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市議会の運営というか議事の進行などについては、事前の議事運営委員会に図られて、各派代表と委員によって決められます。
本日の議事日程は、これにより午前・一般質問二人、午後・3人とし、その後は表決を行うとしていました。
午後1番の私の質問の後二人の議員が質問をして、残すはすべての議案に対する表決だけとなりました。
冒頭の市民からの請願について、委員会での報告がなされ反対討論・賛成討論が行われた時に、あろうことか議運の委員長が反対討論をしてから議場を出て行きました。同じ会派の議員はもちろん与党系無所属議員も一人退場。また、別の与党会派の一人は退場するタイミングを誤ったのか、一度出て行ってから慌てて戻ってきて、その会派の別の議員の反対討論後に会派ごと出て行きました。
大東市議会は議員定数を減らし続け、日本一少ないと胸を張る議員がいるほど少ない17人の定数ですが、さらに二人の議員が府議会へ出たため、15人で本会議を行っています。
定足数は17人で、議決するときの基準は15人ということになります。
ご存知のように、議会の成立も、議案の成立も過半数が必要になります。
つまり、8人の議員が賛成すれば議案は通ることになります。でも、8人では定足数の過半数に満たないために議会が成立しないと言うことが起こります。
負ける!と分かった彼らはこれを利用して議場を出て行ったものと思われますが、表決時に賛成反対保留(退場)などの権利があるとはいえ、反対との態度表明をしながら表決をボイコットする行為によって、事実上議会が空転することになりました。
請願を出した療育センターを良くする会の代表など、傍聴に来ていた人たちの目にどのように映ったのでしょうか。「常任委員会で可決されたのに、本会議では表決さえしてもらえなかった」「議員の態度にとても残念に思う」とのコメントを頂きましたが、失望感は計り知れないものでしょう。
この議員たちは、本日中に議事の全日程を終わらすことにも賛成していたはずなのに、結局明日の朝から再開することになり、多くの議会関係者の予定を狂わせることにもなりました。
トイレ休憩の合間に、柿の実に小鳥たちが飛んできていたので見ていると、スズメ・ムクドリ・ヒヨドリ・カラスなど、体の大きいものが来ると場所を空けている様子がみられました。弱肉強食の構図です。
人間界ではルールを作り、守ることによって、例えば先着順など体の大小や力関係ではない生活が保障されます。でも、競争の原理を声高に叫ぶ人たちは勝利至上主義であり、弱者敗退、自己責任。
これでは「安心安全」には程遠い人たちが作られてしまいます。
美味しそうに柿の実をついばむ小鳥たちを見ながら、そう言えば議場を出て行った人たちはすべからく「競争の原理」を主張しているなぁと思いかえしました。
参議院選挙 投票日 開票作業 2025.07.20
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