最新情報 前立腺がんの診断と治療

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2013年05月11日
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カテゴリ: 前立腺がん
日本泌尿器科学会総会

uromasterは、腎がんの分子標的薬の術前投与について発表しました。

そのほかの発表も聞いてきました。

前立腺がんの発表は一番多かったと思います。

例えば、


ドセタキセル化学療法の話題

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1.去勢抵抗性前立腺癌に対し、ドセタキセルとプレドニゾロン、ゾレドロン酸の併用(DPZ療法)により、PSA50%以上の低下が48%の患者で認められ、有害事象も許容範囲である(弘前大学から報告)

 DPZ療法開始時のPSA中央値は59.4ng/mL(4.02-1560ng/mL)。DPZ療法開始までの期間

 リンパ節が15人、局所が4人、肺が1人、肝が1人とのこと。

2.去勢抵抗性前立腺癌へのドセタキセル11コース以上の継続投与で有害事象の有意な増加なし(がん研有明病院から報告)

  「11コース目開始時の疼痛有無、PSAの推移、アルブミン、LDHによる
 リスク分類を用いることで、特に長期生存が期待できる症例を予測できる」とのこと

3.去勢抵抗性前立腺癌のドセタキセル治療は全身状態の良い早期に開始し長期継続をするといい。(横浜市立大学から報告)

 ドセタキセル治療の開始時期は低リスクの状態が理想的で、骨転移に関与する疼痛出現 やALP上昇の前に治療を始めるのが予後延長につながると報告しています。

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『前立腺がん、前立腺がん疑いと言われたら読む本』


電子書籍:前立腺がん、前立腺がん疑いと言われたら読む本 第2版

(少し、再発時の治療など書き加えました)

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最終更新日  2013年05月11日 21時12分37秒
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