、送料無料) (2020/3/28時点)楽天で購入ルイ十五世は、それを容れた。最後には容れなければならなかった。たとえ王政の否定に通じるものであっても、それが優れた文化として光を放つなら、フランス王家は容れなければならなかった。「絶対王政」など絵空事の理想にすぎず、文化大国としての求心力を維持できなければ、フランスなどいつバラバラになるとも保証の限りではないからだ。文化は拒むことはできないーそれこそはブルボン朝の宿命だった。 フランス王家はフランス人という意識を高め、フランスという国を存在せしめた。わけてもフランスを神格化するまでに称揚したブルボン朝は、この文脈において歴史の最たる功労者といえそうである。
2020.03.28
コメント(0)
新章 神様のカルテ【電子書籍】[ 夏川草介 ]価格:1782円 (2020/3/19時点)楽天で購入元来が医療というものは、人が人の命を左右するという無茶な使命を負わされている。かかる乱暴な礎石の上に、理不尽と不条理と矛盾の三本柱を立て、権威という大きな屋根をかけたのが大学病院だ。もとより基礎も柱もゆがんでいるのに、屋根だけは格別巨大であるから、様々なところにひずみが生じて、まことにいびつな建造物と化しているのである。 「世の中は難しいことが多い。だがだからといって、君が難しくなっていいわけではない。どんな理由を述べたところで、噓と卑怯と小細工は恥ずかしいことだ。君の好きな将棋もフェアプレイが基本ではないか」 難病と闘いながらも比較的マイペースに過ごしている岡さんが、今日は確かに顔色が悪い。貧血のせいもあるが、なにより明らかな不安が見える。 こういうとき、必要なのは理屈ではない。 急がぬこと、慌てぬこと、そして少しだけはったりを利かすこと。 「あんまり自分を責めるもんじゃないさ。ひとりの医者が何もかも全部知っているんなら、大学医局もカンファレンスも必要ない。世の中には、珍しい病気、わからない病気ってのが山ほどある。そういうややこしい疾患を、それぞれの分野のオタクみたいに詳しいドクターたちが頭を突き合わせて答えを出していくのが大学って場所だ。その意味じゃ、大学も、ちゃんと仕事をしているってことだよ」 要するに、 〝まだまだ未熟〟 複雑怪奇な医療現場の中で、ガイドラインが必要であることは間違いない。ルールや規則も、それがなければよりいっそうの混乱をきたすことは疑いない。けれどもそれらはあくまで道具である。ただの道具が、いつのまにやら我が物顔で病院中を闊歩している。積み上げた道具があまりに多すぎて、道具の向こう側が見えなくなっているのではなかろうか。
2020.03.19
コメント(0)
文庫 ぼくの週プロ青春記 90年代プロレス全盛期と、その真実 90年代プロレス全盛期と、その真実 [ 小島和宏 ]価格:990円(税込、送料無料) (2020/3/6時点)楽天で購入辛口の記事を書くにしても、そこに『愛』があれば、全然、違ったものになるはずだから キャリア一ヶ月の新人記者に、なんであそこまで親切にしてくれたのか?おそらく、彼女は活字プロレスの重要性を、どの女子プロレスラーよりも知っていたに違いない。 「バカバカしいと思うなよ。やってる本人、おおマジメ」その昔、関根勤が『カックラキン大放送』で口にした名言は、編集者としての僕にとって座右の銘になっている。バカなことを手を抜いてやったら本当のバカだが、大まじめにやれば何か伝わるものがあるはず。大仁田の自伝も読もうかしら。
2020.03.06
コメント(0)
