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2009年04月14日
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カテゴリ: ひとりごと
昨日は、イースターマンデー。


そして、私はイースターのマストアイテム、「卵」を買い忘れたという、某Hさん(これからは、某ひろえさん、とする。本人の了承済み)と共に、「イースター卵ブランチ」を食するためにその食材と荷物、計3つの袋を持って市電に乗っていた。

ミュンヘンの空は雲ひとつない晴天。
滅多にないこのイースター日和に、気分も否応がなしに向上する。
某ひろえさんの「卵サンドイッチ」に大いなる期待を寄せながら、ボーッと市電に揺られること約10分、マイギャラリーの前の停留所で降りた、、、、。(そう、自宅からギャラリーは近いのだ)

ここまでは、いつもの通り、毎日の通勤、、。
その瞬間、、、、

「まっまずい!」



、、、、、慌てて振り返ったそこには、非情にもすでに走り始めた市電の後ろ姿、、、、。

パニクった私は、何を思ったか、
その後を走る!走る!

しかし、軽やかに走り去る市電に追いつけるはずがない。(当たり前だ、、、)

呼吸が荒くなるなか、バックのなかに入っていた品物が次々と頭のなかをグルグル駆け回る。

デジカメ、携帯、書類、、、家の鍵、、、、。(大事なものばっかりだよ、、、涙目)


・・・・・・追いかけろ! あの市電を追いかけるんだ!

市電は、路線が曲がりくねっている上に、そんなに速くない。
これは今から、地下鉄で追いかければつかまえられるに違いない。

そうと決まれば、最寄りの地下鉄に向かってまた、走る!走る!

、、、、私を知っているひとは承知の事実だろうが、私は走るのが大嫌いだ。


そんな猫より持久力がないのに、今何が悲しくてこんなに走っているのか、、、(それは、もちろん自業自得だからである。)

段々息が切れ、酸欠状態になりながらも、出来るだけポジティブに考えようと努めてみる。

最近、某ひろえさんから聞いた、「イメージ化の威力」と、(注 「ザ シークレット」という本のポジティブシンキング法。願うだけではだめで、かなったときの喜びもイメージする)ネガティブな考えもパワーは同じで現実となってしまう、という教えを思いだし、なかなか来てくれない地下鉄を待ちながら、自分のかばんを脳裏に鮮明に描き、それを再び手にする自分、そして、喜びの気持ちをイメージする。

しかし、
「もうすでにだれかが持っていってしまったのではないか、、、、」

「もし、市電に追いつく事が出来なかったら、、、」

という数々の絶望的な考えを振り払い、かばんを受け取った際の喜びを想像するのは至難の業である。

「ありがとうございます、ありがとうございます、、、、」
と呪文のようにつぶやきながら、走り過ぎでゲホゲホ咳き込んでいる私は、端から見ると狂気の形相だったことであろう。

しかし、そんなことに気をつかっている場合ではない。
地下鉄の駅につき、地上の停留所まで、また走る、走る!

そして、市電の電子掲示板、、、、

「次の発車、8分後」(・・・・・・)

2分遅かった、、、、。

また頭のなかが真っ白になる。
しかし、ここであきらめるわけにはいかない。
もうすでに執念の人と化している私は、取り憑かれたように次に停まる駅まで別の路線にのるべく、また走る、走る!

急いでいるときに限って意地悪くハプニングはおこる。
やっと来た地下鉄はなぜか終点まで行かず、私が向かっている駅の2個手前までしか行かないという。
今は、1秒を争うというのに、これは誰の陰謀なのか。

しかし、こんなところで、
「もうだめかもしれない、、、」
などと、弱気になっては元の木阿弥。

気をとりなおして、ギュ~っとかばんを抱きしめながら、喜ぶイメージを必死に思い浮かべて、次の地下鉄を待つ。

そして、、、、
また走る、走る、走る!

そのまま地上に駆け上がると、

「次の市電 1分後」

間に合った、、、か?

大いなる期待を胸に、市電に乗り込む。
しかし、、、、

ない、、、、、。

かばんも、何も、、、、ない。

また、頭のなかが真っ白になる。(やはり誰かにもっていかれたのだろうか、、、)

最後の頼みの綱は、運転手さん。
祈るような気持ちで、前方へむかう。

「はい?かばん?届いてないけど?」(やっぱり、、、あぁ、、、絶望的、、)

「、、、降りた直後に気がついたんですけど、もう発車していて、ここまで追いかけてきたんですが。でも、この市電だったかどうかはわからなくて、、、」

「今、気がついたって?この市電かも、ってどういうこと?」

「一生懸命追いかけてきたんですけど、この市電に乗っていたかどうかはちょっと、、、、」

「えぇっっ?? 君、もしかして、下(地下鉄で)をずっと追いかけてきたの???」(運転手さん、かなり驚き気味)

「で、無線で連絡は?」(、、、、あっ、、、、その手があった、、、か、、、)

それから、運転手さんが無線でその路線のすべての市電に連絡をとってくれたのだが、

「この市電のね、前の市電だって。、、、、あっ、あれだよ!」

と運転手さんが、指を指す先には、ちょうど終点から折り返してきた電車が!

早口でいえるだけのお礼の言葉をいいながら降り、また走る、走る!

ジャストタイムで乗りこんだその市電には、私のかばんを持った運転手さんが待っていた。

なんという幸運!なんというタイミング!

安堵と、感謝の気持ちで一気に力がぬける。

あまりの幸福感でボーっとそのまま座っていると、突然某ひろえさんをギャラリー前で待たしている、ということを思い出した。

まずい!大遅刻だ!

私が夢中で市電を追っている間に、時は有に1時間半経過していたのであった。
(幸い、彼女は帰らずに待っていてくれ、私も無事イースターブランチにありつけた。ありがとう!)

大事な荷物を車内に忘れる、という人生初のミスを犯してしまったものの、こんなに感謝の気持ちでいっぱいになった日はひさしぶりである。
(そして、こんなに走ったのもひさしぶりである)

筋肉痛でパンパンになった両足をさすりながら、もう一度「ありがとう」を噛み締めたイースターの祭日だった。
おわり





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最終更新日  2009年04月15日 07時53分03秒
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