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2022.06.01
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TOEICにおける英語の方言

まずはTOEICの誕生とその変遷について書いてみよう。

戦後、Dodgeという、なんだか小学生のボールのぶつけっこのような名前の、アメリカの銀行家のおじさんがGHQの経済顧問として作ったDodge’s Line (ドッジライン) という財政金融引き締め政策の中にあった $1.00=¥360- という為替 固定相場制 1970年代後半 に廃止され、 変動相場制 になり、日本が世界経済の中に出ていく時代を鑑み、日本人の英語力の向上を目的に作られた英語の試験 (物差し) TOEIC (Test Of English for International Communication) である。

1978年 $1.00=¥180- くらいだったと思う。

その際にテストの作成を、 ETS ​(Education Testing Society)​ という TOEFL やアメリカのセンター試験のような SAT などの試験を作っている団体に依頼して、現在に至っている。
当時大変な力を持っていた 英検 は文部省の後ろ盾があったので、経済産業省から手を回してもらったという政治的、大人の事情もあったようである。

第1回 TOEIC 1979年12月 、札幌、東京、名古屋、福岡の5都市で開かれ、受験者数は3,000人だったそうである。


その後 2006年5月 に初めて、 2016年5月 に2回目の問題形式の変更があった。

当時のうわさでは、まだ男尊女卑の強かった韓国の秀才女子大生たちが、就職のためにその卓越した文法力を駆使して高得点を獲得し、 TOEIC 英語力の物差し
…が、囁いていたのは小伝馬町の十思公園で飲む缶ビールの肴にしていた、ToshiyaとW氏だけだったかもしれない。

確かに、その当時まで TOEIC は英検のように過去問題集や教本などは発売せずに、 「英語力の物差し」 としての姿勢を崩していなかったように思えるのだが。

むしろ、研究されるのを否定していたようにも感じた。
現在のように、公式問題集を売ってお金を儲けようとはしていなかった。


さて、ここからが今回の本題の英語の方言の話である。

2006年 の初めての問題形式の変更のときに何処だかの語学音痴の偉い英語の先生が言ったのであろうが 「英語を話す国はアメリカだけではない!」 ので、 カナダ イギリス オーストラリア の英語にも対応するために、リスニングの録音を アメリカ人 カナダ人 イギリス人 オーストラリア人 ​1/4ずつ​ にしてしまったのである。

一見 (原稿も変えればだが) 素晴らしいアイデアに思えるが、原稿は アメリカ英語 そのままなので、ある程度いろいろな英語に触れてきた人にとって 笑えない喜劇 になってしまった。

仮にアメリカ、カナダの北米英語を関西弁、イギリス英語を東京弁としよう。

「あんさん、何してはりますのん?」
という関西弁を、東京人が東京弁のアクセントで、東北人が東北弁で読んでいると思ってほしい。
これは笑える、可笑しい、面白い、楽しい、つまり 聞くに耐えない。

これを東京人が
「あなた、何をなさっているのですか?」に、
東北人が
「あんだ、なぬすてんだぁ?」
にすれば自然だろうが、 ETS にはBritish English, Aussie Englishのエキスパートはいないのであろう。



子どもの頃、 仙台の父方の祖母 京都の母方の祖母 が、おたがいの言葉を全く理解できなかったことを思い出すが、世界は小さくなったものである。


実際の TOEIC の試験に Ricaldo Lopez という名前の人物が登場する。

おそらく脚本の作者は Mexican のイメージで書いたのだろうが、きっと録音の順番のせいであろう、 Richard ではなく Ricardo Aussie なまり の英語を話すのである。

わたしにはオーストラリアで Ricardo
“Hola, Amigo. How are they hanging?”
それに対して Jose
“Como mangos, esse.”
と言っているとは思えない。

TOEIC の運営をなっさている先生方にお願いしたい。
TOEFL のように関西弁でいくか、Britishには東京弁を、Aussieには東北弁の台本を書いてやってください。

「Ah, Shindo!」
「Ah, Tsukareta!」
「Koegodoya, Manzu!」
「I am very tired.」 

Vol.6に続く

04/25/2022 13:00





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Last updated  2023.06.28 01:00:19
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