演劇入門【電子書籍】[ 平田オリザ ]価格:770円 (2020/1/25時点)楽天で購入普通の人にとっては、どうということのない瞬間、何気ない言葉のやりとりが、どうしても気になって仕方のない、そういった偏屈な人間が劇作家になる。そして、その瞬間、その言葉に、徹底的にこだわることによって、普通の人々も潜在意識の中では実はさまざまな妄想や、悩みや喜びを抱えながら生きているのだということを明らかにしていく。劇作家というのは、そのような仕事だと私は考えている。 「伝えたいことなど何もない。でも表現したいことは山ほどあるのだ」 繰り返すが、伝えるべきものがないというのは、伝えるべき主義主張や思想や価値観は、もはや何もないということだ。だが、伝えたいことなど何もなくても、私の内側には、とめどなく溢れ出る表現の欲求が、たしかにある。 先にも記したように、かつて演劇は、メディアとして「見てきたような噓をつく」役割を果たしていた。しかし、現代においては、宇宙の果ての風景から人体の内部まで、およそ形のあるもので、私たちの眼に見えないものは何一つないかのようだ。しかし、それでも、見えない、そして、何よりも私たちが見てみたいものが、ただ一つある。私たちの精神の振幅、私たちの心の在りようを覗き見てみたいと、人々は切に願っている。 ふだんの日常生活のなかでは見ることのできない精神の振幅を描くなら、演劇は、まだその役割を終えることはないだろう。 映像では、フレームから出ていった登場人物は、いったんその物語から関係なくなるという暗黙のルールがある。なぜなら、もし必要ならカメラのフレームはその人物を追うだろうから。小説ならば、なおさらだろう。文章上で触れられなくなった人物について、読者がいつまでも気になるということは、まずありえない。 だが、演劇の場合には、戯曲と演出と俳優の能力が重なり合えば、観客の想像力を喚起して、意識の流れを誘導し、その場にいなくなった人間についての物語も、あるいは前後の時間や、舞台の外側の空間についても、容易に観客に想像させることができるのだ。すなわち、ある限られた空間、ある限られた時間を描くだけで、世界全体をうつし出すことができるのだ。 繰り返し言う。演劇は、観客の想像力に委ねる部分の多い表現である。 日本語は対話の苦手な言語である。日本人は対話の苦手な民族である。だからこそ、私たちは、本書の中で、注意深く、対話の苦手な日本人が、それでも他者と出会い、話さざるを得ないような「場所」や「背景」を探してきたのではなかったか。 私がこれまで示してきた戯曲を創るための手続きは、突き詰めれば、「対話」を産み出すための手続きだったと言っても過言ではないだろう。 日本語は、対話劇を産み出すのに不利な面が多々あるのは否めない。私たちが演劇作品、とりわけ翻訳劇を観るとき、「そりゃ理屈では解るけど、日本人は、そんなに喋らないよ」と感じてしまう、その原因の大半はここにある。「対話」を、西洋人と同じレベルで描くこと自体に無理があるのだ。 同様に私は、「演劇がいかに人を騙すか」というからくりを、すべての人に知ってもらった上で、演劇を鑑賞してほしいと願っている。全国でワークショップを開いたり、戯曲の講座を担当したりするのも、この願いが原動力となっている。普段芝居を観る人にはすごく面白い。歌舞伎役者は歌舞伎の言葉に感情を乗せられるのは何故か。
2020.01.25
コメント(0)
白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫) [ 小野 不由美 ]価格:825円(税込、送料無料) (2019/11/20時点)楽天で購入偽王は玉座を盗んで国を生かそうとするから破綻する。天の加護がないからだ。だが、国を殺そうとすれば破綻はない。
2019.11.20
コメント(0)
お金の流れで読む 日本と世界の未来世界的投資家は予見する【電子書籍】[ ジム・ロジャーズ ]価格:800円 (2019/8/23時点)楽天で購入よく「歴史は繰り返す」と言うが、まったく同じことを繰り返すのではない。韻を踏むように、少しずつ形を変えながら反復をし続けるのだ。 私はこれまで手ひどい失敗をしたことが幾度となくあるが、失敗する時はいつもリサーチが不足していた。ロシア、中国、北朝鮮に投資しよう。。。
2019.08.23
コメント(0)
6月の読書読んだ本の数:9読んだページ数:2625パスタぎらい (新潮新書)の感想日本人は世界雑食系。これでうまいものを発見したら当然食べ始める。日本人でよかった。あと海苔は海外の人は消化できないと何かで読んだような。消化できる力も大事なんでしょう。読了日:06月28日 著者:ヤマザキマリ問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)の感想EUはドイツの傘下に入った。フランスは英国と組むべき、という主張だと思う。その裏付けは家族構成の近似。理屈ではなく統計的事象を事実として受け入れるところから理論を構築する。事実を事実としてみることが大事。読了日:06月27日 著者:エマニュエル・トッド経済で読み解く日本史② 安土桃山時代の感想貨幣経済の話を期待したらこの時代は別でした。代わりの背骨としては世界経済。日本統一後すぐさま朝鮮出兵に移った背景の見え方が変わりました。面白い。読了日:06月22日 著者:上念司得する生活―お金持ちになる人の考え方の感想毎度面白い。橘本で金利を学ぶならこの本ですかね。アップデート版が読みたい。読了日:06月19日 著者:橘 玲やってはいけない不動産投資 (朝日新書)の感想不動産は高額投資。自分のBSを想像して、自己資本比率を考えてみればリスクがわかる。税理士と会計士で引っ掛かったひとを紹介してほしい。著者がじぶんやってるやん、という。。。読了日:06月15日 著者:藤田 知也経済で読み解く日本史① 室町・戦国時代の感想マネタリスト視点で歴史を見る。新鮮で愉しい。元々経済学を散々勉強していたからかも知れませんが。。。読了日:06月15日 著者:上念司帳簿の世界史 (文春文庫 S 22-1)の感想BSは大事。日本の国のBSはずっとなかった。現代は会計士がついていけていないでぷっつり終わっているような。ここに書かれている「帳簿組織」はどれぐらいの人がイメージがついているんだろうかしら。読了日:06月12日 著者:ジェイコブ・ソールゲバラ漂流 ポーラースター2 (文春文庫)の感想作者とミスマッチ。面白くない。頭に入らない。進まない。一次資料を読んでいる感。気候も風景もわからん。しかも史実と異なる。歴史小説は削る作業がいかに大事かがよく分かった。作家デビューできない作品だとこんな感じなのかなぁ。親書で史実の合間に小説をいれればいいのかも。南米の歴史ではなく「ゲバラ」を読みたいのです。次を買ってなきゃここでリタイアだった。読了日:06月08日 著者:海堂 尊2021年まで待ちなさい! (【資産はこの「黄金株」で殖やしなさい! 】番外編)の感想毎年のスガシタ本。今回は算命学多めです。ビットコインは執筆後の事象っぽいですがきっちり嵌めてるところがさすが。トランプ大統領と安倍首相は嫌われているけど時代に乗せられて上昇、なのかしら。読了日:06月02日 著者:菅下 清廣
2019.07.02
コメント(0)
働き方2.0vs4.0不条理な会社人生から自由になれる【電子書籍】[ 橘玲 ]価格:1300円 (2019/4/14時点)楽天で購入フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグが「シリコンバレーで書かれたなかでもっとも重要な文書」と称賛したことで一躍注目を集め、爆発的に拡散しました(インターネットで検索すれば日本語訳を見つけることもできます)。そこには「すべてのポストにもっとも優秀な人材をあてる」「業界最高水準の報酬を支払う」「将来の業務に適さない人にはお金を払って辞めてもらう」「有給休暇を廃止する(従業員の裁量で休む)」「人事考課制度は時間と労力のムダ」など、シリコンバレーの企業ですら腰が引けるような言葉が並んでいました。 「ネットフリックスの最高人事責任者だったマッコードは、「会社は、顧客を喜ばせる優れた製品を時間内に提供できるよう努めることを除けば、従業員に何の義務もない」と断言します。 (会社には)従業員に能力を超えた仕事や才能に合わない仕事を引き受けるチャンスを与える義務はない。長年の貢献に報いるために別のポストを用意する義務もない。