桜梅桃李

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地球ゴージャスVOL:7「クラウディア」

地球ゴージャスVOL:7「クラウディア」 クラウディア

クラウディア制作
制作発表 ←クリックしてね(^^♪

          作:   岸谷五朗
         演出:  岸谷五朗 寺脇康文
         主題歌: 「FRIENDS」 サザンオールスターズ
         衣裳デザイン: 山本寛斎
          殺陣: 島口哲朗(剱伎衆かむゐ)

岸谷五朗&寺脇康文対談

岸谷五朗&寺脇康文AOL独占画像インタビュー

   2004/5/07 1F F列 28番 日生劇場
   2004/5/25 2F D列 13番 日生劇場
   2004/5/27 1F A列  6番  日生劇場  
   2004/7/03 1F LA列 3番 大阪フェスティバルホール

 ☆出演者☆
岸谷五朗<毘子蔵>, 寺脇康文<細亞羅>, 本田美奈子<クラウディア> , YU-KI<神親殿> (TRF) , 風間俊介<龍の子>, 平沢智<ヤン> ,
三咲レア<おりえ>, 小野真一<カン> , 林希<鼻鼻> ,
能見達也<小池>,松本光子<耳耳>, 渡辺夏樹<ルーシ子>,
吉野記代子<ジョセフィー子>,NAO<バビ代>, 福島カツシゲ<トウ> , HARU<スプリーン>, 原田治<ヘン>, 武井秀夫<筋之介>,
斉藤直樹<眼次郎> , 今野直美<ステファー子>,
石倉良笙<コウ> , ただこ<ヤス>,柳橋さやか<アゴゴ>,
大須賀ひでき<頭皮郎> , 苑宮令奈<イースター>,
西村沙也伽<オードリー美>,熱海将人<口之介>, 神崎順<ジン> ,
石川剛<ごぼう>, 田澤啓明<シキ>, 坪井美奈子<ザビエラ> ,
那須幸蔵<マウス>,一井優希<ティーチャン>,伊藤有希<レディ代>,
栗原亜紀子<富士子>,甲斐まり恵<まゆゆ>,
今泉由香<太子> , 志村愛<羽根子>

サザンオールスターズ「クラウディア」楽曲
【一幕】 どのアルバムに入っているか詳細
M01 FRIENDS(インストゥルメンタル)  
M02 ええじゃないか~女呼んでブギ   
M03 匂艶 THE NIGHT CLUB         
M04 恋のジャックナイフ        
M05 真夏の果実(インストゥルメンタル) 
M06 怪物君の空
M07 月
M08 汚れた台所
M09 FRIENDS(インストゥルメンタル)
M10 栞(しおり)のテーマ
M11 DING DONG
M12 東京(インストゥルメンタル)

【二幕】
M13 JAPANEGGAE
M14 夕陽に別れを告げて
M15 HOTEL PACIFIC
M16 愛の言霊
M17 イエローマン~星の王子様~
M18 いとしのエリー(インストゥルメンタル)
M19 逢いたくなった時に君はここにいない
M20 OH!クラウディア
M21 白い恋人達
M22 ボディスペシャル2
M23 OH!クラウディア(インストゥルメンタル)
M24 FRIENDS

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サザンの会報にて五朗さんからのお手紙が掲載されていました

「その男との打ち合わせは夜であった事は確かであるが時間などは定かではない。
確か皮ジャンを着ていたような気もするのだが、Tシャツであったような気もするし、寒かったけど汗かいていたから季節もよく分からない。しかし、私にとって運命をかけた待ち合わせであった事は確かだ。待ち合わせも遅れてはならない。私は気付けば、一時間半前に到着してしまっていた。おもむろに近くの公園に行き、ブランコに座り精神統一と今日の落とすべき相手を想像してシミュエレーションを重ねた。岸谷五朗とブランコはあまりにもミスマッチで、しかも、独り言をブツブツ言っている私はさぞかし気持ちの悪い者であったに違いない。一時間半の精神統一をして「よしゃー!」待ち合わせの店に向かおうとしたとき、ブランコ待ちの子供達が列を作って並んでいた事にはじめて気づいた。子供達よ、あの日はすまなかった・・・・・・・。店に着いて5分程して、あの男が個室の扉を開けて入ってきた。「おう」と一言。俺の頭の中で「ROCK AND ROLL HERO」が流れた。桑田“大将”佳祐の登場である。酒を飲み、正体不明の何人だか分からなくなるゼロオーラの大将ではなく、仕事の顔になっている時の大将は後光が射し、原坊じゃなくても惚れてしまう鋭さと圧倒的な存在感を放つ。いや、原坊から奪いたくなるぐらい男前だ!・・・・・一重まぶたのくせに・・・・・。
 実は数ヶ月前の大将の誕生会で、俺は開口一番「大将、俺に時間をください。10分でもいいです、お願いします。」と持ちかけた。初めてかもしれない俺の真面目な口調に大将は、「え?仕事の話?」俺「はい」大将「舞台の話?」俺「その通りです。」大将の目が光った!一重まぶたのくせに・・・・・。大将「わかった。」気持ちのいい返答を下さった。そして、この日の打ち合わせをこぎ付けたのである。俺はシノプシス(小説・劇画・映画等のあらすじ)と共に自分の今回の企画意図をおそらくマシンガンのように話したと思う。大将はゆっくりと丁寧にシノプシスを読み、一つ一つ言葉に対し、質問を繰り返してくれた。
大将は言葉へのこだわりを目の当たりにした。どれ位の時間が過ぎたのかよく分からない・・・・。静けさの中、大将が口を開いた。「面白いじゃん、やるよ。」 
俺「ほ、ほ、本当っすか!」大将「うん、やるよ」。大将は右手を差し出してくれた。俺は飛びつくように、その手を握った・・・・。嬉しかった。俺の頭の中で、大将とお花畑で手をつなぎ笑顔で走っている映像が浮かんだ。
 ミュージカル「クラウディア」の記念すべきスタートの日がここに成立した。
この後、身体に溢れんばかりのアルコールを叩き込んだ大将は、桑田“ゼロオーラ”佳祐に変身した事は言うまでも無い。」


  岸谷五朗(2004/2月号サザンオールスターズ会報より)


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