私のベストセラー



   私のベストセラー。
  本を読んで私は、世界が広いことを知った。
  本を書く人たちは、私を未知の世界へ、可能性へと導いてくれる。

  本を読んで私は、人生を何倍にもしていける。


国際フリーター
 国際フリーター、世界を翔る  中野有
(太陽企画出版・1500円)


 「生きがいをもって働く場所は地球全体で探す」。
 まえがきの一文に、そして表紙に惹かれ手にとった。坂本竜馬にあこがれ、
 アフリカ、アジア、ヨーロッパ、アメリカを働き歩き、「地球益」のために
 今も汗を書きつづけている中野さんのこれまでとこれから。「「理想
 を描くこと」は「感性豊かに考えること」である」とおっしゃる中野さんは、
 将来に向け壮大な夢を抱いている私自身にとっての”坂本竜馬”である。
  現在、ニュースの火種となっているあらゆる場所に縁のある中野さんの
 ストーリーには躍動感、地球を想う心、そして何より情熱をひしひしと感じ
 る。
  この一冊の中に、世界にはばたく私たちにとってヒントとなる言葉が多く
 隠されており、私も読むたびにマーカーで線を引いている。
  私はこの本を読んで、人生において広い意味での女版:坂本竜馬 になりたいと思った。




緒方貞子さん
 私の仕事ー国連難民高等弁務官の十年と平和の構築  緒方貞子
             (草思社・1600円)


2200万人の難民を救済するために、どのような国際協力が行われた
 のか、そこにはどんな問題がおきたのか。そして緒方さんはどう判断し対
 応したのか・・・・。
  「私は高等弁務官に就任するにあたって、日本には人道大国になってもら
 いたい、という期待を表明しました。いま、キーワードは「ソリダリティー
 (連帯)」だと思っています。遠い国の人々に対して連帯感がもてるかどう
 かが鍵です。」
  この一冊を読み終えて、まずは身の回りの人々、社会に対してソリダリテ
 ィーの意識をもって関わっていこうという思いを新たにしました。折に触れ
 て読み返す一冊です。



女性きぎょうか
  女性起業家  取材・文 山崎康弘 写真 木越由美子
            (アップフロントブックス/1300円)

起業をする人たちというのはどのような人たちで、どんな風に始めるのだ
 ろう?そんなひょんな興味から手にとった一冊です。帽子作家、留学図書館
 、SOHOネットワーク、タイムシェア美容室・・・。合計30人の女性が紹介
 されていますが、私が読んでまず思ったのは、誰もがすごしている普通の毎
 日の中で「生活をもっとよくしたい」「よりよく生きるために何かしたい」
 という気持ちが、彼女たちの根底に根強く流れているのだということでした。
 そしてそれが気づいたらビジネスとなり開花していた・・・。もちろんさま 
 ざまな苦労があり、試行錯誤があるのですが、なぜか読後感はとてもさわや
 かなのです。従来の慣習にとらわれることないナチュラルさが、心地いいの
 です。同じ女性として、生き方のヒントであり、心の中を柔軟にしたいとき
 に思わずページをめくる一冊です。












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