彼らに遠慮して、会社の成功に必要な人事変更を控える義務も、もちろんない。(中略) 会社は従業員の能力開発に特別な投資を行い、キャリアパスを提示し、高い定着率を維持するために努力する。(中略)でもそんな考え方は時代にそぐわないし、従業員にとってもベストでない。(中略)そういうやり方では、従業員は意に添わない職務や、自分の思っているほど──または上司に求められるほど──うまくできない職務に縛られて、社外によりよい機会を求められない(後略)。」(『働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる』(橘 玲 著)より) 『専業主婦は2億円損をする』(マガジンハウス)という本を書いたのですが、発売直後から「炎上」を体験することになりました(なぜ私に白羽の矢が立ったかというと、日本では専業主義批判はタブーとされており、こんな企画を引き受ける女性の著者はいないからだそうです)。 こんな重大なことを国民はまったく知りませんが、それは日本の官僚が世界基準では「低学歴」で、国際社会では相手にされていないことがバレると自分たちの特権がなくなってしまうので、ひた隠しにしているからです。 年功序列・終身雇用の日本企業では、プロジェクトの責任者を外部から招聘したり、中途入社のスタッフだけでチームをつくるようなことができないからです。そのため社内の乏しい人材プールから適任者を探そうとするのですが、そんな都合のいい話があるわけがなく、「不適材不適所」で混乱する現場を長時間労働のマンパワーでなんとか切り抜けようとし、パワハラとセクハラが蔓延することになるのです。 なぜ労基署は、この違法・脱法行為を是正できないのでしょうか。それは官公庁こそがベタな日本的雇用の総本山で、民間企業を強引に指導すると「だったらお前たちはどうなんだ」とヤブヘビになるからです。事件を批判するマスメディアも同じ穴のムジナで、無意味な説教を繰り返すだけです。 「本書はライター山路達也さんにインタビューをまとめてもらい、それに加筆しました。
2019.04.14
コメント(0)
スティグマータ (新潮文庫) [ 近藤 史恵 ]価格:723円(税込、送料無料) (2019/3/3時点)楽天で購入この競技が失った信用を取り戻す。それが、今走っている選手たちの思いだ。 いちばん強く、回復が早いものが勝つ。そう、この世界一過酷だと言われるレースは、強いだけでは勝てない。蓄積する疲労を回復させ、立ち直ったものしか勝てないのだ。だからこそ、ドーピングが強い効果を上げた。今はもうそんな時代ではない。マッサージを受け、食べ、充分に眠る。生き物として強いものが勝つ。 過去に信じて裏切られることが何度あったとしても、人は信じたいものを信じるのだ。
2019.03.03
コメント(0)
ハンニバル戦争 (中公文庫) [ 佐藤賢一 ]価格:993円(税込、送料無料) (2019/2/8時点)楽天で購入兵士には楽をさせなければならない。スキピオが分析したところ、それがハンニバルの戦争だった。 指揮官が優れた作戦を立てるなら、兵士は楽をすることができるのだ。逆に兵士が目の色を変えなくてはならないようなら、その時点でもう勝利は覚束ない。ローマ人の物語ではわかりにくかった、ハンニバルとスキピオがわかる。
2019.02.08
コメント(0)
完本 1976年のアントニオ猪木【電子書籍】[ 柳澤 健 ]価格:880円 (2018/12/16時点)楽天で購入舌を巻き込んで窒息することはあっても、舌を出したまま失神することなど医学的にあり得ない。すべては猪木の演技だったのだ。格闘技的にはいい時代を生きたものだ。
2018.12.16
コメント(0)
ハゲタカ4・5 スパイラル (講談社文庫) [ 真山 仁 ]価格:842円(税込、送料無料) (2018/9/24時点)楽天で購入もがきあがいて、生きた証を残す。無駄死にだけはしない。
2018.09.24
コメント(0)
