週番日誌@佐藤智広研究室

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2005年メダカと愉快な仲間たち

2005年メダカと愉快な仲間たち


イトトンボ0507
▲7月13日イトトンボが羽化
この後、緑みが濃くなって飛んでいった

ミズカマキリ0504A
▲身体を乾かすミズカマキリ
胴体の茶色い羽で、やや紫色の黒く見える部分が折りたたまれた内側の羽
ペットボトル栽培のセリの台に上る
ここで産卵させる予定

ミズカマキリ0504B
▲水中で静止中のミズカマキリ
同居のヒメダカ(自家繁殖、ミズカマキリの餌用)はいい迷惑


●6月6日(月)
 ↓で卵を抱えたスジエビが今日未明(5日夜中)に子どもを放出したようで、糸くずのようなゾエアがケースの壁にへばりついている。慌てて親を網で掬って、元のメダカ水槽に帰す。どうもすでに親が子どもを食べたらしく、50匹とも100匹ともいうゾエアが見当たらない。わずか10匹程度しか確認できない(水草が多いのでなんとも言えないが)。
 “大潮の日”というのは飼育ケースでも大きくはずれないようで、今回も中潮・新月の前の晩だった。今回は約50日かかった。現在、もう1匹卵を抱えた親が居る。これは昨年うちで孵ったエビである。昨年孵ったG1はまだ身体が大きくなく、同じ親から産まれたものだけを入れている水槽には抱卵エビは見当たらない。少し身体が大きめで昨年採集したものと同居しているエビがG1の抱卵第1号となった。
 ゾエア期から稚エビ期はプランクトンを食べているようなので、プランクトンの溜まったプラケースからスポイトで水を移す。
 それにしても、エビばかり増えてどうするのだろう???一部はミズカマキリの餌になってはいるが、決定的な天敵もなく、もはや育てる場所がない。

●4月17日(日)
 昨日、ようやくミズカマキリの引越を終わらせた。ケースを移動させた都合で、クロメダカ水槽も引越をする。まだ水に慣れていないのに、新しい環境にするのは酷なのだが、仕方がない。で、先日ペットセンターで見つけた黒い土を濾過ジャリの代わりに使用してみる。これが案外良いのである。吸着効果&水草の養分という小ぶりな赤玉土程度の粒状の土なのだが、赤茶色だった濾過ジャリと違い、メダカが暗い色になっていった。保護色というか、クロメダカは環境によって体色を変える。うちでは濾過ジャリだったので、クロメダカと入っても、やや赤みを帯びた薄い色であったものが、みるみる“クロメダカ”らしい色になっていく。

 今日の発見は、クロメダカ水槽に同居中のスジエビ1匹が腹に卵を抱え始めたこと。1匹だけ腹が膨れ、どうやら抱卵期に入ったらしい。もう少ししたら、独立したケースに移動し、出産を待つ。スジエビの繁殖は昨年初めて成功したので、今年も何とか成功させたい(って引き取り手もないのに、増やしてどうするんだ!?)

 さて、今年登場のミズカマキリ。狭いケースから移され、ややゆとりある生活になった。今日は陽射しが適当にあったため、早速1頭(1匹)が台に上がって体を乾かし始める。「チャンス」とばかりにカメラを向ける。折りたたんだ羽の一部を開く(写真参照、茶色い羽の中央で紫みの黒い部分)ミズカマキリ。
 「やばいっ!」と思って蓋をした瞬間、ミズカマキリは羽ばたいた。残念ながら、蓋をしたほうが早く、飛び上がったミズカマキリは、あえなく蓋に当たって落下。何事もなかったかのように、水中を移動した。羽を開いた辺りもカマキリに似ている(分類上はまったく違う種類)。そしてその飛ぶ時の音は“バチバチッ”という感じで、結構ワイルドだった。本当に飛ぶんだなぁ。

●4月15日(金)
 今年初のクロメダカ産卵。昨年からの生き残り♀が腹に卵を5コ抱えているのを発見した。昨年よりも遅い産卵で、急いで別の小型ケースに水草と水(←勿論塩素を抜いたもの)を入れ、メダカを網で掬って卵を取り出す。無事孵りますように。


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