看護婦あれこれ


看護婦(現在は看護師といわれるようになりました。呼んでる人は少ないと思うけどね)になるためには色々なコースがあります。最短で高卒後3年、私の場合は5年かかりました。その、コースを紹介したいと思います。


1. 看護婦(士)
 高校を卒業し、大学(4年)、短期大学(3年)、看護婦学校養成所(3年、定時制4年にすすむコース

 准看護婦(士)の資格をもつ高校卒業者は、看護短期大学(2年)、看護婦学校養成所(2年 定時制3年)にすすむコース

 中学校卒業の准看護婦(士)で、実務経験3年以上の者は、看護婦学校養成所(2年 定時制3年)にすすむコース

以上、大きく分けて三つのコースがあります。

2. 准看護婦
  中学校又は高校卒業後、准看護婦養成所で学ぶコースと、中学校卒業後高校の衛生看護科で学ぶコースがあります。

3. 保健婦(士)・助産婦
  看護短期大学(2年、3年)又は看護婦学校養成所(3年、定時制4年、進学課程2年又は定時制3年)を卒業し、保健婦(士)助産婦学校養成所で学ぶコース。

助産婦学校養成所で学ぶコース。

保健婦(士)・助産婦・看護婦(士)の国家試験の受験資格が得られる看護大学(4年)で学ぶコースがあります。

*ちなみに私は普通高校を卒業後、2の准看護婦養成所(定時制2年間)⇒看護婦学校養成所(定時制3年)にすすむコースで23歳にしてやっと看護婦(現在は看護師)の免許を取得しました。
 私の通った学校は定時制なので皆勤労学生でした。1週間の内3日間准看護婦として働き残り3日間学校へ行っていたのです。(月水金学校とか火木土とかで、実習は2週間交代でした)3日間の仕事と言ってもそれ+日曜も入ったりもちろん夜勤もやっていました。授業中寝ている人も多かった(私含め)です。主婦の人もいて、私たちよりもっと大変そうでした。(よく、「子供よりだんなに手が掛かるの」って行ってた意味が今ならよ~っく分かります。)
 学校は年齢制限が無かったため主婦の方や「サラリーマンをやってたけど看護士になりたかったから」と幅広い年齢層の方と共に学んでいました。
ちなみに、ほとんどの学校では、入学時の年齢制限を設けていません。就職時の年齢制限は国公立の施設では30~40歳程度が多く、私立の場合は施設により異なります。
 いったん社会に出てから看護婦・看護士を志望される場合には、一般入試での受験のほかに社会人入試制度がある学校もあります。2001年度の入学試験で社会人入試制度を実施した看護大学、看護短期大学、看護専門学校はそれぞれ30校、18校、64校です。(2001年1月中央ナースセンター調べ)
出願条件は学校によって異なりますので、詳細については各学校に問い合わせてみると良いと思います。

学費、奨学金
 一般的に国公立の看護大学・短期大学は60~80万円台、看護専門学校は10~50万円台です。私立の看護大学・短期大学は100~200万円台、看護専門学校は20~100万円台となっています。
 主な奨学金は、都道府県・市町村の看護婦等修学資金、日本育英会の学資金、大学・短期大学または看護専門学校の設置主体による修学資金などです。奨学金の貸与額・貸与条件・返済方法はさまざまで、学校によって取扱っている奨学金も異なります。詳細については各学校へ確認すると良いと思います。
 定時制の学校に通いながら、病院勤務(アルバイト)する場合は病院からも奨学金を受けれる場合があります。でも、この場合は学校卒業、免許取得後2~3年ほどその病院で働く(いわゆるお礼奉公)か、それが嫌なら一括して奨学金を全額返却するという、究極の選択が待ち受けています。

入試倍率は?
 地域や学校によって差があります。都道府県別の倍率では看護大学が2.3~16.6倍(平均倍率5.4倍)、看護短期大学が2.0~9.1倍(平均倍率5.0倍)、看護専門学校が2.7~7.8倍(平均倍率4.8倍)となっています。  
 (2000年厚生省調べ)ちなみに私は准看護婦養成所は一発合格でしたが、看護婦学校は5校受験し5校目にやっと合格しました(笑)。でもここに落ちても、受かるまで何校も受験するつもりでした。


看護師をめざすあなた、頑張って下さい。




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