7月の読書読んだ本の数:3読んだページ数:1273スカラムーシュ・ムーン (新潮文庫)の感想医療は行政に左右される。独立して動けるのは弁護士だけかしら。読了日:07月29日 著者:海堂 尊劉邦 (二) (文春文庫)の感想行動は正しい認識の上にあるべきだが、正しい認識がつねに正しい行動を指示するとは限らない。劉邦の儒教嫌いが面白い。読了日:07月17日 著者:宮城谷 昌光劉邦 (一) (文春文庫)の感想むだに生きたという経験こそが、最も貴重となる時がある。法治主義の秦の次の天命が下る。愉しみ愉しみ。読了日:07月15日 著者:宮城谷 昌光そっか、3冊しか読めてないのね。
2018.08.06
コメント(0)
知らないと損をする! 株高時代の「お金の教養」 [ 菅下清廣 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2018/5/20時点)山本幸三嶋中雄二知価革命日本近代史 板野不機嫌な時代 タスカ危機とサバイバル アタリドイツ帝国が世界を破滅させる トッド酒田五法悠久軍略 高尾霧の密約 伴野
2018.05.20
コメント(0)
人類の未来 AI、経済、民主主義【電子書籍】[ ノーム・チョムスキー ]価格:961円 (2018/1/28時点)ただ根本的には、(生命というのは)情報プロセスの過程だと言えるでしょう。これを機に、健康と医療は、情報テクノロジーの問題に転換されたのです。 情報テクノロジーになったというのは、コンピュータを使って医療データを保管したり検索したりすることを指しているのではなく、生物のメカニズムを根本的に理解し、モデリングし、古くなった生物としてのソフトウェアを、プログラムし直すことができるようになったことを意味します。基本的には、人生の終盤に出てくる病気に対して、免疫系は役に立ちません。進化は長寿を選択してこなかったから。免疫系が発達してくるころは、人間が長寿であることにほとんどメリットがなかった。そもそも自然界では、食料に限界があるし、二五歳を過ぎて子供を育ててしまえば、進化上はもうお役御免なんですね。核兵器時代になっても世界が存続し続けているのは、ある意味奇跡的なことです。事故やミス、そして無謀な計画によって、核戦争の瀬戸際まで行ったことが実は何度もあるのです。本当に奇跡としか言いようがない。このまま続くとは思えません。遺伝子がレジストリのようにオンオフされる時代がすぐそこまで。
2018.01.27
コメント(0)
豆の上で眠る (新潮文庫) [ 湊 かなえ ]価格:637円(税込、送料無料) (2017/7/30時点)湊かなえはおもしろい。気もちよく裏切られましょう。
2017.07.30
コメント(0)
ももクロ独創禄 ももいろクローバーZ公式記者インサイド・レポート2 [ 小島和宏 ]価格:1728円(税込、送料無料) (2017/7/23時点)発売することすらチェック漏れから読めました。ももクロの活動が盛んになるとライターの身体にも負担がかかる。地方も増えて遠征も大変。プロレスとももクロは活字によって点が線になる。物語りは観た人が作る。バレイベの初日に小島さんが立ち会っていないのは痛恨。
2017.07.23
コメント(0)
三国志読本 (文春文庫) [ 宮城谷 昌光 ]価格:766円(税込、送料無料) (2017/6/15時点)「戦雲は西からきた」、ずっとこの書き出しの一文を考えていました。「情」が濃い小説にするのか、「知」が濃い小説にするのか、どういうレベルでその小説を書いていくかというのは、書き出しの一文でだいたい決まります。演義こそが三国志だと思っている、熱心なファンたちを説得できるだけの筆力がなければ、「宮城谷の書く三国志は嘘だ」と最初から無視されてしまいます。今の中国人の祖先は、たしかに古代の中国人です。しかし、二度外の民族に征服されたでしょう。これは大きいと思う。古代の中国人のスピリットというのは、今の中国人には伝わっていないのかもしれない。人間がたぶんいちばん驚くのは、知らないことを知ることより、自分が知っていることを引き出されたときです。私が古代中国を舞台にした小説を書いているのも、自分が得た知識を、いまの日本に広めたい、と考えているわけではなくて、日本人は一体何なのか知りたいがために書いている。そういう気持ちが強いですね。
