トミタメゾンの庭の歳時記

トミタメゾンの庭の歳時記

2012.01.14
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

連日の寒さで降参した野薊が、再起不能の状態である。

蕾を膨らませてあと一息というところで、冬将軍に降伏した図である。

彼はロゼットで越冬するか、暖冬を予測して花を付けるかの二者択一の冒険をした。

人は、この図を見て哀れ、侘びを感じとるかも知れない。

しかし、薊にとっては、敗退しても初冬の太陽を十分に浴びて光合成活動をし、他より多くの養分を蓄えたのであるから無駄ということはないと力んでいる。

生きている限り無駄という時間はこれっぽっちもなく、そのときそのときに何らかの意義があるはずだ。

年間に3万人以上が自らの命を絶っているが、薊にはそのような暇はない。

枯れ茎は、スックと立って春が直ぐそこに来ているから万全の地下活動をするよう、地上の情報を送り指令をしている。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.01.14 05:59:56
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

お気に入りブログ

隣の自治会の文化祭 New! ビッグジョン7777さん

岡山県立森林公園(3)… New! 隠居人はせじぃさん

紅葉狩り③☆赤山禅院… New! まー(シモパ)さん

岡山路上ライブ New! たっちゃん9244さん

色とりどり、一本の… こぞさんさん

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: