汁の独り言(-。-)

汁の秘密基地

【汁の秘密基地】

　ある日、掲示板を斜め読みしていたら興味を引くスレに目がとまった。
『そういえばあの頃俺たちが作った秘密基地は』というものだ。
２chＶＩＰにあったスレなので糞スレかもなぁ～とあまり期待せずに覗いて
みたのだが、それは自分の予想に反してぐいぐいと引き込まれる良スレだった。

　秘密基地かぁ、俺も子供の頃よく遊んだっけなぁ～～
小学２年のとき今住んでいる区域に越してきた。
転校生という注目を浴びる立場であるのと、物怖じしない性格ですぐに友達も
でき、そのうち一人と頻繁に遊ぶようになった・・・そしていつしかふたりは
二人だけの秘密基地を作ろうといって近所の工事現場の小山の裏に横穴を掘り
はじめた。学校が終わると誰にも気付かれないように気を遣いながら毎日そこ
で基地作りにはげんだ・・・だいたい７割くらいまで進んだ頃突然チャチャが
泣きながらおいらにこう告げた「来週引っ越すことになった」
おいらはどうして良いか判らず、一緒に泣いた。
彼は「俺はもういなくなるけど、絶対秘密基地完成させてな～」
と今度はにこやかに言った。おいらは「わかった、がんばるよ」と答え、
彼は「また手紙かくから、完成したらおしえてね。二人だけの秘密だよ」
おいらは「うん・・・」とだけ自信なさげに答えた気がする。
その後、一人でしばらくがんばったが、ある日工事のブルトーザーがやってきて
ごっそり山を削られてしまい、しかもおじさんにこってり叱られて二度とそこへ
は行けなくなってしまった。
２週間くらいしてチャチャから手紙がきた。
すごく嬉しかった。でも・・・・「秘密基地できた？」って所を読んで涙が出た。
おいらは返信のはがきを書いた。
「もうすぐ出来るよ、誰にもいってないから二人だけの基地だぞ」
嘘をついてしまった・・・・それから２度ほど文通したが、そのあと音信不通に
なってしった。
でもおいらの心にはチャチャと過ごした秘密の時間は今も鮮明に覚えている。

　おいらガキの頃はけっこうなヤンチャものだったのでいろんな危険な場所であそ
んだりしてた、てかそういう場所がたくさんあったのだけどね。
秘密基地というのはその後もけっこうあったけど、印象に強いのはそんな仲間と
冒険ごっこ的なことをたくさんやったことだ。
下水路の中を探検したり、屋根裏や軒下を探検したり、荒れ地の草原で迷路を造ったり、
ある日、プレハブ校舎（校舎増設工事で仮設教室があった）の軒下へ地面に子供が
やっと入れる穴ほって入り込んで遊んでたら、用務員の怖いおじさんが外から穴を
埋め戻してしまい、外に出られなくなった。一瞬大パニックになったけどそれをまた
思い切り楽しんで危機脱出の冒険へと気持ちを切り換えて真っ暗な軒下を長時間
彷徨ったっけなぁ～今なら大事だろうけどｗ
確か、その時は通風口みたいな場所を発見してそこからなんとか這い出したんだっけ
かな、一緒にいた奴がビービー泣いてたのをよく覚えている。
おいらは・・・・・ゲラゲラ笑ってた、

そんな想い出をふ・・・と思い出させる良スレだった。
読んでいくと自然に目が潤んでくる。
いつのまに、俺は大人になってしまったのだろう・・・

そんな良スレを埋もれさせるのはもったいないと思ったおいらは自分のHDDに保存して、
ある日の日記にそれをちらっとリンクしたのだ。
すると、それを読んだ友達から連絡がきてＨＰにリンクしたいと言ってきた。
当然快諾した。なんだかうれしくなった。
それから、脳内で少し考えて、おいらの秘密基地をブログに作っちゃおうって
なったのだ。
公開するから秘密基地じゃないけど、子供の頃遊んだ秘密の場所にはお気に入りの
おもちゃや駄菓子やなんだか意味不明なガラクタやちょっとエッチな本とか
そんなのをせっせと持ち込んでは友達との秘密の共有空間を楽しんだのだし、
ここにもおいらがネットで見つけたガラクタとか小ネタとそっと貼って行こう。
そんな思いでこのページを作ってみました。

はっきりいって自己満足以外の何ものでもないけど、もしかしたらあなたの
興味を刺激するお宝がでてくるかもしれませんよ・・・ヽ(´・｀)ノフッ…

まずは元ネタになったスレッドを貼っておきます。

・そういえばあの頃俺たちが作った秘密基地は

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