2017.06.15
コメント(0)
情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記【電子書籍】[ 堀 栄三 ]価格:600円 (2017/6/15時点)軍刀が物をいうのは、軍人が武人としての自己の卑怯や責任を、自分で裁くとき、すなわち自決のときだけである。作戦と情報とは厳密に仕事が区別されているのだが、作戦は往々にして将棋指しのように、一人で考えて一人で駒を動かそうとする(これが大きな失敗だと気付いたときは、何百万の兵隊を戦死させ、日本を亡ぼしてしまっていた)。軍人の全部ではない、作戦課という一握りの人間が勉強しなかったのだ。
2017.06.15
コメント(0)
【カラー版】アヘン王国潜入記【電子書籍】[ 高野秀行 ]価格:545円 (2017/3/18時点)現在、世界に残されている「秘境」とは、「政治的秘境」か、人間の暗部にすくう比喩的な意味での秘境しかないというのが、私が十年にわたってアフリカや南米などの辺境を歩いて得た結論であった。ケシの原産地が探しあてられてうない理由の一つは、この植物の野生種が見つかっていないことにある。ケシ、正確にはアヘンゲシは純粋に栽培植物である。世界中に存在するが、いずれもヒトが育てているもので、自生しているものはない。学校はそもそも管理教育であり、画一的なのだ。もう一つ、学校では当然、優劣というものが出てくる。のんべんだらりんと日が過ぎるのは、近代人の私にはけっこうきつい。やることは変わらなくても曜日や日付がほしかった。結局、少数民族の代表らは、新しい国家の運営方法に納得したものでもなければ、多数派で学問のあるビルマ人にうまくしてやられたのでもなく、単純に、「みんなを平等に扱う」というアウン・サン個人の「誠実さ」を信用したのだった。
2017.03.18
コメント(0)
世界の裏側がわかる宗教集中講座 [ 井沢元彦 ]価格:972円(税込、送料無料) (2017/2/20時点)「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」、「仏教・神道・儒教集中講座」を合本し、加筆・修正合本なので全部読めるのがいいところ。
2017.02.20
コメント(0)
スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える【電子書籍】[ 稲見昌彦 ]価格:756円 (2016/8/2時点)義足の方が速く走れる。テクノロジーは汎用性を捨てれば、自然躰を超えられる。マンガの世界に現実が追いつきつつある。キリスト教というタブーのない日本がリードしやすい分野なのかも。
2016.08.02
コメント(0)
2016年6月の読書読んだ本の数:7冊読んだページ数:2095ページ「明治」という国家プロテスタンティズムと江戸の教育。発展する素地を丹念に考える。金なし武力なしから明治は始まる。読了日:6月26日 司馬遼太郎ランクA病院の愉悦 (新潮文庫)チクリチクリ。現実社会こそミステリー。改題なので読んだ人は気を付けましょう。読了日:6月19日 海堂尊羊と鋼の森本屋大賞っぽくない。静かで力強い物語。言葉の限界のせめぎあいが物語りと重なり合う。読了日:6月18日 宮下奈都1964年のジャイアント馬場厚いが読みやすくぐいぐい進む。プロレスの世界では、強さ以上に大切なことがある。「それで客が呼べるのか?」。プロレスの仕掛けを取り入れたももクロが面白いわけさ。読了日:6月14日 柳澤健マッチポンプ売りの少女 ~童話が教える本当に怖いお金のこと~国のハイパーインフレの起き方がわかった。引っかかっている最中の人もいるのかしら。竹中先生はいけてないわ。読了日:6月12日 マネー・ヘッタ・チャンキリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書)「バカでもわかる単純明快」単純なことを愚直に地道に徹底してやる、ということです。三菱系が弱くなってきたことのように感じる。明治は遠くなりにけり。読了日:6月5日 田村潤【TVアニメ化】響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ (宝島社文庫)映画から。楽器と演奏には疎いので映像と本でなんとなくわかる。もうちょっと知りたい。読了日:6月4日 武田綾乃
2016.07.02
コメント(0)
ワセダ三畳青春記著者:高野秀行価格:432円楽天ブックスで詳細を見る私は結婚式は大の苦手であり、憎んでもいた。カネの無駄である。招きほうも招かれるほうもたいへんな出費を強いられる。飯は総じてうまくない。引き出物は皿だの鍋だの、私が不要とするものばかりだ。スピーチは決まり文句の列挙で中身が全くない。出席しても肝心の新郎や新婦と喋る機会はほとんどない。
2016.04.03
コメント(0)
蛇王再臨著者:田中芳樹価格:905円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る泣くことを許されぬ立場もあれば、泣く暇をあたえられぬ境遇もあるのである。7年経って読み始めても追いつける田中芳樹本。
2016.01.08
コメント(0)
百瀬、こっちを向いて。中田永一僕たちは高望みせず自分に見あった人生をおくらなければいけないのだ。慎ましく、あこがれることなく、好きにもならず、貝みたいにじっとしていること。迷惑がかからないように、自分がだれかの視界にはいっていやな感情を抱かせないよう、ひっそりとしていること。自分の人生が豊かではないことに疑問を抱いてはならない。結果はさておき、だいじなことは、手紙をわたすことができたということなのだ。結果なんて、たいした問題ではないのである。わたしはおちこんだけれど、自分をほこらしくおもっていいのである。どうやら、昨日の写真がまちうけ画面に設定されているらしい。頭痛がした。どうして自分が、彼あての電話やメールの電波を待ち受けねばならないのか。これはもてない。どうかんがえても、もてない。でも、そんな彼女がわたしは好きだ。この著者の漢字とひらがなの使い方は非常に特徴的だ。映画化、ということで。これは美少女前回のあかりんが観られそう。
2014.03.10
コメント(0)
世界でもっとも強力な9のアルゴリズムジョン・マコーミック高一の理系諸君に読ませると、将来が楽しみになる本。私が知っているごくわずかの天文学の知識のために、夜空を見上げるという経験は少し楽になっている。第1章 イントロダクションーコンピュータが日常的に使っているすごいアイデアはどんなものか第2章 検索エンジンのインデクシングー世界最大の藁山から針を探す第3章 ページランクーグーグルを起ち上げたテクノロジー第4章 公開鍵暗号法ー葉書で機密情報を書き送る第5章 誤り訂正符号ー自分で誤りを訂正するシステム第6章 パターン認識ー経験から学ぶ第7章 データ圧縮ー無から有を生み出す第8章 データベースー一貫性の追求第9章 デジタル署名ーこのソフトウェアを本当に書いたのは誰か第10章 決定不能性とはなにか第11章 まとめー指先の天才はもっと賢くなるか
2014.01.30
コメント(0)
清須会議三谷幸喜面白い!さすがは官兵衛である。オレが試しているのを見抜いたから言うのではない。なぜなら、オレは試してなどいないからだ。オレは本気で聞いたのだ。並みの軍師なら、ここですぐさま自分の考えを述べるところだが、官兵衛は違う。決して己の知恵をひけらかすことをしない。それどころか「殿もお人が悪い」などと、オレを持ち上げてみせた。知恵が回り過ぎる軍師は、却って主人に恐れを抱かせるもの。恐れはやがて不信感となることを官兵衛は知っている。それをオレはさすがだと思ったのだ。時代劇や時代小説というのは、いかに「当時のムードをクラッシック言語で作り上げるか」に力を注ぐというのが常道。ところが、本作では、真逆の方法で、戦国ピープルの外見から性格から、腹の底まで描いてみせる。これは時代小説史上の「事件」といってもいいでしょう。目の付け所という意味では、そもそも「清須会議」という小説の舞台も独特です。戦国時代は、山や谷で海上で、アウトドアに目を向ければ、派手な戦があちこちで続いているというのに、あえて甲冑なし刀なしのインドア指向。しかし、会議の中で、圧倒的に有利だと思われていた柴田・信孝路線が、羽柴秀吉によってドラマチックに突き崩されていく。思えば、日本史上初めて戦ではなく会議で後継が決められたといわれる「清須会議」は、戦国史上、もっとも演劇的な場面といえるのかもしれません。作家の目は、その瞬間を見逃さなかった。
2013.08.06
コメント(0)
大橋巨泉「第二の人生」これが正解!大橋巨泉せっかくの豊かな才能を無駄にしてしまった感。この本を読んでリタイアできるだけ稼げる人は、リタイヤしないことを選んで欲しい。。。実存主義で考えれば、親子や兄弟は偶然の産物だ。夫婦はお互いがいいと思って選んだのだから、全然違う。優先順位は夫婦にある。
2013.04.20
コメント(0)
楚漢名臣列伝宮城谷昌光価格:610円(税込、送料込)--未来は過去にある。のである。明日は今日のつぎにくるのではなく、明日は昨日にある、というのが、志のあるものの考えかたである。劉邦は重臣たちに叛かれつづけたが、あえていえば、劉邦の猜疑心がかれらに謀叛を生じさせた。上が下を信じなければ、下も上を信じない。劉邦は人への不信の中で死んだ。人を罰することより、賞することのほうがむずかしい。効の大小を量度した劉邦に、不信を感じた者はすくなくない。かつて魏という国は、秦と戦いつづけて摩耗したが、その過程で、大改革を敢行することができなかった。魏は春秋時代の超大国であった晋を引き継いだという誇りが高く、この名門意識が為政者に濃厚であったため、王族と貴族の力が強く、他国から魏に移った頭脳あるいは異能を活用しなかった。兵事だけでなく、司法と立法に巨大な才能をもっていた呉起を楚へ亡命させ、秦で富国強兵をなしとげるまえの公孫鞅を無視し、比類ない天才兵法家の孫臏を斉へ逃がし、中山の名将であった楽毅を厚遇せずに燕王へゆずった。呉起、公孫鞅、孫臏、楽毅など歴史上の偉才は,魏にいたのである。
2013.02.09
コメント(0)
独立国家のつくりかた著者:坂口恭平価格:798円(税込、送料込)躁鬱病の人の本。海外では資本社会から外れる善良をアーティストと呼ぶ。資本主義脱却>所有権の見直し>共産主義か小規模自治。社会を複数階層に分ければ企業経済と共生できるかも?
2012.07.21
コメント(0)
銀河英雄伝説(2(野望篇))著者:田中芳樹価格:840円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るたしかに忠誠とは無条件に発揮されるものではない。それをうける者にには、それなりの資格が必要であるはずだった。政治の腐敗とは、政治家が賄賂をとることじゃない。それは個人の腐敗であるにすぎない。政治家が賄賂をとってもそれを批判することができない状態を、政治の腐敗というんだ。内紛が内紛を呼び、一方は当然のように権力を欲し、一方は拒否する。この巻には泣かされた。。。
2012.03.15
コメント(0)
悲劇の名門團十郎十二代著者:中川右介価格:998円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る團十郎を通して江戸から現代までの歌舞伎の歴史が俯瞰できます。内容が多くてちょっと重いですが、読み応えがあります。本来、團十郎はスーパースターで芸事の中心でわがままでいいんだそうです。男系男子の血の切れ目が力の切れ目になる。王朝と同じなんですね。
2011.12.06
コメント(0)
全56件 (56件中 1-50件目)